2019年7月19日 (金)

街の足(14)ルンビニのリクシャー

ネパールにある、釈迦牟尼生誕の地ルンビニでは、各国からの寄付でできた新しい仏教寺院が並ぶ。炎天下、丹下健三マスタープランによるそのだだっ広いエリアを徒歩で回るのはしんどい。そこでリクシャー(サイクル・リクシャ―)をチャーター。

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ルンビニのリクシャー

 

 

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2019年7月16日 (火)

街の足(13)コパン・ルイナスのモトタクシー

ホンジュラスのコパン遺跡の玄関口となる、コパン・ルイナス。ここでもトゥクトゥクが。後で調べたらモトタクシーと呼ばれているもよう。

Tuktuk-in-copan-ruinas
中央公園に到着【コパン・ルイナス】

 

 

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2019年7月13日 (土)

街の足(12)キリグアのトゥクトゥク

中米グアテマラでも地方に行くとトゥクトゥクは健在。写真はキリグアで乗車したトゥクトゥク。

Tuktuk-in-quirigua
キリグアのトゥクトゥク

こちらもインドのバジャージ・オート製。スリランカで乗ったものと同じタイプに見える。色も同じ。

 

 

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2019年7月10日 (水)

街の足(11)アヌラーダプラのスリー・ウィラー

スリランカではトゥクトゥクをスリー・ウィラーと呼ぶ。英語の三輪からきているようだ。旅行中、バスターミナルへの移動など、ちょっとした移動に重宝した。

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アヌラーダプラのスリー・ウィラー 

写真はインドのバジャージ・オート製で、割と新車にみえる。エチオピアで見かけたものと同車種か。

 

 

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2019年7月 7日 (日)

花話(37)ペトラのピンクの花

ヨルダンのペトラ遺跡にはピンク色の花が咲き誇っていた。

Petra-1
ペトラにて

Petra-2
ロバが行く崖の近くに咲く【ペトラ】

 

 

 

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2019年7月 4日 (木)

奏でる人々(26)エディンバラ(イギリス)

スコットランドの楽器といえばバグパイプ。エディンバラの観光スポットにも、いた。

Bagpipes-in-edinburgh
お約束【エディンバラ】

 

 

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2019年7月 1日 (月)

世界の主食(24)インドのドーサ

ドーサは豆を挽いたもの(ダール)と米を原料として、クレープ状に焼いたもの。南インドでメジャーな食べ物(らしい)。

写真は南ではなく、北インドのデリーで食べたもの。

Dosa-in-delhi
ドーサとカレー数種で立派な定食(ミールス)【デリー】

 

 

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2019年6月28日 (金)

花話(36)麗江・束河古鎮の花

麗江近郊で世界遺産にも含まれている束河古鎮。4月末に訪れた際、よく見かけた花がこちら。

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束河古鎮にて 

Flower-in-shuhe-2
花をアップで【束河】

 

 

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2019年6月25日 (火)

奏でる人々(25)麗江(中国)

雲南省の麗江旧市街のメインストリートに「納西(ナシ)古楽会」という施設がある。ナシ族の古い音楽を毎晩演奏している会場である(と思って聞きに行った)。

Naxi-ancient-music
納西古楽会の演奏【麗江】

しかし、楽器をみても一般的?な中国の古楽(こういう感じ)との違いがわからず、ナシ族独自という感じがしない。演奏を聴いても取り立ててナシ族独自とはやはり思えない。そして衣装は見ての通りほとんどが中国風で、女性だけがナシ族っぽい衣装をまとっている。

