2009年7月 4日 (土)

躍る人(4)フォールズ・クラフト・ビレッジ(ビクトリア・フォールズ)

ジンバブエのビクトリア・フォールズには、巨大な滝という大自然を目的に訪れたわけだが、せっかくなので地元の文化にも少しぐらいは触れたい。ということで、「フォールズ・クラフト・ビレッジ」で開催されている民俗舞踊ショーへ。

ホテルから送迎バスで会場に到着すると、既になにやら演奏が始まっている。大小のマリンバ(のような楽器)が5台ほど並べられ、圧倒的なリズムとハーモニーを奏でている。すると、女性3人組が登場。こちらは歌手で、この歌声もなかなか。時々マリンバ隊の男たちが合唱に加わるが、こちらは歌はへたくそ。

素晴らしいと感嘆していたら、これは前座だった。そして前座が(エンターテインメントとしては)一番素晴らしかった。

ショーのメインは3つの部族の踊り手達が、それぞれの伝統的(と思われる)踊りを、伝統的(と思われる)装束に身を包み、代わる代わるそれぞれの踊りを展開する。長い竹馬状の棒2本を使った出初め式のようなアクロバティックあり、重い(と思われる)棒を歯で加えて持ち上げて踊るパフォーマンスあり、不思議な仮面を被ってのダンスあり、と多彩。楽器の演奏も含め、面白い。

中でもある部族は動物を模した踊りが登場するのだが、これが妙にリアル。下のダチョウの他に、象、ワニなど、衣装も動きもその動物らしさを的確に捉えていて目を引いた。
Falls_craft_village_in_victoria_fal
ダチョウが踊る

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2009年6月29日 (月)

躍る人(3)スーフィ・ダンス(カイロ)

カイロのマドラサ・スルタン・ゴーリーでは、夜にスーフィ・ダンスのショーが行われている。スーフィとは、神との一体感を求めて禁欲的な修行を行うイスラム神秘主義(スーフィズム)の信者のことで、修行の一貫として回旋舞踊を行うことで知られている。この踊りが観光客向けのショーとして行われている。

最初は楽器の演奏やらが続き、いよいよ回る踊り手達が登場。スカート状の服を着て、さらに丸い布を持って、ひたすら回り続ける。回るのでスカートや布が浮き上がり、それを持ち上げたり下げたりしてとにかく踊り(回り)続ける。

回り続けて目が回らないのかと心配になってくるが、踊り手達は平然と踊り(回り)続ける。なるほど、これなら一種のトランス状態に入ることができるだろう。もっとも、修行を積まないでいると、見ているだけで気持ちが悪くなってくるような気がしてくるが。
Sufi_dance_in_madrasa_sultan_goori_
回る回る

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2009年6月25日 (木)

躍る人(2)阿美族文化村のショー(花蓮)

台湾の花蓮では夜、時間があったので阿美族文化村の民俗舞踊ショーに出かけた。200元プラスホテルからの送迎バス往復100元で合計300元(2004年当時、約1000円)。当地で昔から暮らす少数民族の文化を紹介するものだ。

1時間ほどのショーで、民族衣装を着た人々が時に集団で、時に個人で躍り、最後は観客を招いてみんなで踊るという、民俗舞踊ショーの典型的なもの。なんだかよく分からなかったが、豊作を祈願した踊りなどは、日本でもありそうなもの。

正直、大して期待もしていなかったのだが、それなりに楽しめた。これがきっかけで、その後の旅行でも機会があればこの手のショーを見に行くようになった記念すべき(?)ショーである。
Ami_cultural_village_hualien
阿美族文化村【花蓮】

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2009年6月21日 (日)

躍る人(1)ファイヤー・ダンス(ホノルル)

旅行先ではその土地の伝統の民俗舞踊などがショーとして開催されていることが多い。安直ではあるが、それなりに面白いのも事実。そこでこれまで見聞きした民俗舞踊等について。

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ハワイの踊りと言えばフラ(フラダンス)。優雅でたゆたうようなその踊りは魅力的だが、素人からすれば、それだけ1~2時間見続けるほど面白いものではないのも事実。

