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2016年9月28日 (水)

タンザニア旅行(7)アルーシャ、ザンジバル

9月2日
朝食後、なんとなく治安が悪そうだが、外に出る。地元の人でにぎわうまち。「ダラダラ」と呼ばれるミニバスが行き先を連呼しながら(たぶん)行きかい、市場には人があふれる。ジャカランダの紫の花が、曇り空の下で咲く。Jacaranda_in_arusha
アルーシャの街に咲くジャカランダ

郵便局で用を済ませてホテルへ戻る道すがら、車を降りてきたスーツにセーター姿の男に声をかけられる。IDらしきものをチラ見せした後、パスポートを見せろと言われる。なぜ。これは怪しいと思って、Noと告げて歩き出すと追いかけてきて、強い力で手をつかまれる。さらに、別の車に乗っていた男が現れ、その男に車に乗せられそうになる。

これはまずいと思い、大声を出して抵抗しようとするが、声が裏返って思ったより大声にならない。が、一応、人が集まりだした。そして別の男(こちらもスーツにノーネクタイ)が登場し、「イミグレーション・オフィサーだ」と、今度はゆっくりとIDを見せる。それならそうと最初からはっきり言ってほしい。結局、パスポートを見せておしまい。地元の人には面白い見世物になった模様。「オフィサー」たちは最後は笑って(というか、こっちが笑われて)別れて事なきを得たが、一時はどうなることかと思った。

その後、通りすがりのスーパーで買い物。白人もちらほら。街では一切、見かけなかったが、車で来ているのだろうか。外国人が歩いているだけで注目を集めてしまう場所なのだろう。そこを不用意に歩いていたこっちが悪かったということであろう。

ホテルに戻って、タクシーを呼んでもらい、アルーシャ空港へ。途中で警察の検問に引っかかったが、10分弱で到着。いわゆる「ターミナル」という感じではなく、いくつかの小屋をつなげてターミナルにしている感。全然空港らしくない。そして割と寒い。まだ航空会社のカウンターが開いていないので、食堂で「マサラ・ティ」を。ジンジャーなのか、強烈。砂糖をたっぷり入れる。美味。

チェックイン後、13時15分発の便の搭乗を待っていると12時50分頃、アナウンスが。チェックインカウンター前に集合するようにと。嫌な予感がする。狭い室内に集まる人々(たぶん、全員外国人)。そこに次なるアナウンス。「技術的理由によりフライトはキャンセルになる、キリマンジャロ国際空港にバスで移動するので、しばし待て」。最悪。ザンジバルに向かう航空会社はいろいろあったが、信頼できるのはタンザニア最大のプレシジョン航空だろうと踏んで選んだのに、このざまである。ザンジバル経由ダルエスサラーム行の便で、さらに乗り継ぎ予定の人もいるため、そして(この手の状況では常にそうなるが)情報が不足し、その場にいるスタッフが個別に質問攻めにあい、混乱した状況にいきり立つ乗客も。

ほどなくして中型バスが到着。なんとなく案内があり、乗り込む。預けた荷物が台車に乗せられてやってきて、タグを一つ一つ確認して荷物を取りだし、持ち主と同じバスに乗せる。13時45分、バスが出発。1時間半弱走って、こぎれいな「Luxury Motel」に到着。ここで一休みという趣向らしい。この辺の対応には手慣れたものか。

部屋に入り、朝から下痢気味だったのでトイレに駆け込む。割と快適な部屋。しかしまずは昼食。屋外にある食堂へ。ビュッフェ式ということだが、どうも通常のランチ時間に出ていたものの残り物の感が。食事が終わり、周りには原っぱが広がるのみで何もないので、部屋でゆっくり休もうか、でも振替便がいつ出るかがよくわからない(午後9時50分発という案内はあったが、ホテルをいつ出るかの案内がない)、と思っていると、次のバスが到着。プレシジョン航空のスタッフもそのバスで到着。

