2009年12月22日 (火)

アニマルプラネット(6)牛(ラウターブルンネン)

旅の思い出には視覚や味覚だけではなく、聴覚や嗅覚、触覚が伴うこともある。スイスのラウターブルンネンのハイキングで覚えているのは、青空の雪山と下、タンポポの黄色を散らした鮮烈なまでの緑の牧場、といった目に映る風景だけではない。

そこかしこにいた牛たちがつけていた、カウベル。その音が今でも耳に残る。この日のハイキングは天候も良くて、(日が陰る前までは)異様なまでに満足度が高かったのだが、それは目と耳とでアルプスの景色を堪能できたからなのかもしれない。
Cow_bell_in_lauterbrunnen
そんな表情で見つめられても困る。

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2009年12月13日 (日)

アニマルプラネット(5)牛(デリー)

インドの動物と言えば、ヒンズー教では聖なる存在である牛。

街中にもいると聞いていたが、本当にいた。デリーのような大都会の雑踏を普通に牛が歩いていたりする。聖なる動物と言うよりは、野良牛という感じではあったが。

インドはゴミ処理のシステムがうまく機能していないようで、街中にゴミの山が気付かれていることがままあったが、そこを牛が食べ物探してよく跋扈していた。
Cow_in_delhi
デリーの街なかの牛。違和感があるようなないような

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2009年12月 7日 (月)

アニマルプラネット(4)アルパカ(ペルー)

ペルーではラクダの仲間であるアルパカやリャマにたびたび出逢うことができる。家畜として飼われていることが多いようだ。道沿いのちょっとした市場みたいな所に佇んでいることもあれば、マチュピチュのように遺跡の中にいる場合もいる。

もっとも両者の区別はよく分からない。下の写真はシユスタニ遺跡から空港へ向かう道中、車の中から撮ったものだが、アルパカだかリャマだか、よく分からない。
Alpaca_or_llama
アルパカないしリャマ【シユスタニ遺跡近く】

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2009年11月27日 (金)

アニマルプラネット(3)トナカイ(レヴィ)

フィンランド旅行ではオーロラ鑑賞が目当てだったが、残念ながら天候はずっと曇りか雪。空を観ることができなかった。しかし滞在中はスキーとトナカイソリ、犬ぞり、そしてスノーモービルの体験ツアーなどを楽しむことができた。

中でも思い出深いのがトナカイソリサファリ。サンタクロースのイメージで参加したのだが、ツアー用のトナカイは角が切り落とされており、しかも毛は真っ白。ただの鹿か下手するとヤギかロバにしか見えない。ツアーの出発地には立派な角付きのトナカイがつながれているのだが、これは単なる看板代わりであった。

そしてツアーが始まると、先頭に立たないと済まない性格だったらしく、前を走るトナカイを追い越そうとムチャクチャに走り、挙げ句の果てにカーブを曲がりながら先頭のトナカイを追い抜こうとして、そのソリに接触、転倒。雪面に放り投げられた。

幸い、人もトナカイも大した怪我もなく、妙なスリルを存分に味わうことができたので、今となっては楽しい思い出。
Reindeer_in_levi
走り屋トナカイ【レヴィ】

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2009年11月24日 (火)

アニマルプラネット(2)クワッチ(イグアスの滝)

イグアスの滝周辺にいた「クワッチ」はアライグマの仲間。鼻が長いので日本語でハナグマとも呼ばれるようだ。

観光客が多く、そしてその一部がほいほいと餌をやるからか、イグアスのクワッチは異様に人になれている。ズボンの裾を引っ張ったり、油断していると腰のあたりまで登ってきて催促にくる有様。
Coati_at_iguaz
なれなれしいにもほどがある【イグアスの滝】

クワッチが人に慣れ、人里に現れることで、クワッチを捕食する肉食獣(ヒョウ?)も人の住むエリアに現れるようになり、人間の子どもに被害が出ているとも聞いた。人と野生動物の共存は難しいが、無責任な観光客が多い地域ではなおのことだと思った。

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2009年11月16日 (月)

アニマルプラネット(1)コモドオオトカゲ(ジャカルタ)

巨大なトカゲ、コモドオオトカゲは、インドネシアのコモド島などに生息する。観たのは野生ではなく、ジャカルタの動物園で。

じっとしているとつまらないが、のたりのたりと動き回り出すと面白い。目が離せない。なんとなく着ぐるみに見えなくもなく、そのためかどことなくユーモラスな印象も受けた。
Komodo_dragon_in_zoo
コモドオオトカゲ【ラグナン動物園(ジャカルタ)】

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2009年11月13日 (金)

アジアの世界遺産(6)頤和園

皇帝の庭園、頤和園はとにかく広大。全部見ようと思ったらおそらく丸一日かけても足りない。ガイドブックとにらめっこして、北門から入り、蘇州街を見学し、万寿山を下りて、昆明湖沿いを進んで、徳和園、諧趣園とみてから東門から抜けるという計画を立てた。

まず、蘇州街。蘇州を気に入った乾隆帝がつくらせた、蘇州の街並みと水路を再現したテーマパーク。細長い池の周りに店が並んでいるだけなのだが、コスプレした店員や占い・似顔絵・楽器演奏などのパフォーマーがいろいろいて、楽しい。皇帝はこれをどう楽しんだのだろうかと思いを馳せる。