いろいろ謎だったのだが、帰国後調べてみると、「納西古楽」は思っていたものとだいぶ違うものということが分かってきた。

・もともとは、この地域を統治していた木氏が明代に導入した中国中心部の宮廷音楽で、さらにさかのぼれば唐代の宮廷音楽がルーツ

・木氏が権力を失った後は、道教の儀礼音楽として演奏された

・もともとは男性のみが演奏

・文革期に演奏活動は中断したが、楽譜が残っていたこともあって、その後復活

・納西古楽という名称は観光客向けにわかりやすいよう名付けられたもので、中国国内では批判もある

ナシ族独自の音楽というわけではないようだが、中国の宮廷音楽を古に近い形で残している音楽という評価が一方ではあるようである。木氏の拠点だった「木府」は中国文化を取り入れて(取り入って)いるという印象を受けたが(そしてこちらも近年再建された―おそらく観光振興のために―建物であった)、音楽もそうだったようだ。

 

 

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2019年6月22日 (土)

踊る人(24)石林の天然踊場とイ族

中国・雲南省の石林風景名勝区は、行政上は昆明市石林イ族自治県に位置する。イ族(彝族)は言語的にはチベット・ビルマ語族に属する中国の少数民族の一つ。

石林風景名勝区の大石林景区には「天然踊場」という場所がある。行ってみるとただの、石林の中のちょっと開けた広場なだけである。何だろうと思うと、民族衣装の老婆・老爺が待機している。そして、人が集まるとやおら踊りが始まる。
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天然踊場【石林風景名勝区】

本当にイ族なのかどうかも不明だが、ともかく民族衣装風の衣装に身を包み(男性の方はちゃんちゃんこ的なものを羽織っているだけだが)、男性陣の演奏に合わせて女性陣が躍る。どうということはないアトラクションだが、中国人観光客は一緒に踊ったりビデオ・写真を撮ったりと割と盛り上がっていた。

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2019年6月19日 (水)

世界の高速列車(15)中国の和諧号(CRH2)

中国の高速列車はいろいろ呼び方がありややこしい。列車種別として「動車」「城際」「高鉄」、車両の呼び方として「和諧号」「復興号」がある、ということか。英語ではChina Railway High-speedの略で「CRH」と書かれる。

雲南省内の大理から昆明までの移動で使ったのが「動車」の「和諧号」。車両はCRH2。見ての通り日本の新幹線E2系が元である。
Crh2-in-dali
出発を待つCRH2【大理】

所要2時間15分ほど、日本からTrip.comで予約して2733円(予約手数料込み)。駅で予約番号を伝えて切符に交換する必要がある。駅に入る際は荷物検査があり、またすぐにホームには行けず待合室で待つ必要がある。発車の約20分前に改札が始まった。

車内も日本の新幹線とよく似ており、2人掛けと3人掛けの席が並ぶ。ディスプレーが設置されており、雲南省ないし昆明市の警察と鉄道会社の広告映像がひたすら流れていた。
Inside-of-crh2
CRH2車内

 

 

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2019年6月16日 (日)

ニセモノ・ホンモノ(14)くさり橋

Szchenyi-chain-bridge-1
Szchenyi-chain-bridge-2

ハンガリーの首都ブダペストは、ドナウ川の両岸にあるブダとペストが一つになった都市。そしてブダペスト市内で初めてドナウ川に架橋され、ブダとペストをつないだのがセーチェーニ鎖橋。単に「くさり橋」ともいう。ブダペストが合併して誕生するに先立ち、1842年に完成した。文字通りブダペストのシンボルの一つであり、特に夜景の美しさで知られる。

写真は1枚目が本物のくさり橋。2枚目がそれを模したと言われる桂林の迎賓橋。後者はパリの凱旋門や中国の城門にかかる吊り橋の様式も取り入れているようではある。

 

 

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2019年6月13日 (木)

空港連絡鉄道(36)昆明軌道交通6号線

中国は雲南省の省都、昆明の空港へは、軌道交通(地下鉄)6号線の「機場中心」駅が最寄り駅。6号線は東部バスターミナル駅が始発駅で、市内中心部からは地下鉄3号線で移動する必要がある。乗り換え含め、3号線の東風広場駅から40分強、5元(約83円)であった。