同じことを考えている他の乗客が早速、スタッフを詰問中。駆け寄ってそれに聞き耳を立てる。・・・と、なんと午後9時50分の便はザンジバルにはいかない、その前の便で行くことになったので、荷物をバスに載せろと言っている。改めてスタッフに確認後、急いで部屋に戻り、(油断して荷物を開けてしまっていたので)詰めなおして下へ。昼食を取らずに部屋でぐったりしていたら、置いていかれるところだった。

16時15分過ぎにバスが出発。16時半前にキリマンジャロ国際空港に到着。入国したときはしょぼい空港と思ったが、アルーシャ空港の後に見るとえらく立派に見える。そしてこちらの空港には地元の利用客もいる。そのうちの一団が、プレシジョン航空のカウンターで激昂している。分かる分かる、その気持ち。

17時45分過ぎ、振り返られた便が、その便の予定から1時間遅れ(元々の便と比べると4時間半遅れ)で、ようやく離陸。雲海に沈む夕日が美しい。が、機体の窓は汚く汚れている。

18時45分前にザンジバルに到着。アルーシャと一転、蒸し暑い気候。国内線だが入国カードを記入するよう言われる。タンザニアはここザンジバル(島)と、大陸のタンガニーカの「連合共和国」なのだ。とはいえ入国スタンプを押すわけではない。国境のような、そうでないような。

タクシーで20分弱で海に近い旧市街「ストーンタウン」のホテルに到着。狭い路地に面しているため、直接横付けできず、少し離れたところで降りて歩く。部屋に入ってしばらくするとスタッフがやってきて、防虫スプレーをベッドや蚊帳に吹きかけていった。つまり、「いる」ということか。割ときれいで立派なホテルなのだが。

もう暗いので夕食はホテルのルーフトップのレストランにて。キリマンジャロという名のビールと、地元の魚という「Changu」(タイの一種か)の塩焼きを。塩がうまいだけの気もするが、身も皮もおいしくいただいた。

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2016年9月25日 (日)

タンザニア旅行(6)ンゴロンゴロ保全地域

9月1日
息が白くなるほど寒い。朝食はボックスにして道中食べるようにして、6時半か7時には出発するとの説明が前夜にあったが、出発準備に時間がかかり、朝食を食べるときと同じくらい時間がかかった。だったら腹が減らないだけ、キャンプ場で食べた方がいい。ナンセンス。

7時40分頃ようやく出発。雄大なカルデラを下っている、と思ったら、見えていたのはカルデラの外側の斜面だった。カルデラの縁にあるゲートに8時前に到着。風が吹き付け、めちゃくちゃ寒い。標高は2000m弱か。常に砂嵐状態なのか、木々が茶色に染まっている。

10分ほどの手続きの後、ンゴロンゴロのカルデラ内に降りてゆく。まずはホロホロチョウが縦に並んで走ってくる。マサイの人々の放牧も見える。彼らはカルデラの外に住み、放牧をしにカルデラ内にやってくるという。ヌー、ジャッカル、ハイエナ、カンムリヅル、トムソンガゼル、シマウマ、バッファローなど次々に登場。遠くの湖にはフラミンゴもいる。さらにダチョウ、アフリカトキコウ、アフリカサンショクウミワシ、コサギ、アフリカクロトキ。

カバは沼地で集団でお休み中。時々動いている者や、陸に上がって食事中の者、交尾を始める者もいる。一頭のカバが陸に上がろうとして、糞をまき散らすマーキングをした後、結局、沼に戻ったりしている。そして止まっているカバや沼の中を動いているカバめがけて鳥が舞い降りてくる。
Hippopotamuses_in_ngorongoro
カバの沼【ンゴロンゴロ】

ダチョウ、バッファローを見た後、小川を渡るところに車が集中。ライオンが寝ているのだ。おかげで小川の周りには渋滞が発生。ライオン渋滞。Black and White Eagle、ダチョウを見た後、ヌーの行列が道路を渡るところに遭遇。

風光明媚な池畔でブランチ。ガイドによると今まさに日食が起きているという。心なしか太陽の光が弱い気もするが、その程度。後で調べたら金環日食ということだった。

食後にはグランツガゼル。アフリカオオノガンのオスが喉の羽毛を膨らませて立っている。木に鳥が乗っているのかと思ったら、木と思った部分も含めて一羽の鳥だった。少し高いところからヌーがあちこちで草を食むパノラマを眺める。さらにハイエナ。ンゴロンゴロに(一日分の料金で)滞在できる時間は制限があるとのことで、車は急ぐ。

