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2016年1月15日 (金)

インド北部旅行(4)ブッダガヤ、ヴァーラーナスィー

12月31日
7時15分に宿を出て朝食を食べる店を探す。しかしまだ閉まっている店が多く、開いているのはチャイだけの屋台か、衛生上ひどそうな店ばかり。タイ僧院から僧の行列が出てきた。托鉢であろうか。

結局、宿に戻って朝食。「アールー・パラーター」はジャガイモ入りのパン生地を焼いたもので、フライドポテトとパンを同時に食べているような気分。その後少量の下痢。ついに来た。

食後、マハーボディ寺院へ。仏陀が悟りを開いた地。カメラは持ち込み料を払えばよいが、ケータイ、iPodなどは持ち込み禁止。なかなか厳しい。5~6世紀に建てられ、19世紀に修復されたメインの塔へ。中には金ぴかで顔には化粧のような塗装が施された仏像。けばけばしくてあまりありがたみを感じない。小豆色の僧衣を着た人が多いが、白い粉「タナカ」を顔に塗ったミャンマー人、民族衣装「ゴ」を着用するブータン人、黄色い僧衣のタイ人(たぶん)、サリーを着たインドかネパールの女性、中国語を話す人々もおり、アジア各国から参拝客が集まる。
Mahabodhi_temple_in_budha_gaya
マハーボディ寺院【ブッダガヤ】

塔の周りには五体投地用の木の寝台のようなものがあり、チベット仏教系と思われる多くの信者が五体投地を繰り返している。花びらを供えたり、米粒をばらまいたり、手持ちのマニ車を回したり、と祈り方も多様。楽器を打ち鳴らす集団も。幅の広い塀の上には、水の入ったカップ状の入れ物が並べられ、そこに花びらを供えられるようになっている。それはそれは美しいのだが、一方で清掃人が箒を持ち上げて塀の上の器をバリバリと音を立てながら掃き落としているのも見える。砂曼陀羅のようなものと考えればよいのか。諸行無常。

2時間ほど滞在した後、隣のブッダガヤ・メイン・マーケットへにちらりと。市場内は穏やかだが、周りの道路はクラクションで騒々しい。

続いて近くのチベット僧院へ。巨大なマニ車をまわす。一度止まると、再び回すのには力がいる。モーメンタムは重要。

25分ほど歩いてスジャータ村へ。途中、仏陀が沐浴したというニランジャナ川を渡る橋を通るが、広い河原が広がるのみで、水は一滴も流れていない。村に入るとガイドが声をかけてくる。「私はガイドじゃない」というのが流行っているらしい。「学校を見学しないか」などとうるさい。仏陀に乳粥を与えた村の娘、スジャータの家の跡につくられたというストゥーパ「Sujata Garh」はレンガの塊のみ残っている。収穫された稲が小屋のような形で積まれていた。

30分ほど歩いてブッダガヤに戻り、通りすがりの食堂へ。「ベジ・フライドライス」を頼むが、これが辛いというよりひりひり痛い味わい。仏陀の食べた乳粥も実はスパイス入りだったのだろうかと思いをはせる。

さらに15分ほど歩き、中国寺(台湾廟)へ。ブータンやチベットと比べると地味。日本はもっと地味だが。続いて近くの考古学博物館へ。マハーボディ寺院の欄楯のオリジナル(紀元前1世紀)や9~10世紀の仏像が並ぶ。バングラデシュ僧院は昼休みだったので、外から仏像の写真だけ取って、タイ僧院へ。インド人観光客にとっては単なる記念撮影スポット。

ゲストハウスで荷物をピックアップして、オートリキシャで20分ほどでガヤ空港へ。15時50分発の予定だったが、携帯電話のSMSに「16時20分になった」と連絡が入っていたことに気付く。そして空港の掲示板には「17時 ディレイ」との表示。実際には17時半にようやく離陸。このエア・インディア機で18時前にヴァーラーナスィー空港に到着。

プリペイドタクシーで1時間弱でヴァーラーナスィーのゴードウリヤーに到着。降りると「私はガイドではない」輩が付きまとってくる。そして、カオス!車も人もバイクもリキシャも、そして牛も、ごちゃ混ぜになって路上でうごめき(牛はじっとしていることもある)、激しくクラクションが鳴り続ける。道がよくわからずさまよう。結局、ガンジス河畔に出る。川岸は歩道があり、さらにガート(川岸に降りていく階段で、沐浴場となっている)の名前が大きな字で英語でも書かれているので、わかりやすい。

45分弱さまよった後、ようやく予約したゲストハウスに到着。やっと着いたと思ったら、ほかの宿へ行けと言われる。なんでも、昨日泊まった家族連れの赤ちゃんが高熱を出して入院することになって家族は飛行機をキャンセルしてこの町にとどまることになった、そんな家族に部屋を出て行けとは言えない、云々かんぬん。ただのオーバーブッキングにいちいちそういう作り話をする無駄な努力に感心(毎回同じ話を使っているのだろうが)。というほど穏やかな心持ではなかったが、下手にごねてこの宿にある汚い部屋をあてがわれても困る。「ここから3分」「ガンジス川が見える」(いずれも嘘だったが)というホテルに行く羽目に。

夕食は言い訳親父おすすめの店へ。どうやらイスラエル料理が専門のようだが、ベジカレーを注文。マンゴー・ラッシーが美味。

食後、まちを歩く。ヒンズー教寺院では信者が鐘を盛んに鳴らしている。四輪車乗り入れ禁止のエリアでも、バイク、リキシャ、自転車、人、牛、犬がぐちゃぐちゃに動き回る。カオス、カオス、カオス。

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