2016年9月24日 (土)

タンザニア旅行(5)セレンゲティ国立公園、オルドバイ峡谷

8月31日
今日も目覚ましをかけず目が覚めて日の出を拝む。大小のヒヒがくんずほぐれつと取っ組み合い。時々、交尾も。岩の上にはイワハイラックスが出てきた。車に積むバナナの箱にヒヒが手を突っ込む。慌てて追い払うが、人が離れるとすぐにヒヒが近づいてくる。油断ならない。

8時半過ぎにサファリに出発。ライオン、ジャッカル、キリン、バッファロー、コンゴニ、ゾウなど。池の周りに20台近い車が集まっている。近づくとメスライオンとインパラが向き合って互いにじっとしている。しばし静寂の時が流れた後、ライオンが飛び出す。が、ほかの車が邪魔になってその後の展開が見えない。その後、のそのそとライオンが戻ってきたので、インパラは逃げおおせたのであろう。

続いて遠くにチーターを発見。さらにやや近くの木の下にいるチーターも。さらにはライラックニシブッポウソウ、カバ、ハイエナ、ナイルワニ、チャムネハチクイなど。先ほどのライオンのいた池に戻ると、イボイノシシ、トムソンガゼル、ワニ、エジプトガン、各種のコウが集まっている。

最初に泊まったキャンプ・サイト近くではメスライオンが赤ちゃんライオンを2頭連れて歩いている。さらには道を横断する際、母ライオンが子ライオンを(1頭)加えて運んでいる。可愛すぎる。
Lions_in_serengeti
クロネコヤマトのマークと同じ【セレンゲティ国立公園】

フタオビスナバシリ(ツバメチドリ科の鳥)を見た後、食事後で口の周りを血で染めたチーターが。さらには飛ぶことができる鳥としては世界最大というアフリカオオノガン。

ナービ・ヒル・ゲートでランチ後、セレンゲティ国立公園とンゴロンゴロ保全地域の境界を通過。早速、マサイ族が放牧しているのが見える。ンゴロンゴロではマサイの放牧が認められているのだ。セレンゲティ平原自体は、セレンゲティ国立公園とンゴロンゴロ保全地域にまたがって広がっているので、同じような平原なのに線を越えるとマサイが現れるというわけである。さらにはチップ目当てと思しきマサイの人々が道路脇で手を出しながら待機。その一方でキリンが歩いていたりする。

16時10分過ぎにオルドバイ峡谷に到着。アウストラロピテクス・ボイセイの化石やその後の時代の石器が発見された場所。まずは峡谷を見下ろす。米国のモニュメント・バレーにある岩山「ビュート」のような丘がみえる。ひとしきりレクチャーを受けた後、博物館へ。アウストラロピテクスの頭蓋骨(たぶんレプリカ)、道具として使われた動物の骨や様々な石器、近くのラエトリ遺跡でみつかった人の足跡の化石(のレプリカ)などが展示されている。日本人探検家、関野吉晴の「グレート・ジャーニー」の終着点がラエトリで、その直前にここにも立ち寄っていることから、彼の使った自転車や靴が展示されている。そしてどうやら、靴下の上から蚊に食われた。

日没が近づいている。車は今夜泊まるキャンプ・サイトへと急ぐ。キリンが悠然と斜面を走るが、写真ストップの余裕がない。18時前にンゴロンゴロのクレーターのふちにあるキャンプ場に到着。クレーター内も少し見える。クレーターと逆方向に日が沈んでいく。日没前に間に合った。テントの数がすごい。シャワーもやや温い(冷たくない、という程度だが)。真っ暗な中、ゾウが給水塔に水を飲みに来て、真っ暗な森の中へと帰っていった。そんなキャンプ場。

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2016年9月20日 (火)