最後はレライの森でゾウを見て、カルデラの外へと上ってゆく。14時10分過ぎにゲートに戻り、あとはアルーシャの町へと戻る道をひた走る。道端の土産屋の近くにテーブルを出してランチを取った後、さらに走り続け、18時ごろにアルーシャに到着。ツアー終了。

ツアー会社が手配したホテルはなんとなく治安がよくなさそうな雰囲気のところに。なので夕食はホテルの食堂にて。ウガリ、ビクトリア湖で取れたというテラピアの塩焼き。そしてビールの「タスカ」はぬるい状態で。テラピアはライムを絞り、そして塩焼きの塩味で、おいしくいただいた。付け合わせのホウレンソウのような野菜(スクマ?)やトマトスープらしきものもおいしかった。

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2016年9月22日 (木)

タンザニア旅行(5)セレンゲティ国立公園、オルドバイ峡谷

8月31日
今日も目覚ましをかけず目が覚めて日の出を拝む。大小のヒヒがくんずほぐれつと取っ組み合い。時々、交尾も。岩の上にはイワハイラックスが出てきた。車に積むバナナの箱にヒヒが手を突っ込む。慌てて追い払うが、人が離れるとすぐにヒヒが近づいてくる。油断ならない。

8時半過ぎにサファリに出発。ライオン、ジャッカル、キリン、バッファロー、コンゴニ、ゾウなど。池の周りに20台近い車が集まっている。近づくとメスライオンとインパラが向き合って互いにじっとしている。しばし静寂の時が流れた後、ライオンが飛び出す。が、ほかの車が邪魔になってその後の展開が見えない。その後、のそのそとライオンが戻ってきたので、インパラは逃げおおせたのであろう。

続いて遠くにチーターを発見。さらにやや近くの木の下にいるチーターも。さらにはライラックニシブッポウソウ、カバ、ハイエナ、ナイルワニ、チャムネハチクイなど。先ほどのライオンのいた池に戻ると、イボイノシシ、トムソンガゼル、ワニ、エジプトガン、各種のコウが集まっている。

最初に泊まったキャンプ・サイト近くではメスライオンが赤ちゃんライオンを2頭連れて歩いている。さらには道を横断する際、母ライオンが子ライオンを(1頭)加えて運んでいる。可愛すぎる。
Lions_in_serengeti
クロネコヤマトのマークと同じ【セレンゲティ国立公園】

フタオビスナバシリ(ツバメチドリ科の鳥)を見た後、食事後で口の周りを血で染めたチーターが。さらには飛ぶことができる鳥としては世界最大というアフリカオオノガン。

ナービ・ヒル・ゲートでランチ後、セレンゲティ国立公園とンゴロンゴロ保全地域の境界を通過。早速、マサイ族が放牧しているのが見える。ンゴロンゴロではマサイの放牧が認められているのだ。セレンゲティ平原自体は、セレンゲティ国立公園とンゴロンゴロ保全地域にまたがって広がっているので、同じような平原なのに線を越えるとマサイが現れるというわけである。さらにはチップ目当てと思しきマサイの人々が道路脇で手を出しながら待機。その一方でキリンが歩いていたりする。

16時10分過ぎにオルドバイ峡谷に到着。アウストラロピテクス・ボイセイの化石やその後の時代の石器が発見された場所。まずは峡谷を見下ろす。米国のモニュメント・バレーにある岩山「ビュート」のような丘がみえる。ひとしきりレクチャーを受けた後、博物館へ。アウストラロピテクスの頭蓋骨(たぶんレプリカ)、道具として使われた動物の骨や様々な石器、近くのラエトリ遺跡でみつかった人の足跡の化石(のレプリカ)などが展示されている。日本人探検家、関野吉晴の「グレート・ジャーニー」の終着点がラエトリで、その直前にここにも立ち寄っていることから、彼の使った自転車や靴が展示されている。そしてどうやら、靴下の上から蚊に食われた。

