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2013年8月15日 (木)

イスラエル旅行(4)エルサレム、エン・ボケック(死海)

7月31日
赤ではなく青い蛇口をひねるとお湯が出る仕様だったホテルをチェックアウトし、21K番バスに乗車。イスラエルからパレスチナに入るときは何もなかったが、パレスチナからイスラエルに入る際はチェックポイント(道路上にあり、昨日訪れた場所とは別と思われる)で全員降ろされ、身分証チェックと荷物検査(荷物の持ち主がいるかどうかを確認するだけだが)を行う。さらに終着近くでも兵士が乗り込んできて、身分証チェック。イスラエル側に働きに行くパレスチナ人の労働許可証ないし入国許可証を確認しているよう。そういえば、昨日のモスクの若者は、「自分たちはアル・アクサ・モスク(イスラム教の聖地)には行けない、エルサレムに入れないから」と言っていた。

出発から50分ほどで、エルサレムのダマスカス門のバス・ターミナルに到着。トラム乗り場でチケットを買おうとするが、機械がうまく作動しない。ユダヤ人らしき若者に手伝ってもらい、うまくいくかと一瞬思ったが、入れたお札が戻ってくる。と、今度はアラブ人らしき親父が何か言いながら自分のコインを投入。代わりに買ってくれるのか、と一瞬思ったが、そんなはずはなく、要は横入り(まあ待ってられないということであろう)。すると、さっき手伝ってくれた若者とその友人が猛然と抗議し、口論に。トラムの切符買うだけなのに、ああうるさい。

反対側のプラットフォームの機械でも駄目。すると老爺がやってきて、余ったチケットを安く売ってやるとやってくる。しかしよく見ると昨日の日付。ふざけてる。結局、釣り銭がないようなので、クレジット・カードで購入。トラムに乗るまで20分以上かかった。

トラムでHa-turim駅に行き、イスラエル博物館行きのバスに乗り換えようとするが、バス停が見つからない。10分以上周囲をうろうろし、ようやく駅のすぐ横にバス停を発見。しかし某ガイドブックに博物館行きだと記載されている番号のバスは、博物館には行かないとの回答。別のバスの運転手に駄目もとで聞くと、このバスは行かない、セントラル・バス・ステーションで乗り換えろとのこと。だったらトラムでセントラル・バス・ステーションに行くべきだった。

その6番バスで、セントラル・バス・ステーションへ、そして14番バスに乗り換えて、ようやくイスラエル博物館へ。ロッカーに荷物を預けようと思ったら、係員の老爺に呼び止められ、「このロッカーを使え」とにこやかに指示される。そのロッカーに荷物を入れたら、鍵の部分をドライバーで取り付け、札に番号に記入し、それを鍵に取り付けて、手渡される。他に準備済みのロッカーがあるのだから、それを使わせて欲しい。

入口近くのインフォメーションでは老婆(ボランティア?)が「説明聞いている時間ある?」と言うので、うっかりイエスというと、嬉しそうに説明が始まり、不必要に長々と続く。3ヶ月以内の再入場の場合の入場料金などどうでもよい。入口にたどり着いてから20分以上かかってようやく入館。まず死海文書館へ。貴重な文書なのだろうが、書かれた文字がヘブライ語であることすら素人にはわからない。説明書きがいちいちユダヤ中華思想全開で、読んでいて疲れる。

続いて現代アートの作品が並ぶアート・ガーデンへ。ジェームズ・タレルの「SPACE THAT SEES」は、日本にもある、天井に空が見える四角い穴が開いているだけの空間。雲一つないエルサレムの青い空が見えるだけ。それだけ。なのに不思議に落ち着く。さらに考古学館へ。展示は充実、説明書きも豊富。多神教から唯一神への変遷の説明などが冷静になされており、ほっとする。

14番バスでセントラル・バス・ステーションに移動。そして486番バスで死海へ向かう。バスはどんどん下り坂を行き、45分ほどで死海に並行して走る道路へ。ペットボトルが空気圧で縮んでいるのがすごい。さらに1時間強ほど走り、死海のほとりのリゾート地、エン・ボケックに到着。バスを降りると尋常ならざる熱気に囲まれる。これが標高マイナス400mの暑さ。

ホテルの従業員の愛想の悪さは天下一品で、高い金を払っているのにとうんざり。とりあえずホテルのプライベート・ビーチへ向かう。その前にインフォメーションに行って、明日のバスの時刻をチェック。係員は愛想はいいが、何も知らないようで、ドアに貼られた紙を自分でメモするよう言われる。ホテルからタオルの引換券を渡されていたので、ビーチでそれを出すと「タオルはホテルで受け取れ」ときた。今更ホテルに戻る気はしない。一応自分のタオルを持ってきておいて良かった。

で、死海へ。湖水は完全にお湯。湖底は完全に塩。泥などない(泥は買うものらしい)。そして、死海の塩はわずかな傷口も見逃さない。うっかり右手を水中に入れたところ、指先のささくれた部分に激痛が走る。慌ててなめると強烈に辛い。かくして右手だけ水に入れられない、不自然な体勢を保ち続ける羽目に。浮力が異常に強いので、沈むことはできない。ちょっとバランスを崩すと、全身が浮いてしまい、右手を水中に入れないようにして、さらにバランスを崩してどたばたする羽目になる。沈まない湖で、おぼれそうになる。ともあれ、優雅ではないが、浮遊体験を楽しむ。
Dead_sea_at_ein_bokek_beach
白い塩の浜と、意外に透明度の高いエメラルド・グリーンの潮水【エン・ボケック】

その後はホテルのスパへ。とはいえ、サウナにジャグジー、ハンマームがある程度で、浴槽はおろかシャワーもないので日本のスーパー銭湯以下といった様相。特徴は「死海の水プール」があること。入ってみると、確かに浮く。ふとみると「15分以上入るな」との警告表示が。健康に悪いとか。先ほど、本物に30分以上浸かっていた気がするが、大丈夫か。一番良かったのは、屋外の日陰で寝そべるスペース。熱風が吹き付け、不思議と気持ちいい。

夕食はホテルのバイキング。ジュースのサーバーがあるので飲もうと思ったら、従業員が後ろにあるドアから出てきて、3種類ある蛇口を全部降ろして手を洗うという謎の行動。その後、どれも薄い液体しか出てこなくなり、ジュースは飲めず。さらにコーヒー・サーバーがあるがスイッチが入っておらず、コーヒー・カップも見あたらない。どうしたことかと尋ねると、「コーヒーはロビーで飲め」ときた。食堂でコーヒーを飲めないというのはどうしたことか。デザートのケーキまであるというのに。何というか、全体的に海の家ビジネス。

食後に少し散歩した後、ホテルのスパで「泥ラップ」を。手足と背中に泥を塗り(なぜか顔や胸・腹には塗らない)、ビニール・シートに包まれて20分放置。動くに動けない軟禁状態。それに耐えて、シャワーを浴びて、泥を落とすと爽快。その後、一杯の水を渡され、飲み干すと終了。身体を拘束されて、そこから解放されたので気持ちいい、というだけのような気が。

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