しかし、ハワイはエンターテイメント大国・アメリカ。ダンス・ショーは伝統的な踊りを見せるだけでは終わらない(そういうまじめなショーもあるのかもしれないが)。見に行ったショーでは、ちゃんと飽きさせないよう、エルビス・プレスリーの物まねが登場したりして、いろいろ盛り上げる。

そして、(たしか)クライマックスは、火の着いた棒を振り回す、アクロバティックなファイヤーダンス。伝統的なものとはあまり思えなかったが、これが一番迫力があって、見応えがあった。
Fire_dance_in_honolulu
迫力のファイヤー・ダンス

後で調べてみると、このショーは「ハワイアン・ショー」ではなく、「ポリネシアン・ショー」という位置づけで、ファイヤー・ダンスはサモアのものらしい。一応、テーマを決めているが何でもありでとにかく盛り上げるという意味では、大変アメリカンなショーと言えるのかもしれない。

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2009年6月17日 (水)

空からの眺め(9)熱気球からバガン(ミャンマー)

パゴタ(仏塔)が林立するバガンは、是非上空から眺めたかったので、熱気球ツアーに参加。気球は出発前はくたっとしているが、バナーと送風機で熱風を中に送り込まれ、膨らんでいき、その後に人が乗り込んで、浮上となる。
Ballon_bagan
出発準備中【バガン】

乗っている間の姿勢などについて、簡単にレクチャーを受けて、いよいよ出発。気球から初日の出を眺め(この日は元旦)、大地に漂う霧や、朝日を受けて紅に染まるパゴダ群を眼下に眺める。

パゴタをかすめるような低空を飛んでいるかと思えば、するすると上空に上がっていき、遙か眼下に多くのパゴダ群が見えるようになったり。どうやって操縦しているのか分からなかったが、上下前後左右を何の制約もなく自在に気球は動き回る。
Bagan_from_hot_ballon
パガンのパゴダ群が遙か下に。まだ陽が低いので、パゴダや木々の影が長い。

時折、バナーの炎が燃え上がる音がする以外、風と鳥の声しか聞こえない静寂を、文字通り縦横無尽に、風に乗って動く。遠くに、近くに、パゴダを眺めるそのフライトは、まさに夢見心地であった。

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2009年6月13日 (土)

空からの眺め(8)セスナ機からタスマン氷河(ニュージーランド)

ニュージーランドのアオラキ(マウント・クック)では、セスナ機による遊覧飛行が行われている。出発地となるアオラキ・マウント・クック空港は、アオラキのビレッジから車で5~10分ほどの道沿いにある小さな空港。

アオラキの村自体が氷河が削ってできた巨大なU字谷の中にあるが、セスナはその谷を上流に向かって飛んでいく。最初は茶色い地面を川が流れているが、やがて景色は雪景色となり、谷には氷河が。
Tasman_glacier
タスマン氷河

そしてセスナは氷河の上に着陸する。車輪の前にスキー状の板が張り出すようになって、これで離着陸する。氷河から見える景色は、空と岩と氷(雪)だけ。静寂な世界が広がる。
Mount_cook_ski_planes
セスナの車輪とスキー(マウント・クック・スキープレーンズ)

ここからどうやって帰るのかと心配になるが、斜面を降りるようにして氷河を滑走路代わりに無事、離陸。帰りも眼下の氷河と谷、そして鋭角にそびえ立つ雪山の連なりを堪能した。

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2009年6月 8日 (月)

空からの眺め(7)熱気球からマリーバ(オーストラリア)

ケアンズを未明に出発し、近郊のまち「マリーバ」へ。熱気球に搭乗するためである。熱気球はそれ自体、アトラクションとして面白い。最初、地面に横たわっていた巨大な布きれが、バーナーで火をつけて、暖めた空気を入れるとどんどん膨らんでいき、そしてそれがゆっくりと浮かんでいく。不思議なもの。
Baloon_in_mareeba_2
そろそろ飛び立てる