タンザニア旅行(4)セレンゲティ国立公園

トイレがそこそこきれいで感心。ここで下痢。8時前にサファリに出発。今日はセレンゲティ国立公園北部のロボ・エリアを周り、同じキャンプに戻るという日程。まずはバッファロー、インパラ、そして今日の主役、ヌーとシマウマの群れ。マダラハゲワシ、カオジロハゲワシ、ハダダトキ、アオサギ、ゴマバラワシと鳥もいろいろ。

近くに遠くにと50~100頭ぐらいはいるのではないかというインパラの群れが。一部が道路をジャンプしながらわたっていく。さらにイボイノシシ、遠くにハイエナ、トムソンガゼル。地面が黒いところがあるが、これはレンジャーが野焼きしているとのこと。新しい草が生える、動物が焼けた草を食べると寄生虫を下す薬になる、ツェツェバエの除去などいろいろ理由があるらしい。縦横無尽に道路(ただし未舗装)が整備されていることと言い、決して「手つかずの自然」というわけではない。

コンゴニ(アンテロープの一種)、トピ、イボイノシシと次々に現れる。ヌーとシマウマが大移動をしていて、あちこちで見かける。そこにダチョウ、エランド(アンテロープの一種)などが加わったりする。インパラやトムソンガゼルもよく見る。近くに遠くに、そうした動物が点在するスケール感は、写真ではうまく撮れない。

さらにはカラフルなライラックニシブッポウソウ、カオジロハゲワシ、目の周りが黒いエジプトガン、そしてウォーターバック(アンテロープの一種)、そして、マサイキリン、イボイノシシ。木の近くにはヒヒが、水辺にはリードバック(アンテロープの一種)が。ホロホロチョウも見た。

ランチ後、運転しながらドライバーが片手で何かを捕まえる。ツェツェバエだという。遠くの動物だけでなく、近くのハエの動きまで見えるのか。恐るべき視力。

広大な平原を走る。決して単調な景色ではなく、次々と地形や植生が変わる。草原にはグランツガゼル、岩の上にエランド。さらにコンゴニ、バッファロー。遠くでイボイノシシ同士がけんかしている。トピ、ウォーターバック、シマウマ、ヌー、ヒヒ、インパラ、再びライラックニシブッポウソウ。そして地味にトンビも飛んでいる。

ヌーの行列へ向かって車は進む。少し崖になっている川へヌーが下りていく。これは川渡りを見られるか、と期待したが、車が近づいていくとヌーは慌てて元いたところに上がってきた。さらに進み、エランド、ブッシュバック。ヌーとシマウマの群れの向こうにゾウの群れ。さらにあっちにもこっちにも、目の前にも遠方にもヌーがいて、360度見渡した範囲内に数百頭はいるのではないかと思われる。
Wildebeest_in_serengeti
ヌーの群れ【セレンゲティ国立公園】

さらにバッファロー、アフリカハゲコウ、ディクディク(アンテロープの一種)。そしてまたマサイキリン。今度は全部で9頭いて、少しずつ距離を置いて半円状に並びながら、じっとこっちを見ている。さらにシロクロオナガモズ、ハゲワシの何か、ダチョウ、オウカンゲリ、ヒヒ、バッファロー、ゾウ、シマウマとインパラ、とみて今日は終了。

今夜は昨日よりさらに風が強く、テントごと吹き飛ばされるのではないかと思うほどだった。

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2016年9月16日 (金)

タンザニア旅行(3)セレンゲティ国立公園

8月29日
朝、シャワーを浴びようとしたが水が出ない。それにこの寒さ。乾燥しているしシャワーはあきらめる。6時40分頃に日の出を眺めた後、朝食。様々な鳥の鳴き声の共演が周囲で奏でられる。日が上がってくると、イワハイラックス、そしてコビトマングースらしきものが岩場にでてくる。サファリに出る前からメモリーカードを消費。