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機場中心駅【昆明】

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地下鉄6号線車内。椅子はプラスチック製。【昆明】

 

 

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2019年6月10日 (月)

夜の街を(45)桂林

桂林は一大観光都市であり、石灰岩で出来た山々と漓江などの河が織りなす山水画そのままの景色が最大の魅力である。しかしそれだけだったら、漓江下りを半日やって終わってしまう。また、それは昼の楽しみであり、陽が落ちてしまうと山々は見えなくなる。

一方、夜は市内の2つの河と4つの湖を船でめぐるナイトクルーズ「両江四湖クルーズ」が人気である。四湖のほうはもともとは宋代の堀としてつくられたものだったが、埋め立てられて工場団地になっていたものを、観光用に復元したものである。そして、観光用に橋がかけられ(世界の様々な橋をモデルとしているらしいがよくわからなかった)、塔が建てられ、それらが派手にライトアップされている。一番目立つのが、杉湖にある日月塔。銅の塔と瑠璃の塔ということらしい。それぞれ高さ42mと35mの塔で、2001年建造。
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金銀にライトアップされた日月塔【桂林】

観光用にここまでやるというのがすごい。しかも、このクルーズの経路上には、鵜飼を模した小舟が並ぶエリアがあったり(しっかりライトアップされている)、女性が躍る一角があったり、歌や音楽が演奏されたりと、観光客を飽きさせない。クルーズの前半では作り物を見せられている感じで冷めた気持ちで見ていたが、次から次へとアトラクションが現れるので、段々とこれは本気だと思うようになった。中国人観光客は派手なものが好きだし、ここまでやらないと彼らを満足させられないのだろう。観光都市の覚悟を見せつけられた思い。

 

 

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2019年6月 7日 (金)

夜の街を(44)昆明

中国は雲南省の省都、昆明は人口600万人の大都市。中心部は道幅が広く、高層ビルが立ち並ぶ。そしてビル群は夜にはライトアップされていた。それも複数のビルが連動して、映像を映し出していた(プロジェクションマッピングのようなものではなく、点滅するLEDが映像を描いているような感じ)。割と動きも激しく、交差点でしばらく釘付けになった。

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東風広場駅近くの交差点からみたビルのライトアップ【昆明】

 

 

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2019年6月 4日 (火)

世界の主食(25)桂林の米粉

広西チワン族自治区の桂林の名物は米粉(ビーフン)である。こちらも米で作られた麺。雲南省の米線と似ている気がするが、何がどう違うのかはよくわからない。決定的に違うのは雲南省ほど辛くないことであろうか。

桂林米粉も、熱いスープで食べたり、タレ(?)と混ぜて食べたり、写真のように炒めたものを食べたりと様々であった。こちらもトッピングはお好み次第の店が多く、スープ(ただの湯?)を自分で入れる店もあった。
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炒めた米粉【桂林】

 

 

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2019年6月 1日 (土)

世界の主食(24)雲南省の米線

雲南省では「米線」と呼ばれる、米から作られた麺類をよく食べた。太かったり細かったり、熱いスープに入っていたり、スープなしに上から具をかけたり、様々なバリエーションがあった。また、イスラム教徒(回族であろうか)の店でも米線を出していた。
Mixian-in-ligiang
麗江の新市街の食堂で食べた米線

注文するとすぐに茹でて出てくる。ファーストフードである。多くの場合、様々なトッピングが各自でできる店が多かった。そして汁はたいてい赤黒く見るからに辛そうで、食べてみると見た目通りないしそれ以上に辛い。しかも単純に辛いというより、様々な香辛料が混ざり合って体中に働きかけてくる感じ。もっともそれは米線に限らず、雲南省の料理全般がそうであった。健康にはいいのか、この旅では一度も腹を壊さなかった。

 

 

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2019年5月29日 (水)