日没が近づいている。車は今夜泊まるキャンプ・サイトへと急ぐ。キリンが悠然と斜面を走るが、写真ストップの余裕がない。18時前にンゴロンゴロのクレーターのふちにあるキャンプ場に到着。クレーター内も少し見える。クレーターと逆方向に日が沈んでいく。日没前に間に合った。テントの数がすごい。シャワーもやや温い(冷たくない、という程度だが)。真っ暗な中、ゾウが給水塔に水を飲みに来て、真っ暗な森の中へと帰っていった。そんなキャンプ場。

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2016年9月19日 (月)

タンザニア旅行(4)セレンゲティ国立公園

トイレがそこそこきれいで感心。ここで下痢。8時前にサファリに出発。今日はセレンゲティ国立公園北部のロボ・エリアを周り、同じキャンプに戻るという日程。まずはバッファロー、インパラ、そして今日の主役、ヌーとシマウマの群れ。マダラハゲワシ、カオジロハゲワシ、ハダダトキ、アオサギ、ゴマバラワシと鳥もいろいろ。

近くに遠くにと50~100頭ぐらいはいるのではないかというインパラの群れが。一部が道路をジャンプしながらわたっていく。さらにイボイノシシ、遠くにハイエナ、トムソンガゼル。地面が黒いところがあるが、これはレンジャーが野焼きしているとのこと。新しい草が生える、動物が焼けた草を食べると寄生虫を下す薬になる、ツェツェバエの除去などいろいろ理由があるらしい。縦横無尽に道路(ただし未舗装)が整備されていることと言い、決して「手つかずの自然」というわけではない。

コンゴニ(アンテロープの一種)、トピ、イボイノシシと次々に現れる。ヌーとシマウマが大移動をしていて、あちこちで見かける。そこにダチョウ、エランド(アンテロープの一種)などが加わったりする。インパラやトムソンガゼルもよく見る。近くに遠くに、そうした動物が点在するスケール感は、写真ではうまく撮れない。

さらにはカラフルなライラックニシブッポウソウ、カオジロハゲワシ、目の周りが黒いエジプトガン、そしてウォーターバック(アンテロープの一種)、そして、マサイキリン、イボイノシシ。木の近くにはヒヒが、水辺にはリードバック(アンテロープの一種)が。ホロホロチョウも見た。

ランチ後、運転しながらドライバーが片手で何かを捕まえる。ツェツェバエだという。遠くの動物だけでなく、近くのハエの動きまで見えるのか。恐るべき視力。

広大な平原を走る。決して単調な景色ではなく、次々と地形や植生が変わる。草原にはグランツガゼル、岩の上にエランド。さらにコンゴニ、バッファロー。遠くでイボイノシシ同士がけんかしている。トピ、ウォーターバック、シマウマ、ヌー、ヒヒ、インパラ、再びライラックニシブッポウソウ。そして地味にトンビも飛んでいる。

ヌーの行列へ向かって車は進む。少し崖になっている川へヌーが下りていく。これは川渡りを見られるか、と期待したが、車が近づいていくとヌーは慌てて元いたところに上がってきた。さらに進み、エランド、ブッシュバック。ヌーとシマウマの群れの向こうにゾウの群れ。さらにあっちにもこっちにも、目の前にも遠方にもヌーがいて、360度見渡した範囲内に数百頭はいるのではないかと思われる。
Wildebeest_in_serengeti
ヌーの群れ【セレンゲティ国立公園】

さらにバッファロー、アフリカハゲコウ、ディクディク(アンテロープの一種)。そしてまたマサイキリン。今度は全部で9頭いて、少しずつ距離を置いて半円状に並びながら、じっとこっちを見ている。さらにシロクロオナガモズ、ハゲワシの何か、ダチョウ、オウカンゲリ、ヒヒ、バッファロー、ゾウ、シマウマとインパラ、とみて今日は終了。

今夜は昨日よりさらに風が強く、テントごと吹き飛ばされるのではないかと思うほどだった。

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2016年9月16日 (金)