9時過ぎにサファリに出発。サバンナにはアンテロープないしレイヨウと呼ばれるウシ科の動物が多いが、まずはその仲間であるトピ、インパラ、トムソンガゼルをみる。ついでにイボイノシシも。次いで30頭以上のゾウの群れに遭遇。小象を含め、ひたすら草を食べている。それをじっくり眺める。ゆったり流れる時間。

飛んでいるダルマワシ、水辺の鳥たち、そして「食事している」とガイドは説明するが、裸眼では全く見えないライオンなどを見ながらランド・クルーザーは進む。ソーセージ・ツリーの周りにランクルが集まっていると思ったら、ヒョウがお休み中。といっても望遠レンズでないとよく見えない。時折前足で頭をかくしぐさがネコ科っぽい。車はさらに集まり、最大18台までに達した。

トムソンガゼル、イボイノシシ、アフリカトキコウ(コウノトリの仲間)が仲良く食事している姿、道沿いのマサイキリン、草むらに隠れるサーバル(ネコ科)、木が生えているエリアではヒヒ、さらにはバッファロー、シマウマなどを眺めた後、ランチ。コオナガテリムク(ムクドリの一種)が遊びに飛んでくる。サバンナモンキーもやってくる。

近くに「カバ・プール」があるというので見に行く。泥沼に50頭以上のカバがひしめき合う異様な光景。何かのお仕置きのようだ。時折フーという音を上げて首を上げるカバがいる。やはり苦しいのか。蝶のようにヒラヒラ動くものがあると思ったら、カバたちの耳だった。少し離れたところに1頭だけ起きて水を飲んでいるはぐれカバがいたが、写真を撮っていたらやはり泥中に寝そべってしまった。

食後、出発。コンゴニ(アンテロープの一種)、キリン、川の名残の水場に集まるゾウ、シマウマ、再びゾウ、セグロジャッカルなど次々と。バッファローの群れが道を横断しているところで車を停めたら、先に道をすでに渡っていた数頭のバッファローは走って反対側に戻っていった。やはりみんな一緒でないとまずいのか。群れは分断されると危険なのか。悪いことをした。
Elephants_in_serengeti
水に集まるゾウ【セレンゲティ国立公園】

しなやかにジャンプしながら逃げていくトピはかっこいい。子(?)のヌーの死体の近くではメスライオンが毛づくろい中。さらにインパラ、ヌー、シマウマ、赤い皮膚が目立つミナミジサイチョウ、トピ、ミミヒダハゲワシ、ホロホロ鳥などをみながら移動し、日没前にセレンゲティ国立公園の北部、ロボ地区にあるキャンプサイトに到着。強い風が吹き続け、虫よけにはちょうどいい。

日が沈み、夕食も終わるとすべての灯りが消される。全天を星屑が覆う。星以外の明かりは地平線上に光る別のキャンプ地か何かがあるだけだが、目が慣れてくると山影などが見える。まさに、星明り。

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2016年9月13日 (火)

タンザニア旅行(2)ムト・ワ・ンブ、ンゴロンゴロ、セレンゲティ

8月28日
6時半ごろ、ホテルの食堂へ。閉まっている。フロントに言うと7時からだという。昨日、6時半に開けると言われたんだけど、というと、渋々という感じで準備を始める。パンに紅茶、それにミルクなしでシリアルを食らう。いつ切ったかわからないフルーツは遠慮しておく。

6時45分、時間通りにサファリツアーの車が迎えに来る。まずはツアー会社のオフィスに行ってブリーフィング。そして7時40分頃出発。90分弱走って、マクユニという集落で休憩。土産売りがやたら「アズマカンペイ」と言ってくる。間寛平のことらしい。誰かが日本人が喜ぶとでも教えたのか。再び走り始めると、大地溝帯だという崖が見えてくる。

