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2009年5月30日 (土)

ナショナル・ミュージアム(8')ルーブル美術館(パリ)<改>

数々の名画で知られるルーブル。一方、ここは「盗人博物館」としても、大英博物館と双璧をなす充実ぶりである。

古代ギリシャのミロのヴィーナス、サモトラケのニケ、古代エジプトの書記座像なども有名だが、何といってもここには「目には目を」で知られるハンムラビ法典がある。「これがあの有名な・・・!」という、美術も考古学もよく分からない素人旅行者にとっては最高の喜びを存分に味わうことができる。

Louvre_code_of_hammurabi
ハンムラビ法典【ルーブル美術館】

そして盗人博物館には共通のことだが、ここではフランス・ナショナリズムは全く感じられない。

一方、ここはモナリザを筆頭に西欧絵画の有名どころが目白押しであり、元宮殿だけに建物の内装自体が美術品だし、ガラスのピラミッドのように20世紀のアートまである。そう、ここは単純に「美術の殿堂」。パリは芸術の都と称されるが、その象徴がルーブルなのである。

芸術の都としてのパリは、「フランス」の都にとどまらない。フランス人とかパリ生まれとか、そういうことは関係なく、世界中から芸術を愛し、志す人々が集まるまち。それがパリなのである。これも一種のウィンブルドン現象。そしてルーブルは、「フランスの首都」としてではなく、「(世界のないし欧州の)芸術の都」としての、パリの象徴なのである。

Muse_du_louvre
元宮殿とガラスのピラミッドが競演【ルーブル美術館】

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2009年5月27日 (水)

フランス旅行(6)パリ

5月11日
地下鉄でシャイヨー宮へ。ここからみるエッフェル塔の姿は美しい。町中にあふれるシンメトリーが、ここにもある。が、霧雨。エッフェル塔まで歩くと、またも行列。しかもなかなか動かない。冷たい風が吹き付けてきたこともあって、入場は断念。

雨が本降りになってきたので、雨宿りも兼ねてシャイヨー宮内の建築・文化遺産博物館へ。入場時間前だったので、開場までしばし待つ。中は建物の一部(教会の扉など)が展示してあり、不思議な雰囲気。本物かレプリカなのか、よく分からないが。その後地下鉄で百貨店「ギャラリー・ラファイエット」へ。土産などを買い物後、昨日に引き続き日本料理街でラーメンの昼食。

その後、地下鉄でアンヴァリッドへ。その中の「ドーム教会」に入ると、これまた広く高い内部に圧倒される。中央祭壇にある、大理石によるねじれた柱も素晴らしい。黄色いステンドグラスがあるので、黄金に輝いて見える。そして吹き抜けの下の地下階には、ナポレオン一世の墓が。墓自体はたいしたことないが、巨大なドームの下に、地面を掘り下げたような円形の空間に墓が鎮座する、その空間構成が素晴らしい。
Invalides_in_paris
アンヴァリッドは周りのフランス庭園もまた美しい。

その後、地下鉄でモンパルナスへ移動。有名カフェシリーズ第三弾「ル・ドーム」へ。何かケーキの類はないか聞いたら、「これしかない」と巨大なミルフィーユを持ってきた。ややためらったが、これがパリ最後の飲食になるので、せっかくなので注文。カフェ・クレマも含め美味だった。店の内装も重厚で美しい。トイレも美しい。

ホテルへ戻り、タクシーで空港へ。高速道路に入ると、そこは渋滞だった。しばらく渋滞から抜け出せず、やきもきするが、70分ほどでシャルル・ド・ゴール空港に到着。

そして全日空で成田へ。

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2009年5月24日 (日)

フランス旅行(5)パリ

5月10日
地下鉄でモンマルトルにあるアベス駅へ。ホームから地上の出口まで異様に登らされる。やっと登り切るとそこはアベス広場。緑の木々に囲まれた感じの良い広場。広場に面するサン・ジャンマン・ド・モンマルトル教会へ。内装はアール・デコらしく、ちょっと変わっている。

周囲は観光客目当てなのかおしゃれな雑貨屋が多い。サクレ・クール寺院の立つ丘の下には、ミサンガ売りのブラックアフリカ系青年がうろつき、腕を捕んで売りつけにきた。丘を登るケーブルカーは長蛇の列。それに並んでケーブルカーで丘の上へ登ると、パリ市内を一望。真っ白なサクレ・クール寺院が青空に映え、美しい。
Basilique_du_sacrcur_de_montmartre
サクレ・クール寺院