タンザニア旅行(3)セレンゲティ国立公園

8月29日
朝、シャワーを浴びようとしたが水が出ない。それにこの寒さ。乾燥しているしシャワーはあきらめる。6時40分頃に日の出を眺めた後、朝食。様々な鳥の鳴き声の共演が周囲で奏でられる。日が上がってくると、イワハイラックス、そしてコビトマングースらしきものが岩場にでてくる。サファリに出る前からメモリーカードを消費。

9時過ぎにサファリに出発。サバンナにはアンテロープないしレイヨウと呼ばれるウシ科の動物が多いが、まずはその仲間であるトピ、インパラ、トムソンガゼルをみる。ついでにイボイノシシも。次いで30頭以上のゾウの群れに遭遇。小象を含め、ひたすら草を食べている。それをじっくり眺める。ゆったり流れる時間。

飛んでいるダルマワシ、水辺の鳥たち、そして「食事している」とガイドは説明するが、裸眼では全く見えないライオンなどを見ながらランド・クルーザーは進む。ソーセージ・ツリーの周りにランクルが集まっていると思ったら、ヒョウがお休み中。といっても望遠レンズでないとよく見えない。時折前足で頭をかくしぐさがネコ科っぽい。車はさらに集まり、最大18台までに達した。

トムソンガゼル、イボイノシシ、アフリカトキコウ(コウノトリの仲間)が仲良く食事している姿、道沿いのマサイキリン、草むらに隠れるサーバル(ネコ科)、木が生えているエリアではヒヒ、さらにはバッファロー、シマウマなどを眺めた後、ランチ。コオナガテリムク(ムクドリの一種)が遊びに飛んでくる。サバンナモンキーもやってくる。

近くに「カバ・プール」があるというので見に行く。泥沼に50頭以上のカバがひしめき合う異様な光景。何かのお仕置きのようだ。時折フーという音を上げて首を上げるカバがいる。やはり苦しいのか。蝶のようにヒラヒラ動くものがあると思ったら、カバたちの耳だった。少し離れたところに1頭だけ起きて水を飲んでいるはぐれカバがいたが、写真を撮っていたらやはり泥中に寝そべってしまった。

食後、出発。コンゴニ(アンテロープの一種)、キリン、川の名残の水場に集まるゾウ、シマウマ、再びゾウ、セグロジャッカルなど次々と。バッファローの群れが道を横断しているところで車を停めたら、先に道をすでに渡っていた数頭のバッファローは走って反対側に戻っていった。やはりみんな一緒でないとまずいのか。群れは分断されると危険なのか。悪いことをした。
Elephants_in_serengeti
水に集まるゾウ【セレンゲティ国立公園】

しなやかにジャンプしながら逃げていくトピはかっこいい。子(?)のヌーの死体の近くではメスライオンが毛づくろい中。さらにインパラ、ヌー、シマウマ、赤い皮膚が目立つミナミジサイチョウ、トピ、ミミヒダハゲワシ、ホロホロ鳥などをみながら移動し、日没前にセレンゲティ国立公園の北部、ロボ地区にあるキャンプサイトに到着。強い風が吹き続け、虫よけにはちょうどいい。

日が沈み、夕食も終わるとすべての灯りが消される。全天を星屑が覆う。星以外の明かりは地平線上に光る別のキャンプ地か何かがあるだけだが、目が慣れてくると山影などが見える。まさに、星明り。

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2016年9月13日 (火)

タンザニア旅行(2)ムト・ワ・ンブ、ンゴロンゴロ、セレンゲティ

8月28日
6時半ごろ、ホテルの食堂へ。閉まっている。フロントに言うと7時からだという。昨日、6時半に開けると言われたんだけど、というと、渋々という感じで準備を始める。パンに紅茶、それにミルクなしでシリアルを食らう。いつ切ったかわからないフルーツは遠慮しておく。

6時45分、時間通りにサファリツアーの車が迎えに来る。まずはツアー会社のオフィスに行ってブリーフィング。そして7時40分頃出発。90分弱走って、マクユニという集落で休憩。土産売りがやたら「アズマカンペイ」と言ってくる。間寛平のことらしい。誰かが日本人が喜ぶとでも教えたのか。再び走り始めると、大地溝帯だという崖が見えてくる。