30分強でムト・ワ・ンブという村へ。別のツアー客と合流して地元ガイドに連れられて村巡り。まずは稲の育て方のレクチャー。日本とあまり変わらない気がする。薬草などいろいろ役に立つ植物やらの説明の後、モザンビークから移り住んできたというマコンデ族の工房・ショップ(といっても農家の庭先という感じだが)へ。木彫りがメイン。さらにはバナナの貯蔵庫、バナナ・ビールにバナナ・ワインの試飲(後者の方がビールっぽかった)、さらには村を出てマニヤラ国立公園の入口まで歩いて、村歩き終了。

11時半過ぎには車に戻り大地溝帯の崖を登ってゆく。途中、二度ほど写真ストップしてくれたが、ともに木が邪魔して大地溝帯がよく見えない。結局、大地溝帯の見学はこれで終了。崖を歩いて登る、と聞いていたのだが、村巡りに勝手に置き換えられた模様。それはそれで面白かったが。

車は走り、ンゴロンゴロ保全地域内へ。クレーターのヘリを上がっていく。ヘリの外側の森はうっそうとしている。13時10分頃、展望台に到着。クレーターというかカルデラの内部を見下ろす。黒い点々はバッファローとのこと。裸眼でなぜわかる。

少し走った後、ピクニック・ランチに。身長1mぐらいのアフリカハゲコウ(コウノトリの一種)が3~4羽、至近距離までやってきてこちらをじっと見る。前に後ろにと立たれると妙に怖い。お互い何もしないけど。再び車へ。ンゴロンゴロ保全地域内はマサイ族が放牧を行っている。そのため、シマウマなどの野生動物と人の放牧する牛やヤギ、ヒツジ、ロバなどが共存する不思議な地区。

100分ほど走り、セレンゲティ国立公園のエリアへ。このあたりはまさに「エンドレス・プレイン」なセレンゲティ平原が広がる。いきなりトムソン(たぶん)ガゼルの群れが。が、そんなの珍しくないとばかりに車はもうスピードで走り抜ける。どうやら予定より遅れているらしい。

20分ほど走って同公園のメインゲートである「ナービ・ヒル・ゲート」に到着。岩山「コピ」に上ると、平原を見渡せる。足下を多くのトカゲたちが走る。赤と青の派手なトカゲ、レインボー・アガマも。岩山の下ではツキノワテリムクやチャバラテリムク(ともにムクドリの一種)などの小鳥も飛んだり歩いたり。ひょこひょこ歩いてはピタッと止まって首を上げるしぐさが面白い。

さて、公園入場の手続きが終わったとのことで、車でいよいよセレンゲティ国立公園の主要エリアへ。ダチョウ、トムソンガゼル、グラントガゼル、とみて、いきなり雄ライオン2頭。並んで寝そべっている。タテガミが風にゆれる。車は近くに寄っていくので、急に起き上がったら、と思うと怖い。

「クイック、クイック」とせかされながら、キリン、アフリカトキコウ(コウノトリの一種)、木の上のヒョウ、ゾウの群れ、と次々に写真に収める。18時半過ぎに今日のキャンプ・サイトに到着。赤い夕陽が沈んでゆく。ウェットティッシュで顔を拭くと真っ茶色。標高は1400mほどで、冷えてくる。
Leopard_in_serengeti
暗くと遠くてそのときはよくわからなかったが、写真を見ると顔を上げていたヒョウ【セレンゲティ】

テント設営、夕食準備に時間がかかり、食事にありつけたのは21時過ぎ。もう真っ暗。シャワーはあきらめた。星空が降ってくるようで、それは素晴らしい。

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2016年9月10日 (土)

タンザニア旅行(1)アルーシャ

2016年8月26日(金)
成田エクスプレスで成田へ。喉が痛く咳が止まらない上に、マラリア予防薬の副作用なのか頭痛と発熱がある気がする。カタール航空のチェックインでは、荷物はすべて手荷物でと言ったら「一応測ります」となり、あえなく重量オーバー。マッチはダメ、カメラのバッテリーもダメ、と断続的に預け荷物不可のものに気付き、その都度詰めなおし。大迷惑。