雲南・桂林旅行(9)実用情報

中国ではQRコードを使ったスマホでの支払い(モバイル決裁)が非常に普及しており、ホテルや旅行会社はもちろん、屋台や市内バスまで、どこででも使えた。一方で外国発行のクレジットカードはほとんど使えない(今回使えたのは、事前決裁だったホテルのみだった)。よって、モバイル決裁を使えない外国人にとっては、現金決済社会であった。もっとも、外国のカードも使える銀行ATMもあちこちにあったので、海外で引き出し可能なキャッシュカードを持っていれば現金確保に困ることはなかった。

■麗江
古城の入場料がかかるようになっていたせいか、個々の施設の入場料は「歩き方」掲載のものより安くなっていた。
・世界遺産地区(古城及び黒龍潭景区)全体の入場料 50元(約830円)。古城の入口にもチケットブースがあるが、地味で気づきにくく、ほとんどのツーリストは支払っていないようにみえた。一方で、黒龍潭景区の入口ではチケットをチェックされ、持っていなければここで払うことになる。
・獅子山公園 入場料は35元(約580円)。
・木府 入場料は40元(約660円)。
・納西(ナシ)古楽会 最も高いA席は160元(約2,700円)。「歩き方」には「トークの方が長い」「中国人にトークが受けている」との解説があったが、客のほとんどが白人だったこともあって、トークは短かかった。
・黒龍潭景区内の五鳳楼は「麗江市博物院」となっていた。入場無料。
・一方で、「歩き方」に「麗江市博物館」として掲載されていた建物は「トンパ・ナシ文化博物館」という名称になっていた。こちらも入場無料。
・古城の大水車近くのタクシー乗り場→麗江駅 タクシーで25分、37元(約610円)。ただし早朝。

■玉龍雪山風景名勝区
・麗江からの移動 往路のミニバス(7路バス)も、復路の白タクも、全員合わせて100元(約1,700円)。所要40~45分。
・玉龍雪山風景名勝区 入場料は100元(約1,700円)。ここで買った酸素スプレー缶は60元(約990円)。中を走る観光バスは無料。
・玉龍雪山のロープウェー 往復140元(約2,300円)。
・藍月谷のバッテリーカー(電動カート) 50元(約830円)。

■白沙、束河
・麗江→白沙 タクシーで30分、41元(約680円)。
・白沙→束河 6路バスで15分弱、1元(約17円)。バス停「束河上村」で下車。そこから3分ほど歩けば古鎮の入口(北側)。
・束河→麗江 6路バスで10分ほど、1元(約17円)。
・束河の茶馬古道博物館 入場料は30元(約500円)。
Shuhe
束河の四方街

■大理
・大理駅→大理古城 シャトルバスが運行されている。駅を降りて左側にバス会社のオフィスがあるのでそこで乗車券を購入。古城南門近くの「大理古城旅客中心」(空港からのリムジンバスも発着)まで所要40分、5元(約83円)。大理古城から駅の始発は6時半発。空港行きのリムジンバスが駅にも止まる。こちらは早朝だったためか所要約35分。早朝だったためか10元(約170円)。
・崇聖寺三塔文化旅遊区及び三塔倒影公園 入場料は75元(約1,200円)。
・崇聖寺三塔文化旅遊区→大理古城(三月街) 三塔専線バスで7分、3元(約50円)。

■昆明
・東部バスターミナル 市中心部の東風広場から地下鉄3号線で15分。
・東部バスターミナル→石林風景名勝区 バスで90分、34元(約560円)。なお、帰りのバスの最終は18時発。
・石林風景名勝区 入場料は130元(約2,200円)、電動カートは25元(約410円)。
・石林風景名勝区→昆明 昆明行きの最終バスが行ってしまったので、以下のルートで昆明に戻った。まず99路バス「高鉄西駅」行きで石林西駅まで、50分、10元(約170円)。乗車したのは18時40分発。そこから中国の新幹線「動車組」で昆明南駅まで20分、立ち席で18元(約300円)。こちらは遅い時間まで走っているようだった。昆明南駅から東風広場まで地下鉄1・2号線で50分、6元(約100円)。1号線と2号線は相互乗り入れしており、乗り換えは不要。
・空港 市中心部の東風広場から地下鉄3・6号線で40分強、5元(約83円)。東部バスターミナル駅で3号線から6号線に乗り換える。