行列に並んで、サクレ・クール寺院内に入ると、その巨大な空間に圧倒される。ミサ中のため、観光客は周囲の回廊を歩く形。外へ出て、サン・ピエール・モンマルトル教会、そしてテルトル広場と歩く。街並みもいいし、大道芸人やミュージシャン、似顔絵描きがたくさんいて、いい雰囲気。観光客で激混みだが。

プチトランに乗車し、モンマルトルを30分ほど車窓から見学した後、アベス広場へ戻る。広場ではソプラノサックスとオルガン・・・と思いきやピアノの二人編成のジャズの演奏。かっこいい。

地下鉄でオペラ座近くまで移動。サン・タンヌ通りに行くと日本料理店が林立。ここでラーメンを食した後、パレ・ロワイヤルへ。有名な円柱群のある部分は、工事中で入れなかったが、噴水に花、そして刈り込まれた並木が美しい庭園が素晴らしい。

19世紀な雰囲気のパサージュ「ギャラリー・ヴィヴィアン」を散策した後、タクシーでポンピドゥー・センターへ。しかしここも行列。入るのはやめ、奇っ怪な外観だけ眺める。近くのストラヴィンスキー広場のこれまた奇っ怪な「自動人形の噴水」を眺め、地下鉄でシテ島へ。

そしてノートルダム大聖堂へ。中は広く高く、そしてステンドガラスが美しい。素晴らしい教会。外へ出て、横にある庭園(?)から眺めるその姿も美しい。

近くのカフェでカフェ・クレマ(…まずい)を飲んで一休み後、カルチェ・ラタンへと歩く。途中のサン・ジェルマン・シャルドネ教会はミサ中。簡素だが中は広い。さらに歩いてパンテオンへ。中は巨大。椅子など何も置いておらずいわばがらんどうなので、その巨大な空間が際だつ。ドーム中央下にはフーコーの振り子があって、正確に17時と差していて興味深い。

その後、ソルボンヌ(大学)の脇を通り、地下鉄でサン・ジェルマン・デュプレ地区へ。地上へ出るといきなり6人編成のジャズバンドが。どうやら今日からフェスティバル・ジャズ・サン・ジェルマン・デュプレを開催中。しかしサン・ジェルマン・デュプレ教会内に入るとミサ中で、一転、賛美歌に包まれる。中は古色蒼然としている。

外へ出ると仮説のステージが路上に設置され、別のバンドが演奏中。女性ボーカルのスキャットが素敵。さらにもう一つのバンドの演奏を聴いた後、ステージ前にあった有名カフェ「ドゥ・マゴ」へ。骨付きラムを頼んだら、ラムとポテトのみがどーんと登場。まるでイギリスのフィッシュ・アンド・チップスみたいだと思ったが、肉自体はどこを切っても柔らかく、美味。

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2009年5月21日 (木)

フランス旅行(4)ロンドン

5月9日
地下鉄を乗り継いで早朝のパリ・北駅へ。そしてユーロスターに乗車。席は「レジャー・セレクト」だったので、朝食付き。リンゴまでくれる。満腹と早起きがたたり、つい寝てしまい、ユーロトンネルに入る瞬間を見過ごす。

トンネルを抜けるとそこは英国。しかし景色は変わり映えしない。8時半頃、ロンドン・セント・パンクラス・インターナショナル駅に到着。地下鉄でオックスフォード・サーカス駅まで移動して、リージェント・ストリートへ繰り出す。土曜朝の冷たい空気が気持ちいい。石造りの重厚な建物が並び、特にアクアスキュータムとオースティン・リードの両店が向かい合う曲線の辺りが美しい。

ピカデリー・サーカス、トラファルガー・スクエアと歩いて、さらに地下鉄でウォータールー駅へ。そして大観覧車「BAロンドン・アイ」へ。チケット売り場、そして観覧車乗り場は行列。搭乗すると、意外に周りの景色が見えない。ロンドンは上から見て面白いまちではないことが分かった。
London_westminster_palace
ロンドン・アイからみたウェストミンスター宮殿

旧市庁舎、ウェストミンスター宮殿(ビックベン)と見ながら歩いて、ウェストミンスター寺院へ。ここも大行列。よって入場は断念。寺院前で老爺の集団が制服を着て、フラフープみたいなものを持って躍っていた。それをしばし見学。