そして22時20分過ぎ離陸のカタール航空でドーハへ。

8月27日
10時間20分のフライトでドーハに到着。割とよく寝た。喉痛と鼻水は止まらないが、熱と頭痛のピークは越えた。真新しいターミナルを延々と歩く。ターミナル内の列車は試運転をしている。早く営業運転を始めてほしい。セキュリティ・チェックを受けて、出発エリアへ。「アラビア・コーヒー」というメニューのあるカフェへ。ミルクとカルダモンとサフランが入っているというコーヒーがアラビックなポットに入って出てくる。それと「フレーバー・オブ・フムス」を注文。アラブ風のパン(「ピタ」か)にフムス(ひよこ豆のペースト)や野菜を刻んだもののセット。アラブな雰囲気を少しだけ味わう。とはいえ、乗客もスタッフも、極めて多民族で、アラブにいる気はあまりしない。

そして9時少し前発のカタール航空で5時間強でタンザニアはキリマンジャロ国際空港に到着。国際空港とはいえ、ATMがなく、両替所があるのみ。シャトルバスがあると「歩き方」にはあったが、カタール航空に合わせて運行されているわけではないらしく、バスはもうないといわれる。結局、タクシーに乗車。道路はよく整備されている、と思っていたら、工事中の個所(やたらと中国製の重機や車両が目立つ)が増え続け、その前後で渋滞が断続的に発生。美しいメルー山(キリマンジャロに次ぎ、タンザニアで二番目に高い山)が見えてきた。と思ったら、アルーシャの町に到着。1時間15分かかった。
Mt_meru_from_arusha
アルーシャの町から見たメルー山

町のATMを4か所試してようやく金を降ろすことに成功。ホテルが多い地区のためか、割と客引きが声をかけてくる。キリマンジャロの麓でしか採れないという青い宝石、「タンザナイト」のショップ兼展示施設「タンザナイト・エクスペリエンス」へ。採掘から加工まで、鉱山のトンネルを模した部屋まで用意してひとしきり説明してくれる。もちろん最後は販売コーナー。まあ、見るだけでも価値がある。

結婚式か何かなのか、リボンで飾った車や、楽隊や合唱隊が荷台に乗り込んだトラックが隊列を組んで走り回っている。夕食によさそうな食堂があったが、「ローカルフードを食べたい」と言ったら「フィニッシュ」と言われてしまった。隣の「歩き方」掲載の食堂へ。ここで「ウガリ・フィッシュ」を。ウガリとはトウモロコシなどの粉をこねて蒸したもの。ナイフで切って食べるぐらいの固さになっている。そして魚(たぶん、テラピア)は丸ごと塩焼きにしたもの。冷めているが。骨だらけだが、魚食人種のプライドをかけて食べきる。さっぱりしてよし。付け合わせのホウレンソウのような野菜(「スクマ」というやつか)や、野菜いため、トマトスープらしきものもよし。

その後、白人客の多いカフェへ。「シングル・ハウス・コーヒー」を頼んだら、縦長のカップになみなみと注がれてでてきた。なかなか美味。この国では紅茶の方がポピュラーなようだが。

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2016年9月 7日 (水)

猫だらけ(11)北京

北京にある広大な庭園というか公園、頤和園。そこにも猫が。
Cat_in_beijing
何に鳴いているのか【北京】

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2016年9月 4日 (日)

猫だらけ(10)サナア

イエメンの首都サナアの最終日。名残惜しく旧市街を歩き続ける。最後に何度も行き来したイエメン門(バーバルヤマン)へ上り、門前の広場を見下ろす。眼下には歩いたり、あるいは地べたに座ったりして過ごす人々の喧騒が。

門の上の城壁では猫が何かをじっと見つめていた。
Cat_in_sanaa
君はなにを見てる【サナア】

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2016年9月 1日 (木)