■桂林
・両江四湖ツアー 20時40分に象山漁人埠頭を出発し、22時10分に日月湾埠頭に到着するツアーに参加。210元(約3,500円)。チケットは象山漁人埠頭で購入。
・漓江下りのボート 市内にあちこちにある旅行会社は、基本的には、ボートだけでなくホテルへの送迎や他のアクティビティをセットにしたツアーを売っている。ボートのチケットだけを売っているかどうかは不明。一方、象山公園に近い文昌橋の近くにある「桂林一城遊 桂林漓江風景名勝区集票処」というところでは、ボートだけのチケットを扱っている。3等船で食事なしが215元(約3,550円)、食事あり(弁当)が245元(約4,050円)。ちなみにボートは3時間で終わった。
・市内→磨盤山埠頭(漓江下りボートの出発地点) タクシーで35分程、86元(約1,400円)。休日の朝だったからか、道は空いていた。
・陽朔の観光バス 路線ごとにチケットが発売されていた。利用した「十里画廊線」は、1回券10元(約170円)、1日券20元(約330円)。同バスが発着する鳳鳴観光案内センターまでは陽朔の西街近くのバス停から801路バスで15分弱、1元(約17円)。学校帰りの小学生で激混みであった。
・月亮山 鳳鳴観光案内センターから上述の十里画廊線バスで所要25~30分。
・陽朔→桂林南バスターミナル バスで75分弱、35元(約580円)。
・桂林南バスターミナル→桂林駅 K99路バスで35分、2元(約33円)。

 

 

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2019年5月26日 (日)

雲南・桂林旅行(8)桂林

5月3日
ホテル近くの路地の食堂で餃子と包子の朝食。小汚い路地にあるのだが、店内にはチリ一つない。現金で支払ったら、手ではなくはさみのようなものを取り出して受け取っていた。店主の性格が偲ばれる。この国でその性格を貫くのはきっと大変なのだろうと思いを馳せる。

ホテルをチェックアウトし、8時10分頃タクシーに乗車。そして35分強で今日の漓江下りの出発点である磨盤山埠頭に到着。チケット購入時に「30分前に到着しているように」「桂林を1、2時間前には出るように」と警告されていたので、早めに出たのだが、早すぎた。連休のため、道路が混んでいると警戒していたが、むしろ道路はすいていたようだ。しかし、埠頭の賑わいはすさまじく、ターミナルの中も外も人であふれかえっている。そしてカフェなどはない。仕方なくベンチに座って時間をつぶす。シャボン玉で遊ぶ親子がいる。平和な光景。

10時半にクルーズ船が出航。同席した中国人客に大きいミカンをいただく。早速、前方には山々の連なりが見えてきた。山々が近くに遠くにと重なり合い、遠くの山は薄く陰って見えている様が美しい。天気は曇りだが、かえって水墨画っぽい雰囲気が出ていてよい。特に、有名な見どころである楊堤風光と九馬画山の間の辺りは、前方から円錐状の山々が連なって次々と現れ、単調なエンジン音と蝉の音だけが響き、そのままどこか仙人の国にでも連れていかれるような気分になった。船内から響いてくる子供の金切り声に、現実に引き戻されたが。
Li-river-guilin
漓江下り中【桂林~陽朔】

12時15分頃には有名な黄布倒影を通過。20元札の裏側に描かれているところで、この時とばかり、記念撮影が続く。そしてそれが終わると、昼食の時間。予約していた弁当をいただく。白米と肉団子とミックスベジタブルという感じなのだが、それでもなかなかうまい。辛かったが。食事中も絶景が現れるたびにデッキに飛び出して写真を撮っていたので、忙しい。