気球は夜明け直前に飛び立つ。そのため、景色は朝焼けと朝霧。どうということもない草原だが、それが朝霧というか朝もやに包まれているだけで、幻想的に美しかった。
Mareeba_from_baloon
朝もやのメリーバ

降りる直前には地上を跳ねるカンガルーがみれたし、降りた後に客も一緒になって気球を片付ける(=折りたたむ)のも面白かった。もっとも165豪ドル(約14,000円)もかかり、リーズナブルかどうかは疑問が残るところ。

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2009年6月 3日 (水)

フランス旅行(7)実用情報

今回の旅行先は大変メジャーなところ。ガイドブック等、解説はあまたあるが、多少隙間的なことをいくつか。

■パリの地下鉄一日券
パリは地下鉄が本当に便利。あちこち走っている上に、短い間隔で運行され、ほとんど待つことがない。ロンドンのようにやたらとアクシデントがあるわけでもない。そのためこのまちの観光には地下鉄(というか公共交通全般)乗り放題の切符が有効。しかしいろいろ種類があって迷う。

一番安いのは、観光客用のICカードの「ナヴィゴ・デクヴェルト」。ただし1日券はなく、1週間で16.8ユーロ。しかも購入から1週間有効ではなく、その週の月曜から日曜が有効期間と定められており、今回の旅程には微妙に合わない。しかも購入時に5ユーロをカード発行料金としてとられる上、写真も貼らなければならない。地下鉄駅内には日本にもあるような写真撮影機があるが、これは4ユーロなり。

ということで、結局あまりお得ではないと判断し、1日券である「モビリス」を利用した。これは5.8ユーロ(1~2ゾーンの場合)。形は通常の切符と同じで、切符と同様に自動改札に投入して使用する。

■パリ→モンサンミッシェル
今回はTGVとバスを乗り継いで移動した。パリから日帰りする場合のモデルルートは以下の通り(2009年5月時点)。ただし、今回は復路は以下の時間のTGVが席を取れなかったため、1時間後のTGVでパリに戻った。
・往路
TGV:パリ・モンパルナス発9時5分発、レンヌ着11時8分
バス:レンヌ発11時半発、モンサンミッシェル着13時
・復路
バス:モンサンミッシェル発17時15分、レンヌ着18時45分
TGV:レンヌ発19時5分、パリ・モンパルナス駅着21時10分

なお、レンヌのバスターミナルは駅を出て右手にある。バスのチケットはターミナルの窓口では買えず、車内で支払うことになる。ただし、TGVとバスのセット販売もしているらしく、予めバスのチケットを持っている観光客も多数いた。

また、モンサンミッシェルでは、土手を渡り、王の門近くの入口そばまでバスが行く。帰りのバスも入口そばに立っている小さなバス停のポールから発車する。

バス代は、片道10.8ユーロ。ただし、60歳以上はシニア割引がある。

■TGVの席予約
TGVの指定席(全席指定)は、フランス国鉄「SNCF」のウェブサイトから予約できる。ここでは国を指定するよう求められるが、なぜか日本は表示されない。仕方ないので、「フランス」を選択して続行すると、表示がフランス語になり、訳し訳し予約する羽目に陥った。

TGVもユーロスターも、航空券に似ていて、条件の違いにより値段が違う席が何種類か同時に売られている。この点が日本の鉄道と異なるところ。今回は両者とも、2等席の最安券が売り切れで、1等席の最安券(キャンセル不可能)の方が2等席の通常券(キャンセル可能)よりも安かったので、前者を予約。1等席に乗ったのは生まれて初めてだったかも(間違えて1等席に座っていたことはあるが)。

■モンマルトルのフニクラ(ケーブルカー)
坂の多いモンマルトルだが、サクレ・クール寺院、テルトル広場など観光ポイントは丘の上にある。そのため、乗車時間1分ほどの短い区間ではあるが、丘の上と下を結ぶケーブルカーが運行されている。