猫だらけ(9)マフウィート

イエメン北部の山岳地帯の集落、マフウィート。断崖絶壁を見下ろし、崖にへばりつくように家並みが広がる。そんな場所にも猫はいる。
Cat_in_almahwit
柔らかく睨む。【マフウィート】

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2016年8月29日 (月)

猫だらけ(8)アルベロベッロ

円錐状の屋根を載せた家「トルッリ」が立ち並ぶ南イタリアのまち、アルベロベッロ。そんなまちを一匹の猫が行く。
Cat_in_alberobello
気高く、堂々と。【アルベロベッロ】

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2016年8月26日 (金)

猫だらけ(7)ノヴゴロド

ロシアの古都、ノヴゴロドで教会巡り。そんなさなか。
Cat_in_novgorod
子猫も教会の間を巡る【ノヴゴロド】

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2016年8月23日 (火)

猫だらけ(6)チャムパーサック

ワット・プー観光の拠点となる、ラオス南部の町、チャムパーサック。メコン川をのぞむ、宿の食堂にて。
Cat_in_champasak
食後、一緒にのんびりと【チャンパーサック】

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2016年8月20日 (土)

猫だらけ(5)キリニ

ザキントス島に向かうフェリーが出る港町、キリニ。1時間半以上待つことになり、かといって何か見所があるわけでなく、カフェに入って食べたり飲みたりしたいものがあるわけでもない。結局木陰でぼーっと待つのみ。

カフェの中も外もそういう待ち人だらけな中、人間同様まったりとした雰囲気を漂わせる猫もいた。
Cat_in_kyllini_greece
君も暇そうだね【キリニ】

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2016年8月17日 (水)

猫だらけ(4)サルト

ヨルダンの坂がちの町、サルトにて。
Cat_in_salt_jorudan
木陰で一休み【サルト】

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2016年8月14日 (日)

猫だらけ(3)柳川

街中の堀を舟で巡ることができる福岡県の水郷・柳川。水辺には(一部だが)遊歩道も整備されている。

そんな遊歩道にたたずむ猫、一匹。
Cat_in_yanagawa
君は何を見てる【柳川】

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2016年8月11日 (木)

猫だらけ(2)メキシコ・シティ

メキシコ・シティのホテル・フロントにいた猫。紙筒に激しくじゃれていた。
Cat_in_mexico_city
この筒は僕のもの【メキシコ・シティ】

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2016年8月 8日 (月)

猫だらけ(1)バンコク

タイのバンコク、ワット・アルン。名物の大仏塔の周りは猫たちのねぐらと化していた。そのうちの一匹。
Cat_at_wat_arun_in_bangkok
午睡を貪る【ワット・アルン(バンコク)】

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2016年8月 5日 (金)

日本の世界遺産(12)ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-

2016年登録の最新の世界遺産である。シリアル・ノミネーション、それもヨーロッパ、アジア、南米の7か国にまたがる17の建物等が対象。といっても半分以上がフランス国内だが。

東京の国立西洋美術館が含まれるので、一応「日本の世界遺産」としてご紹介。
National_museum_of_western_art_in_t
東京にも世界遺産誕生【国立西洋美術館】

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2016年8月 2日 (火)

日本の世界遺産(11)明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業

最近登録の世界遺産はテーマとストーリーが重視される。そのため、テーマに合わせて離れた場所にある様々な施設などをひとくくりにする「シリアル・ノミネーション」により世界遺産とされる例もでてきた。その一つがこれ。もともとは九州の近代化産業遺産ということだったのが、紆余曲折の末、萩、韮山、釜石と、地理的には日本全体に広がった。一方で、製鉄・製鋼、造船、石炭と、産業的には限定され、前年に登録された富岡製糸所との差別化が図られている。

構成資産とされているのは軍艦島、長崎造船所、八幡製鉄所、それに萩城下町など。世界遺産登録ということがなければ、これらが一緒くたにされることはなかったであろう。人為的世界遺産とでも言えようか。
Former_glover_house_in_nagasaki
構成資産の一つ、旧グラバー邸【長崎】