万寿山に登り、チベット仏教式の智慧海を越え、山の中腹にある仏香閣を目指すが、迷っているうちに湖のほとりに降りてしまった。仕方ないので、排雲門から排雲殿、そして仏香閣へと改めて登る。仏香閣から見下ろす昆明湖は風情がある。
Summer_palace_in_beijing
仏香閣から昆明湖をのぞむ【頤和園(北京)】

元来た道を戻って再び湖へ。湖畔の長廊を通って徳和園へ。ここの大戯楼では胡弓に笙、琵琶、箏に似た楽器、それに横笛と縦笛という編成の楽隊が演奏中。こういうのは嬉しい。

演奏終了後、諧趣園を目指す。が、なかなか入口が見つからない。はっきりどこにも書いていないが、どうやら工事中で閉まっている模様。ただでさえ歩き疲れているのに、よく分からずに行ったり来たりしてさらに疲れた。

大勢の観光客でごった返す仁寿殿の脇を通り抜け、文昌院へ。ここは博物館になっていて、紀元前の青銅器みたいなものがごろごろ展示されている。清朝や明朝のものばかりの故宮博物院よりも古い物があった気がする。が、閉館間際だったのでそうそうに追い出された。

湖に張り出している知春亭へ。太陽がだいぶ傾いて、写真を撮れば逆光。でもそれはそれで美しいもの。柳が湖畔で揺れて、風情を醸し出す。

夕焼けを待ってもよいかなとも思ったが、中国雑伎団もみてみたい。そのためにはそろそろここを出なければならない・・・。後ろ髪を引かれる思いで園を後にした。へとへとに疲れていた。

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2009年11月10日 (火)

アジアの世界遺産(5)昌徳宮

ソウルの昌徳宮は、李氏朝鮮時代の王宮の一つ。確かに今、写真を見返してみると、北京の故宮を思わせる雰囲気が感じられる(規模はずっと小さいし、地味であるが)。

しかし、教養のない日本人の目からは、どうみても広い寺にしか見えない。仏像のない寺というか。

ここの売りは「後苑」という庭園で、パンフレット(日本語のものが置いてある)には「自然とともに調和された美しさを活かした造形の特性がよく保存されている」とある。しかし、訪れたのは3月。まだ寒く、池には氷が張っているほどで、美しいと言うよりは寒々しかった。

もっとも、世界中、「宮殿」と名のつく建物は、バカバカしいまでに虚勢を張ったものが多い中で(それを見るのが観光客としては面白いのだが)、この地味さはある意味貴重かもしれない。
Donhwamun_gate_changdeokgung_palace
昌徳宮の敦化門【ソウル】

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2009年11月 7日 (土)

アジアの世界遺産(4)フマユーン廟

結果として1日チャーターとなったタクシーで、フマーユーン廟へ。

しかし、何となく違う。よくよくみるとサフダール・ジャン廟と書いてある。タクシー運転手がわざと間違えたのか、それともサービスか。とりあえずせっかくだから入る。100ルピー(約270円)なり。後で調べたら、やはりムガール帝国の建物だが、時代は下って18世紀の、それも大臣の墓らしい。ムガール帝国最後の霊廟との解説もあった。
Safdar_jangs_tomb
サフダール・ジャン廟【デリー】

15分ほど見学し、タクシーでさらに15分ほど移動し、今度は本当にフマーユーン廟へ。こちらはムガール帝国第二代皇帝フマーユーンの霊廟。世界遺産だけに値段は少し高く、250ルピー(約680円)だった。後につくられたタージ・マハールにも通じる、ムガール朝ならではのシンメトリックな均整の取れた美しい建物だった。
Humayuns_tomb
フマーユーン廟【デリー】

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2009年11月 2日 (月)

アジアの世界遺産(3)ファテープル・シークリー

アグラ近郊にあるファテープル・シークリーは、14年間だけ都となり、その後放置されたところ。都の宮殿等があった地区が残されている(というか、きれいに復元されている)。しかし、当たり前だが廃墟で、死んだ町という感じで、面白みはない。しかもこのときは下痢などのピークで体調は絶不調。あまり観光気分でもなかった。

廃墟を出ると、隣にモスクが。体調のこともあってどうしようかとも思ったが、せっかくここまで来たのだからと、無理してこちらも覗いてみることにした。中庭は広大で、横長の建物のスケールがすごい。しかもこちらは信者らしき人もいる感じで、廃墟ではなく生きている感がある。廃墟と同様に赤い砂岩が使われており、デザインの統一性も感じる。
Fatehpur_sikri
広大なファテープル・シークリーの金曜モスク

中庭の中央部には白い大理石の廟があり、モスク本体の赤砂岩と対照的。イスラム教は個人崇拝はなしのはずだが、インドやエジプトなどではこうした聖人崇拝がイスラムの教えと共存しているのが興味深い。

ということで、宮殿地区よりよっぽどこのモスク(金曜モスク)の方が面白かった。後で調べると、モスクもセットで世界遺産に指定されている模様。体調に従っていたら、仁和寺にある法師になるところであった。

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