30分強でムト・ワ・ンブという村へ。別のツアー客と合流して地元ガイドに連れられて村巡り。まずは稲の育て方のレクチャー。日本とあまり変わらない気がする。薬草などいろいろ役に立つ植物やらの説明の後、モザンビークから移り住んできたというマコンデ族の工房・ショップ(といっても農家の庭先という感じだが)へ。木彫りがメイン。さらにはバナナの貯蔵庫、バナナ・ビールにバナナ・ワインの試飲(後者の方がビールっぽかった)、さらには村を出てマニヤラ国立公園の入口まで歩いて、村歩き終了。

11時半過ぎには車に戻り大地溝帯の崖を登ってゆく。途中、二度ほど写真ストップしてくれたが、ともに木が邪魔して大地溝帯がよく見えない。結局、大地溝帯の見学はこれで終了。崖を歩いて登る、と聞いていたのだが、村巡りに勝手に置き換えられた模様。それはそれで面白かったが。

車は走り、ンゴロンゴロ保全地域内へ。クレーターのヘリを上がっていく。ヘリの外側の森はうっそうとしている。13時10分頃、展望台に到着。クレーターというかカルデラの内部を見下ろす。黒い点々はバッファローとのこと。裸眼でなぜわかる。

少し走った後、ピクニック・ランチに。身長1mぐらいのアフリカハゲコウ(コウノトリの一種)が3~4羽、至近距離までやってきてこちらをじっと見る。前に後ろにと立たれると妙に怖い。お互い何もしないけど。再び車へ。ンゴロンゴロ保全地域内はマサイ族が放牧を行っている。そのため、シマウマなどの野生動物と人の放牧する牛やヤギ、ヒツジ、ロバなどが共存する不思議な地区。

100分ほど走り、セレンゲティ国立公園のエリアへ。このあたりはまさに「エンドレス・プレイン」なセレンゲティ平原が広がる。いきなりトムソン(たぶん)ガゼルの群れが。が、そんなの珍しくないとばかりに車はもうスピードで走り抜ける。どうやら予定より遅れているらしい。

20分ほど走って同公園のメインゲートである「ナービ・ヒル・ゲート」に到着。岩山「コピ」に上ると、平原を見渡せる。足下を多くのトカゲたちが走る。赤と青の派手なトカゲ、レインボー・アガマも。岩山の下ではツキノワテリムクやチャバラテリムク(ともにムクドリの一種)などの小鳥も飛んだり歩いたり。ひょこひょこ歩いてはピタッと止まって首を上げるしぐさが面白い。

さて、公園入場の手続きが終わったとのことで、車でいよいよセレンゲティ国立公園の主要エリアへ。ダチョウ、トムソンガゼル、グラントガゼル、とみて、いきなり雄ライオン2頭。並んで寝そべっている。タテガミが風にゆれる。車は近くに寄っていくので、急に起き上がったら、と思うと怖い。

「クイック、クイック」とせかされながら、キリン、アフリカトキコウ(コウノトリの一種)、木の上のヒョウ、ゾウの群れ、と次々に写真に収める。18時半過ぎに今日のキャンプ・サイトに到着。赤い夕陽が沈んでゆく。ウェットティッシュで顔を拭くと真っ茶色。標高は1400mほどで、冷えてくる。
Leopard_in_serengeti
暗くと遠くてそのときはよくわからなかったが、写真を見ると顔を上げていたヒョウ【セレンゲティ】

テント設営、夕食準備に時間がかかり、食事にありつけたのは21時過ぎ。もう真っ暗。シャワーはあきらめた。星空が降ってくるようで、それは素晴らしい。

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2016年9月10日 (土)

タンザニア旅行(1)アルーシャ

2016年8月26日(金)
成田エクスプレスで成田へ。喉が痛く咳が止まらない上に、マラリア予防薬の副作用なのか頭痛と発熱がある気がする。カタール航空のチェックインでは、荷物はすべて手荷物でと言ったら「一応測ります」となり、あえなく重量オーバー。マッチはダメ、カメラのバッテリーもダメ、と断続的に預け荷物不可のものに気付き、その都度詰めなおし。大迷惑。