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2016年7月30日 (土)

日本の世界遺産(10)富士山―信仰の対象と芸術の源泉

富士山はおそらく世界的にも知名度が高く、日本のシンボルと言える存在である。しかしこれをあえて「世界遺産」として登録するのは難しかったようで、最初は自然遺産として登録を目指したが、火山として、あるいはその生態系において何か世界の中で特異なものであるわけでもなく、また環境面(ごみ)で問題があるとされ、登録への推薦は見送られた。

そこで次に文化遺産として登録が目指された。紆余曲折の末、「信仰の対象と芸術の源泉」という、恐らく富士山級の知名度がなければおよそ認められることはなかったのではないかと疑われる名目でその価値が認められ、世界遺産登録に至っている。

登録に至って最後までもめたのは、三保の松原を含むかどうかだった。富士山本体から地理的に離れているし、三保の松原がなくても富士山の価値は変わらないと思う。逆に富士山なしでも三保の松原の美しさは変わることはないと思うのだが。

なお、三保の松原で有名な「羽衣の松」は、本物は富士山の宝永噴火(1707年)で海中に沈んでしまったらしい。今あるのは2010年に「認定」された三代目。下の写真はその前の二代目で、その後立ち枯れが進み、幹の一部を残して伐採されてしまったとのこと。いろいろ残念。
The_feathered_robe_in_miho_pine_gro
ろくな写真がないがこれが二代目羽衣の松【三保の松原】

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2016年7月27日 (水)

日本の世界遺産(9)平泉―仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群―

世界遺産の登録が始まってからしばらくは、これは人類が共有すべき普遍的な価値がある、人類の宝だ、と文句なく言えるようなところばかりだったのではないかと思う。しかし次第にそうした超一級(?)の遺産の登録は一通り終わり、それでも登録申請は後を絶たず、世界遺産登録自体がある種、目的化するような風潮が現れるにつれ、登録申請の審査をいかに通過するか、というテクニックが重視されるようになってきたように感じる。

そこで求められるのはどうやら「テーマ」や「ストーリー」のようである。世界遺産委員会での審査、およびその前の国際記念物遺跡会議(ICOMOS)ないし「国際自然保護連合(IUCN)」による勧告において、いかに世界遺産登録基準を満たしているかを説明できるためには、いかに価値を説明するか、差別化するか、が問われるからだ。

平泉は国内では有名な歴史的なスポットであり観光地であったが、それは日本の中心だった京都以外の地方において、中尊寺金色堂に代表される華やかな文化が花開いたところであり、そして源平の争いから鎌倉幕府樹立に至る歴史の中での重要な役割を果たしたという点があったからだと思う。しかし、それは日本国内では価値のあることと認識されるとしても、人類全体としての価値があるかを問われる世界遺産の基準として訴求する力は弱い。

そのためか平泉の世界遺産登録は当初「浄土思想を基調とする文化的景観」という副題がつけられて申請された。不勉強ながら平泉を「文化的景観」というような点で価値あるものと認識したことはなかった。しかも、聞いたことのない遺跡やら「農村景観」やらがその構成資産候補に含まれている。平泉の価値はそこなのか、という疑問を禁じえなかった。

そしてそれがICOMOSから登録延期を勧告されると、名称を「仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群」に変更、構成資産も浄土思想関係に絞られ、それが評価されたのか、無事登録に至った。

いまや「覆堂」内のガラスケースに押し込められてしまっている金色堂も、個人的には一番印象深かった毛越寺の庭園も浄土思想に関連するもの。なので、こうしたストーリーで世界遺産登録を勝ち取る、というのは妥当なものなのであろう。なんとなく腑に落ちないものは感じるのであるが。
Motsuji_temple_in_hiraizumi
毛越寺の浄土式庭園【平泉】

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