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2017年5月20日 (土)

セネガル旅行(3)ラック・ローズ、ダカール

5月4日
61番小型バスに乗車。運賃は車体の中ほどにある格子窓に仕切られた小部屋にいる車掌に払う。車掌から遠い場合は乗客同士でお金と発券されたチケットをリレーして払っている。1時間ほど乗車して、ここはクール・マッサー(Keur Massar)かとほかの客に聞いてうなずかれたところで下車。T字路を中心に市が立ち、賑わっているが、次のバスのバス停がどこかわからない。バス停を探してうろうろしているとお目当ての73番小型バスに来たので乗車。完全に止まってくれないので、文字通り飛び乗る。

10時10分頃、ラック・ローズ(Lac Rose)に到着。フランス語(セネガルは旧フランス植民地で、「公用語」はフランス語)でピンク色の湖という意味で、湖面がピンク色になるとのことで、それを見に来たのだ。しかしどう見てもピンクではなく、黒。湖岸の一部は草が生えていて、放牧されたヤギが牛が草をはむ。そのため、フンだらけ。

そのうちピンクになるのではないかと淡い期待をいただきながら湖岸を歩く。勧誘にのってボートに乗ることに。ここは以上に塩分濃度が高い塩湖で、1tの水から380kgの塩が取れると勝手ガイド達は解説する(彼らの説明は、特に数値はバラバラで信ぴょう性に欠けるのだが、380kgという数値は一致)。湖底には塩が堆積しており、それをさらって集めているボートがそこかしこに。塩さらいをしているのはマリ人が多いらしく、水が体に悪いとのことで、肌にシア・バターを塗っているという。

湖上に出れば光の加減でピンクになるのではと淡く期待したが、やはり黒い。見ようによっては赤黒く見えなくもない、という程度。赤くなるのは塩湖で繁殖するドナリエラという藻の一種が、生育条件によっては赤色のカロテノイドを細胞内に蓄積するためである。事前にネットで情報収集した結果、乾期(それも4月下旬~5月上旬)で、風の強い晴天で、昼頃~午後、という条件がピンクになりやすいと判断したのだが、これら条件はほぼすべてクリアしている。なのに黒いとは残念な限り。ボートは10分2000セーファーフラン(約370円)で交渉成立だったのだが、実際には20分ほど乗せてくれた。
Lac_rose
写真では実物以上に色が強調されるという事例【ラック・ローズ】

その後再び、湖を眺めながら湖岸を歩く。湖で採った塩は湖岸に積まれ、白~灰色の山となっている。これらを袋詰めしてトラックに載せて出荷している。湖岸には真水が出るという泉がところどころあり(なめてみろと言われたが、澄んだ水の下にごみが堆積しているのでご遠慮申し上げた)、塩湖のそばというのに不思議。一方で、湖以上に赤黒く濁った水たまりもあったので、こちらは塩水なのだろう。

歩いていると勝手ガイド、ボート乗り、そして土産屋が声をかけてくる。ガイドとボードは男性、土産屋は女性というのが、当地の性別役割分担らしい。土産屋はまずキーホルダー等の小物をプレゼントと称して渡したうえで(最終的にはすべて返却したが)、うちの店に来い、何か買えと進む。さらに、1ユーロくれ、1フランくれ、ペンをくれ、キャンディをくれと進んだ場合もあった。

2時間ほど歩いたのち、バス停のほうに戻り、近くの集落へ。そこで昼食。「ヤッサ・プレ」(Yassa Poulet)という、ライス、いためた玉ねぎ、鶏肉、そしてレモンの搾りかすのプレート(搾りかすをわざわざ添える理由は謎)。チキンはおおむねぱさぱさ。ライスは砕け米のようで、丸く短く、クスクスのよう。

食後、湖の北側に行こうと思ったが、そこは砂丘になっており、ラクダやバギー、4WDの車で走るのが定番のアトラクション。とのことだったが、特に惹かれなかったので、スルー。14時発の73番小型バスに乗車。バスの乗員や乗客は共助の精神にあふれていて、大きな荷物を背負った行商人が乗ってくれば荷物を置くのを手伝い、車内にお金(それもコイン)を落とした乗客が下車すれば、通りがかりの他人に託してお金を返し、といった光景が繰り広げられる。

100分ほど乗車し、ポスト・チャーロイ(Poste Thiaroye)という地区で下車。ラウンドアバウトと立体交差が交錯し、人と車が多く行き交い、次乗り換えるバスのバス停がどこかわからない。スマホの地図を見ながら進むべき方向と見定めて歩いていた道沿いで、やってきた218番大型バスに乗車。70分ほど乗車し、ワッカム(Ouakam)という地区に入ったところで、(スマホの地図をみていると)あらぬ方向に進みだしたので、慌てて下車。周りは住宅街といった風情。バス停を見つけ次のバスを待つが、なかなか来ないので、タクシーに。

10分ほどでアルマディ(Almadies)地区へ。アフリカ大陸最西端のアルマディ岬に行きたくて、岬を敷地内に擁するホテル・アルマディまでと行ったのだが、そこは閉まっているといわれ、別のホテルの前(アメリカ大使館の近く)で降ろされる。そこからホテル・アルマディまで歩くと、廃墟っぽい雰囲気が漂う建物群が。敷地前の守衛に、トラブルがありホテルは閉鎖されたと説明される。残念。

ともかく海を見たいと少し歩くと、土産屋や食堂が集まるエリアに。土産屋には「見ざる、言わざる、聞かざる」の三猿を売っている。突堤が見えるのでそこに行くと、またも守衛。が、どうぞという感じなので、突堤内へ。突堤からは、ホテル・アルマディ敷地内に海に突き出たエリアが見える。あそこがアフリカ大陸最西端なのだろう。釣り人がいて、釣り上げた、と思ったら魚を地面に放り投げて、また竿を海へ。――次の瞬間、トンビが降りてきて魚をくわえて飛び去っていった。

夕日になりそうだったので、海の見える食堂へ。そして食事を待ちながら、中空でかき消えていく夕日を眺める。夕食はタイの塩焼き。うまい。バオバブのジュース「ブイ」(Bouye)も注文。甘酢っぽいシェイクという感じでうまいが、氷を使っているようで不安になる。と思っているとストローにハエが。これはもう飲めない。と思いつつ、コップから直接飲む。

その後、タクシーでホテルへ。1000フラン(約190円)で妥結したはずなのに、ホテルの場所がわからなかったようで(最初に別のドライバーに教えられていたのだが)、途中でこちらのスマホの地図を見たり、近くの人に何度も聞いたりとして、何とか到着。大変だったからもっと金を出せと言われた(気がする)。サービス提供者の視点からは確かにそうなのだろうが、利用者の視点からは、能力不足を理由に増額を要求するとは言語道断。

ホテルに入ると「責任者」と思しき女性がいる。トイレ付きの部屋に変えてほしいと言うと、客の一人が病気になって滞在を続けているので部屋が空いていない、とインド人のような言い訳を言う。単なるオーバーブッキングだろうに、そしてそれはホテル側の落ち度だろうに、それを客のせいにするとは言語道断。

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