食後、ウェストミンスター桟橋から水上バスでテムズ川下りへ。晴れ上がり、気持ちいい。タワー桟橋で降りて、タワー・ブリッジ、ロンドン塔、新市庁舎等を眺めた後、シティ界隈へと歩く。そして地下鉄でナイツブリッジ駅へ。上に上がるとそこは高級百貨店「ハロッズ」。ここでお茶の時間。スコーンも紅茶もおいしい。ほどなくしてピアノマンが現れ、生演奏が始まる。ラッキー。

タクシーでバッキンガム宮殿へ。正面から柵越しに衛兵のミニ交替を見学後、周囲の公園を若干散策。そして道端のパブへ。ビール(エール)がぬるくて苦くて美味。

その後、地下鉄でセント・パンクラスに戻り、駅でチェックイン。パスポート・コントロールを抜けて中に入ると、両替がない。不便なこときわまりない。その後ユーロスターに乗車。帰りも「レジャー・セレクト」につき、夕食付き。食前にはスパークリング・ワイン。調子に乗って飲んでいたら酔っぱらった。ユーロスターは猛スピードで走り、よく揺れた。

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2009年5月18日 (月)

フランス旅行(3)ベルサイユ

5月8日
地下鉄、トラム、RER(パリ市内と郊外を結ぶ鉄道)を乗り継ぎ、ベルサイユ・リヴ・ゴーシュ駅に11時10分頃到着。今日は第二次大戦戦勝記念日。その関連と見られるパレードを駅前でやっている。

それをしばし見学後、ベルサイユ宮殿へ。祝日のベルサイユは国内外からの観光客で溢れており、宮殿前の広場は長蛇の列。宮殿内に入ったときには12時10分をまわっていた。まずは建物内へ。豪華な鏡の回廊、きらびやかな王妃の寝室などは良かったが、全体としては特段、心に残るものではなかった。ヨーロッパの宮殿はどこも同じに見える。

しかし、庭園は広大な敷地がシンメトリーに構成され、そして晴れ上がったこともあって素晴らしい。思うに、これはパリの街並みにも似たようなことが言える。パリの都市計画はベルサイユの庭園の壮大な模倣なのか。残念だったのは噴水がほとんど停まっていたこと。
Chteau_de_versailles
ベルサイユ宮殿

庭園内のプチ・トレインで移動して、グラン・トリアノンへ。ベルサイユ本体を見た後では、冴えなく見える。続いてプチ・トリアノンへ(ここも行列待ち)。ここも庭園が美しい。

行きと逆コースをたどり、ホテルへ戻る。夕食はホテルの近所のブラッスリーへ。鴨肉が大変レアで、馬刺しのように柔らかく、ベリーソースの酸味ともあっていて美味。付け合わせのポテトやワインもおいしく、満腹、満足。

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2009年5月15日 (金)

フランス旅行(2)モンサンミッシェル、パリ

パリ・モンパルナス駅からフランス版新幹線、TGVに乗車。車窓の菜の花がまぶしい。ルマンまで高速で飛ばしていたが、その後は減速。それでも「巡航」という感じで、一定のスピードで走り続ける。2時間強でレンヌに到着。急行バスで70分ほどでモンサンミッシェルへ向かう。車窓は、時折現れる石造りの小さな家々が印象的。

モンサンミッシェル到着後、まず有名なオムレツ屋「ラ・メール・プラール」へ。オムレツ以外もある、普通の(というか高級な、というか高価格な)レストランだった。もちろん名物のオムレツを注文。卵がオムレツからはみ出た失敗作のようなものが出てきた。はみ出た部分は卵の味がしておいしかったが。ヤギのチーズや生ハムも美味。

一応満腹になって、狭い参拝道を登る。すごい人混み。北塔から外を見ると周りの海は完全に干上がっている。30分ほどで修道院へ。修道院付属教会は重厚な石造りでかつ高さのある建物。石を積み上げて造りあげたという感じがストレートに伝わってきて、なかなかの迫力。

さらに僧院と回廊の部分も見学し、下山。ここにきて晴れてきた。全景を眺めるべく、モンサンミッシェルと本土を結ぶ土手を、本土側に向かって歩く。周りの干潟に降りてみると、粘土のような泥が靴にこびりつく。
Mont_saintmichel
干潟に立つモンサンミッシェル