その後は単調な景色になり、13時35分頃には終着の陽朔に到着。思ったより早かった。そして船を降りる人でここも大混雑。30分弱歩いて、ツーリスト向け商店街の西街に到着。こちらも大賑わい。歩行者天国とは言え、道の真ん中に露店が出ているのが斬新。周りを奇峰に囲まれているのもいい景色。しかし人疲れする。

14時半ごろに801路バスに乗って15分弱で鳳鳴観光案内センターに到着。観光バス「十里画廊線」の一日券を購入し、14時50分発のバス(電気バス)に乗車。車窓には桂林らしい山々が林立。先ほどまでの漓江下りに匹敵する眺めといっても過言ではない。25分ほどで月亮山観光センターで下車。

山に空いた穴が月のように見える「月亮山」を目指したいが、どこにあるのか一切案内なし(どうやら降りるべきバス停はその一つ手前だった模様)。ともかく警備員に方向を聞いて歩く。とりあえず遠目には見えた。穴まで登れると聞いていたので、そこに向かおうと歩きだす。が、通るのは電気バイクか自転車ばかりで歩いている人などいない。それでも進んだが、残念、もう時間がない。15時40分頃、元来た道へと引き返す。山裾の道には墓場のようになっていて、ちょっと気味が悪かった。

20分ほどでターミナルに戻り、10分ほど待ってバスに乗車。漓江下りも陽朔もこの辺りも、白人の姿が目立つ。何か彼らを引き付けるものがあるのだろうか。鳳鳴観光案内センター到着後は歩いて陽朔のバスターミナルへ。そこで呼び込みをしている桂林行きのバスに乗車。

17時発のバス車内ではうとうとと。気づけば車窓に漓江下りと同様の山々の景色が広がり、そしてまた眠り、というぜいたくな行程。シートピッチはやけに狭かったが。こうして18時10分頃に桂林南バスターミナルに到着。ここからK99路バスで35分ほどで桂林駅に到着。近くで最後の晩餐。米粉と竹筒肉。肉は豚足のようなものだった。ともにうまかった。

そしてホテルに戻って荷物をピックアップし、リムジンバスで40分ほどで桂林空港へ。この喧騒の国とおさらばかと思うとちょっとある種の喪失感に。次にこの国に来ることはあるのだろうか。

そして23時5分発の中国国際航空で1時間半弱で成都空港に到着。今日の宿は空港の出発ロビーにある、飛行機のファーストクラスのようなフルフラットになる椅子が室内に並ぶところ。日本のカプセルホテルのようなもの。深夜のターミナルから時折アナウンスの声が聞こえてくる。それよりむしろ寝返りを打つだけで椅子がギシギシ言って、真っ暗な室内に響き渡るのが気になる。寝苦しい夜。


5月4日
5時半に起床。そしてすぐにチェックインカウンターへ。今回はマイレージを利用しての発券で、日本まではエコノミーに空席がなかったのでビジネスクラス。ということでラウンジ利用が可能。せっかくなのでビジネスクラス専用のカウンターに行ったら、ここでは日本まで発券できないと言われ、軍人優先カウンターに連れていかれた。先客がいるのに横入りさせられ、微妙に肩身が狭い。そしてラウンジへ。昨日の宿は椅子だけだったので、ここでシャワーなど一通り。そして2時間弱の深セン航空のフライトで深せんへ。乗り慣れないビジネスクラスで、リクライニング等のやり方がわからない。深センでもラウンジへ。そして出発が70分ほど遅れた深セン航空のフライトで、4時間で成田へ。

 

 

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2019年5月23日 (木)