そして22時20分過ぎ離陸のカタール航空でドーハへ。

8月27日
10時間20分のフライトでドーハに到着。割とよく寝た。喉痛と鼻水は止まらないが、熱と頭痛のピークは越えた。真新しいターミナルを延々と歩く。ターミナル内の列車は試運転をしている。早く営業運転を始めてほしい。セキュリティ・チェックを受けて、出発エリアへ。「アラビア・コーヒー」というメニューのあるカフェへ。ミルクとカルダモンとサフランが入っているというコーヒーがアラビックなポットに入って出てくる。それと「フレーバー・オブ・フムス」を注文。アラブ風のパン(「ピタ」か)にフムス(ひよこ豆のペースト)や野菜を刻んだもののセット。アラブな雰囲気を少しだけ味わう。とはいえ、乗客もスタッフも、極めて多民族で、アラブにいる気はあまりしない。

そして9時少し前発のカタール航空で5時間強でタンザニアはキリマンジャロ国際空港に到着。国際空港とはいえ、ATMがなく、両替所があるのみ。シャトルバスがあると「歩き方」にはあったが、カタール航空に合わせて運行されているわけではないらしく、バスはもうないといわれる。結局、タクシーに乗車。道路はよく整備されている、と思っていたら、工事中の個所(やたらと中国製の重機や車両が目立つ)が増え続け、その前後で渋滞が断続的に発生。美しいメルー山(キリマンジャロに次ぎ、タンザニアで二番目に高い山)が見えてきた。と思ったら、アルーシャの町に到着。1時間15分かかった。
Mt_meru_from_arusha
アルーシャの町から見たメルー山

町のATMを4か所試してようやく金を降ろすことに成功。ホテルが多い地区のためか、割と客引きが声をかけてくる。キリマンジャロの麓でしか採れないという青い宝石、「タンザナイト」のショップ兼展示施設「タンザナイト・エクスペリエンス」へ。採掘から加工まで、鉱山のトンネルを模した部屋まで用意してひとしきり説明してくれる。もちろん最後は販売コーナー。まあ、見るだけでも価値がある。

結婚式か何かなのか、リボンで飾った車や、楽隊や合唱隊が荷台に乗り込んだトラックが隊列を組んで走り回っている。夕食によさそうな食堂があったが、「ローカルフードを食べたい」と言ったら「フィニッシュ」と言われてしまった。隣の「歩き方」掲載の食堂へ。ここで「ウガリ・フィッシュ」を。ウガリとはトウモロコシなどの粉をこねて蒸したもの。ナイフで切って食べるぐらいの固さになっている。そして魚(たぶん、テラピア)は丸ごと塩焼きにしたもの。冷めているが。骨だらけだが、魚食人種のプライドをかけて食べきる。さっぱりしてよし。付け合わせのホウレンソウのような野菜(「スクマ」というやつか)や、野菜いため、トマトスープらしきものもよし。

その後、白人客の多いカフェへ。「シングル・ハウス・コーヒー」を頼んだら、縦長のカップになみなみと注がれてでてきた。なかなか美味。この国では紅茶の方がポピュラーなようだが。

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2016年9月 7日 (水)

猫だらけ(11)北京

北京にある広大な庭園というか公園、頤和園。そこにも猫が。
Cat_in_beijing
何に鳴いているのか【北京】

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2016年9月 4日 (日)

猫だらけ(10)サナア

イエメンの首都サナアの最終日。名残惜しく旧市街を歩き続ける。最後に何度も行き来したイエメン門(バーバルヤマン)へ上り、門前の広場を見下ろす。眼下には歩いたり、あるいは地べたに座ったりして過ごす人々の喧騒が。

門の上の城壁では猫が何かをじっと見つめていた。
Cat_in_sanaa
君はなにを見てる【サナア】

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2016年9月 1日 (木)

猫だらけ(9)マフウィート

イエメン北部の山岳地帯の集落、マフウィート。断崖絶壁を見下ろし、崖にへばりつくように家並みが広がる。そんな場所にも猫はいる。
Cat_in_almahwit
柔らかく睨む。【マフウィート】

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