バスで元来た道をレンヌ駅へ戻る。少し時間があるので駅前を散策。サン・ジョルジュ宮殿の庭園は花が咲き美しい。

そしてTGVでパリへ向かう。日が傾き、車窓は夕暮れに。ラヴァル駅直前では、夕陽を浴びた街並みが数秒ほど車窓に現れ、劇的なまでに美しい。

パリ・モンパルナス駅に到着後、駅前のモンパルナスタワーの展望台からパリの夜景を眺める。大したことはなかったが、エッフェル塔のみきれい。さらに屋上に上がって眺めていると、若者達の歓声が。振り返ると、エッフェル塔のライトアップが激しく点滅し、格別な美しさ。どうやら23時から5分ほど、そうなったようだ。見れてラッキーだった。

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2009年5月12日 (火)

フランス旅行(1)パリ

2009年5月5日(水)
全日空でパリへ。最初の夕食はなぜかクスクス(小麦粉のそぼろみたいなもの。北アフリカ名物)。

5月6日
地下鉄を乗り継ぎ、ルーブル美術館へ。オープン(9時)から30分後に到着したが、既に人の波。ミロのヴィーナス、サモトラケのニケなど、有名どころは人、人、人。朝っぱらから恐るべしルーブル。モナリザ前はこの日最高の人出。絵画を中心に鑑賞したが、ダヴィンチが4枚並ぶ様は壮観。

その後パレ・ロワイヤルに向かうも、入口が見つからないので断念して地下鉄でオペラ座近くへ移動して、昼食。5月だが生牡蠣が美味。白ワインも美味。そしてオペラ座へ。大階段、ホワイエなど、内装が豪華絢爛。次いで地下鉄でコンコルド広場に移動し、オランジュリー美術館へ。モネの睡蓮の連作のうち、二つの木が両サイドに配された絵が、日本の襖絵や屏風絵を思わせて、美しい。

その後、地下鉄で2駅だけ移動して、シャンゼリゼ通りへ。オープンエアのカフェに入るが、カプチーノは微妙だし、ハーブティはリプトンのティーバッグ、ジュースはビンがでてくるなど、微妙な店(もっとも値段も安い)。ルイ・ヴィトン本店を見学後、凱旋門に登り、上から眺めるシャンゼリゼ通りが美しい。反対側のデ・ファンス地区側の景観は微妙だが(同地区までの道路は美しい)。
Champslyses
オー・シャンゼリゼ

その後、またカフェへ。大変なシャンゼリゼ価格だが、エスプレッソがまともだったのでよしとしよう。しばらく散策後、有名カフェ「フーケッツ」へ。これまたシャンゼリゼ価格なので、一番安い料理のチキンにしたら、チキンとポテトだけが出てきた。まるでイギリスのパブだと思ったが、柔らかくて美味しかったので(赤ワインも)、よしとしよう。

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2009年5月 5日 (火)

空からの眺め(6)ヘリコプターからグレート・バリア・リーフ(オーストラリア)

午前中にダーウィンからケアンズに移動して、午後はグレート・バリア・リーフという慌ただしい旅程にしてしまったので、大珊瑚礁は行きはヘリコプター、帰りは船というツアーに参加することにした。移動時間を短縮できるだけではなく、空からも海からも眺められると思ったためである。
Helicopter_for_great_barrier_reef
このヘリコプターで行く

ヘリポートは海岸沿いにある。飛び立ってしばらくはケアンズの森と乳白色の海の眺め。ほどなく、海の色が乳白色から濃い青にはっきりと変わる。明確に境界線が見える。不思議。ブラジルのソリモンエスの奇観のようだ。Cairns
青と青がつくり出す線

さらに進むと美しいグレート・バリア・リーフがみえてくる。25分弱の短い旅だったが、楽しめた。

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2009年5月 2日 (土)

空からの眺め(5)セスナ機からバングルバングル(オーストラリア)

黒とオレンジの縞々模様の岩山群が特徴的な「バングルバングル」(パヌルル国立公園)。陸路で移動するとえらく時間がかかるので、往復共にカナナラからセスナ機で移動。必然的に行きも帰りも空からの眺めを楽しめる。
Cessna_in_purnululu_national_park
国立公園内の飛行場(舗装もされていないが)

おそらく往路と復路は別のルートを飛ぶ。そしてバングルバングルはじめ、湖、河、河岸段丘、岩山、それに畑や鉱山までバラエティに富んだ景色が展開されて、飽きない。

なかでもバングルバングルの不思議な造形はやはり忘れがたい。地上から間近に見る姿もよいが、こうして大空から俯瞰できるというのは格別のものがある。
Bungle_bungle
バングルバングル(パヌルル国立公園)

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