雲南・桂林旅行(7)桂林

5月2日
6時半に予約した旅行会社からツアーバス(バスというよりバン)が出発。朝っぱらから音圧が高い中国人客。ガイドも負けていない。7時40分頃、冠岩幽洞近くの「草坪」という集落に到着。早くもイメージ通りの山水画のような山々が見える。イメージと違うのは人々の騒々しさ。出航まで時間があるようなので、桂林名物の米粉(ビーフン)をいただく。雲南省の米線との違いはよく分からない。が、あまり辛くない。湯も自分で入れる。

8時15分頃、漓江下りの船が出航。山々の姿を堪能。が20分ほどで船がUターン。え?結局、8時50分ごろ、出航場所に戻った。どういうことか。15分後バスに乗る。謎のツアーだ。クルーズはこれで終わりなのだろうか。バスの中ではガイドと客が大声で話している。こちらにはもめているようにも聞こえるが、中国人は単に大きな声で話しているだけのこともあるのでよくわからない。

9時35分頃、大坪古鎮に到着。ここで11時まで休憩とのこと。別に古鎮巡りに来たわけではないのだが。でもせっかくなので、まずは人があまりいない方向へと歩く。ひなびた雰囲気で、中国の古い農村風景のイメージ。古くて汚いとも言える。そんな通りの中に、突然、コーヒーカップのイラストを発見。なんとカフェ。3階バルコニーから川が見えるというので上がると、漓江と街並みを一望できるいい感じの眺め。若い女性スタッフ(店長だったかも)は英語まで話す。そして、コーヒーもまとも。掃き溜めに鶴とはこのこと。超穴場。

10時半にカフェを出て、今度は人々が集まるほうへ。中華銀行の跡や、清代に絹製品で儲けた豪商の家やらを眺めつつ、ツーリスト向けの店々の並ぶ通りを歩く。

11時ごろに、集合地点へ。ここから「筏」に乗る。辺りは喧騒に包まれている。スタッフは大声をさらに首からかけた拡声器で拡声。そして11時半にようやく乗船。筏といっても竹を模したプラスチック(?)の管を束ねたもので、船外機をスタッフが操って進む。残念ながら桂林らしい山の景色はみれない。河畔近くの草場に牛がいたり、川の近くの岩が削れてくぼんでいたりするのを見たのぐらいが見どころか。筏の体験乗船に過ぎない。これはひどい。

25分ほどで岸に戻り、別の大型バスに乗るよう指示される。12時35分頃出発。そして、13時半にホテル前で降ろされる。つまり、半日ツアーであった。大失敗。確かに大きな船と筏に乗ることしか確認しなかった。大きな船のクルーズがそんなに種類があるとは思っておらず、どの旅行会社で頼んでも、結局同じクルーズになると思っていた。一方で、終わりの時間は7時と言っていたので、悪意がないとは言えない。ともかく、こちらは短期旅行者。それに抗議している暇は残念ながらない。

再び旅行会社巡り。1社目には明日のツアーはないと言われる。2社目は翻訳アプリのダウンロードから始まったが、使いこなせず断念。そして象山公園近くの「桂林一城遊 桂林漓江風景名勝区集票処」と書かれたオフィスへ。ここはいわゆるツアーではなく、漓江下りの船のみのチケットを手配していた。そうそう、それを予約したかったのだ。こうして無事にチケットを確保(翻訳アプリ経由のコミュニケーションで時間はかかったが、逆に言えば細かいことも含めて説明してくれた)。近くの米粉のファーストフード店で昼食。やはり辛くない(汗と鼻水は出る)。

食後、少し歩き、14時半に象山公園へ。切符売り場の行列で10分強費やし、中へ。まずは「第一展望台」へ。象が鼻を垂らして水を飲んでいるように見える岩が見えるところ。人々が群がり、情緒もへったくれもない。続いて第二展望台。こちらも賑々しい。人疲れ。象山の岩の上に上ることもできるようだが、疲れにより断念。15時15分頃に公園を出て、20分ほど歩き、そこからK99路バスに乗車。10分ほどで降り、10分弱歩いたところで小洒落たカフェへ。豆からひいて紙フィルターを蒸らして、じっくりと入れるドリップコーヒー。苦みがなく酸味のみ。うまいのではないか。