RATP(パリ交通公団)が運行しているため、上述の1日券「モビリス」で利用できる。

■モンマルトルのプチトラン
正確なことはよく分からないが、サクレ・クール寺院の立つ広場を出発し、丘の下へと降り、アベス駅前、ピガール駅前、ムーラン・ルージュ前などを通って、再び丘を登って出発点に戻るルートで運行。モンマルトル一帯を手軽に観光できる。所要約30分でたしか5ユーロ。英語とフランス語のテープによる案内が流れている。途中で降りられれば便利なのだが、それが可能かどうかは不明(今回の利用時は誰も降りなかった)。
Montmartre_petit_train
モンマルトルのプチトラン。こんなものが一般道(それも狭い坂道まで)を走るのだから恐れ入る。

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2009年5月30日 (土)

ナショナル・ミュージアム(8')ルーブル美術館(パリ)<改>

数々の名画で知られるルーブル。一方、ここは「盗人博物館」としても、大英博物館と双璧をなす充実ぶりである。

古代ギリシャのミロのヴィーナス、サモトラケのニケ、古代エジプトの書記座像なども有名だが、何といってもここには「目には目を」で知られるハンムラビ法典がある。「これがあの有名な・・・!」という、美術も考古学もよく分からない素人旅行者にとっては最高の喜びを存分に味わうことができる。

Louvre_code_of_hammurabi
ハンムラビ法典【ルーブル美術館】

そして盗人博物館には共通のことだが、ここではフランス・ナショナリズムは全く感じられない。

一方、ここはモナリザを筆頭に西欧絵画の有名どころが目白押しであり、元宮殿だけに建物の内装自体が美術品だし、ガラスのピラミッドのように20世紀のアートまである。そう、ここは単純に「美術の殿堂」。パリは芸術の都と称されるが、その象徴がルーブルなのである。

芸術の都としてのパリは、「フランス」の都にとどまらない。フランス人とかパリ生まれとか、そういうことは関係なく、世界中から芸術を愛し、志す人々が集まるまち。それがパリなのである。これも一種のウィンブルドン現象。そしてルーブルは、「フランスの首都」としてではなく、「(世界のないし欧州の)芸術の都」としての、パリの象徴なのである。

Muse_du_louvre
元宮殿とガラスのピラミッドが競演【ルーブル美術館】

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2009年5月27日 (水)

フランス旅行(6)パリ

5月11日
地下鉄でシャイヨー宮へ。ここからみるエッフェル塔の姿は美しい。町中にあふれるシンメトリーが、ここにもある。が、霧雨。エッフェル塔まで歩くと、またも行列。しかもなかなか動かない。冷たい風が吹き付けてきたこともあって、入場は断念。

雨が本降りになってきたので、雨宿りも兼ねてシャイヨー宮内の建築・文化遺産博物館へ。入場時間前だったので、開場までしばし待つ。中は建物の一部(教会の扉など)が展示してあり、不思議な雰囲気。本物かレプリカなのか、よく分からないが。その後地下鉄で百貨店「ギャラリー・ラファイエット」へ。土産などを買い物後、昨日に引き続き日本料理街でラーメンの昼食。

その後、地下鉄でアンヴァリッドへ。その中の「ドーム教会」に入ると、これまた広く高い内部に圧倒される。中央祭壇にある、大理石によるねじれた柱も素晴らしい。黄色いステンドグラスがあるので、黄金に輝いて見える。そして吹き抜けの下の地下階には、ナポレオン一世の墓が。墓自体はたいしたことないが、巨大なドームの下に、地面を掘り下げたような円形の空間に墓が鎮座する、その空間構成が素晴らしい。
Invalides_in_paris
アンヴァリッドは周りのフランス庭園もまた美しい。

その後、地下鉄でモンパルナスへ移動。有名カフェシリーズ第三弾「ル・ドーム」へ。何かケーキの類はないか聞いたら、「これしかない」と巨大なミルフィーユを持ってきた。ややためらったが、これがパリ最後の飲食になるので、せっかくなので注文。カフェ・クレマも含め美味だった。店の内装も重厚で美しい。トイレも美しい。

ホテルへ戻り、タクシーで空港へ。高速道路に入ると、そこは渋滞だった。しばらく渋滞から抜け出せず、やきもきするが、70分ほどでシャルル・ド・ゴール空港に到着。

そして全日空で成田へ。

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