ネパール旅行(5)バクタプル、チャング・ナラヤン
5月4日
午前4時半頃からヒンズー教寺院に参拝の人が打ち鳴らす鐘の音がやまない。眠れやしない。窓を開け外を見ると、トウマディ広場がひろがっているのが見える。最高の立地ではないか。食堂になっているテラスからはさらに広場がよく見える。鳩、烏、雀が飛び交い、地上では商売を始めている人、寺院で祈る人、歩いてあるいはバイクに乗ってどこかに向かう人。カトマンズやパタンほど人は多くない。ほどよい賑やかさ。ぼーっと見ていて飽きない。テラスに1時間以上居座って、この景色を眺め続ける。至福の時間。
ホテルを出て、広場のニャタポラ寺院へ上る。次いで鐘がうるさかったバイラヴナート寺院へ行くと、掃除をしていたじいさんに話しかけられ、これがシヴァ神、これが・・・と解説されたあげく、ここに5ルピー札を置き(金額指定)、壁に塗ってある赤い粉を額に付けなさいと指示される。せっかくなのでやってみる。赤い塗料はものすごく濃くて、手に着いたものがなかなか落ちない。地元の人はさらに供えられている草花をちぎって自分の頭の上に付けている。・・・そして5ルピー札は目の前でじいさんに回収された。
今度はふらりと広場から出てみる。通りがそのまま市場になっている。職住近接というのか、小さな工場(鉄工、ミシンを使っての縫製やら)もそこかしこに。足下には犬が、鶏が、そしたまには牛や山羊も寝そべったり駆け回ったり。通学時間なのか、子供の姿も多い。
そのまま、まちの中心、ダルバール広場へ。パタンやカトマンズ同様、様式の異なる建物が次から次へと現れる。ただ、何となく広すぎて(人もそんなにいない)だだっ広い感がありいまいち。広場内のナショナル・アート・ミュージアムもいまいち。
広場を抜けてさらに歩く。名物のヨーグルト「ズーズー・ダウ」があったので食べてみる。少し硬めのヨーグルトで、甘く、冷たく、おいしい。
目当てのバスがなかなか来ず、20分ほど待ってバスで30分強でチャング・ナラヤンへ。参道を15分ほど登るとチャング・ナラヤン寺院。ネパール最古とされるヒンズー教寺院で、木の彫刻が素晴らしい。境内にある「Living Tradition Museum」は名前の通り、民俗博物館の類だが、美しくディスプレーされていて、よい。しかし部屋は一つだけ。参道の途中にあるチャング博物館も民俗博系。コインが充実。小学生の団体が見学来ていた。制服を着ていたが、いいところのお坊ちゃん、お嬢ちゃんだったのだろうか。バス停近くの食堂でチョウメン(焼きそば)とミルクティを食した後、バスでバクタプルに戻る。
トウマディ広場を通過【バクタプル】
ダルバール広場脇の道を歩いて、タチュパル広場へ。広場に面した木彫博物館は、展示品より建物の木彫りが美しい。その後、近くの通りの「ピーコックの窓」をはじめとした木彫りの美しい窓を眺めた後、広場より東へ延びる商店街を進む。門があってそこで旧市街は終わり。門近くの食堂でモモ(ギョウザ)を食べる。丸形のネワール様式。中身は辛く、ようはカレーギョウザ。
その後、タチュパル広場に戻り、広場を見下ろすレストランで、ラッシー(ヨーグルトドリンク)を飲みながらぼーっと人間(及び犬、山羊)観察。
夕食はトウマディ広場近くのレストランで。停電のためロウソクの明かりの下、トゥクパ(チベットのうどんのようなもの)を。辛いなんてもんじゃない。舌が、唇が、そして喉がひりつく。唇が痛くて、麺をすすることも苦行。チベットではこんなに辛くなかったのではないか。ネパールの仕業と思われる。食事くらい楽にさせて欲しい。鼻水もでまくり。食後は半ば、茫然自失。
その後はトウマディ広場で再びぼーっと。ライトアップなどしていないヒンズー教寺院のテラスでは、男たちが座り、太鼓、金属のお椀のような打楽器を打ち鳴らし、そして唄う。これが「バジャン」(宗教音楽)というやつか。しばし聞き入る。



























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