その後、城壁のようなものをくぐる。街路樹が生い茂り、観光客というより市民が集まっている印象。その中にある「独秀峰・王城景区」へ16時25分頃に入場。街中にそびえる独秀峰は岩山で、このあたりには隋唐の時代には孔子廟があり、南朝時代に美しい景色が詩に詠まれていたところ。明代には初代皇帝・朱元璋が全国各地に置いた藩王の一つ「靖江王」を桂林におき、ここにその役所が置かれた。清代には科挙の試験場だったよう。残念ながら建物はいずれもコンクリート製か。

建物内は博物館になっており、そうした歴史を展示。「拓」という版画で描く字のようなものの体験コーナーもあるが素通りして、お目当ての独秀峰へ。ほぼ垂直の壁につけられた階段を10分ほど登って頂上へ。山々に街が囲まれている。しかし、川の眺めもみえるスポットは記念撮影の行列に占拠され、近づけず。頂上には「魁星閣」という建物がある。何やら祀られているが、神様というより妖怪に近いように見える。筆を持っているが、科挙と関連するのだろうか。
View-from-solitary-beatuty-peak-of-guili
独秀峰からの桂林市街と山々の眺め

下山し、「貢院」という建物へ。清代に科挙の試験場だったところのよう。ここでは「拓」の博物館もあるが、値札付き。販売店か。それ以外は科挙関連の展示。演劇仕立ての説明に続き、科挙の試験会場の体験も。一人一人ブースに入って、穴埋め問題が記載された答案用紙が配られる(ご丁寧に模範解答も置いてある)。そして客の一部が合格者として呼ばれ、コスプレをして何やら当選証書みたいのをもらっている。笑い声が絶えず、盛り上がっている。敷地内(屋外)で「桂花王茶」を飲んで一休み。花ばかりが口に入ってくる。それほど花の香りがするわけではないが。

敷地外に出る。人混みに辟易。逃げるように漓江沿いの遊歩道へ。こちらは道幅も広く、少し落ち着いている。今夜の市内のナイトクルーズのチケットを買った後、近くのレストランで夕食。炒めた平たい米粉と、漓江の鯉を辛い汁で煮た料理。鯉は小骨だらけで大変。そして値段が高くてびっくり。鯉は38元/斤となっていたのだが、「4斤」になっていた。しかもその計算が間違っている(当然高く間違えている)。計算間違いは直させたが、4斤は直せず。というか斤って何?後で調べると1斤は500gのことのようだが、2kgもあったとは思えない。まあでも38元では安すぎる、立派な料理ではあった。

ともかく急いでクルーズ乗り場の象山漁人埠頭へ。そして20時40分発の両江四湖ツアーへ。市内の2つの川と4つの湖をめぐるクルーズ。まずは象山公園の明るくライトアップされた象の鼻部分。その後、川へと入っていくが、狭い水路に入り、いったん止まっているかと思ったら、水位が上がっている。閘門のようだ。その後はつまらない景色が続くと思っていたら、一度船を降り、陸を歩いて別の川だか湖にある別のボートに乗り換え。

その後はライトアップした橋を次々とくぐっていく。橋の下に絵が描いてあったり、鍾乳洞を模していたりする。さらに歌っている人がいたり、踊っている人がいたり、かつての漁を再現した小舟の派手なライトアップがあったり、と飽きさせない。最後は日月塔という二つの塔がライトアップされている杉湖で終了。夜は山が見えなくなり、桂林はつまらない場所になりかねない。それをこうして手間をかけ金をかけて、夜も楽しめるようにしていることに感服。一つ一つは大したことないが。

 

 

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