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2017年6月28日 (水)

旅の飲み物(32)フランスのエスプレッソ

イタリアのエスプレッソはうまい。そしてそれに匹敵するのがフランス(といってもパリぐらいしか知らないが)のエスプレッソであると思う。

例えばサン・ポール・サン・ルイ教会近くのカフェのエスプレッソは立ち飲みで定価1.2ユーロで素晴らしいうまさ。コーヒーの苦みと砂糖の甘味だけなのに。
Espresso_in_paris
1.2ユーロの幸福【パリ】

一方で、観光地ど真ん中では高くてまずいエスプレッソも。また、都心のターミナル駅構内はチェーン店ばかり(なんとスターバックスまである)、リヨン駅内にあった店はカフェオレですらいまいちだったので、推して知るべしであろう。

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2017年6月25日 (日)

世界の主食(20)セネガルの炊き込みご飯

セネガルではフランス植民地時代の影響でパン(バゲット)がよく食べられている。一方で、米飯も普及している。セネガル南部では稲作もされているそうだが、多くはタイなどアジアから輸入され、自給率が低いことが問題になっているという。

セネガル料理として必ず紹介される「チェブ・ジェン(thieboudienne)」は魚(と野菜)の炊き込みご飯。「ヤッサ(Yassa)」は多様な解説がなされていてよくわからないのだが、レモンと玉ねぎのソースをかけて食べるライスといったところだろうか。
Thieboudienne_in_dakar
チェブ・ジェン【ダカール】

セネガルで使われるコメはインディカ米で、輸送の途中で砕けて短く丸くなった「砕き米」「砕け米」と呼ばれるものである。そのため、最初見たときは、実は米ではなくてクスクスなのではないかと思ってしまったほどだった。

なお、ダカールのスーパー(おそらく外国人御用達)では、フランス企業による「楽Tanoshi」ブランドの(自称)寿司用のコメまで売っていた。日本産ではないと思うが。

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2017年6月22日 (木)

猫だらけ(24)ゴレ島

セネガルのゴレ島は車の走らない島であり、猫が我が物顔に暮らす。穏やかな島の空気の下、住民だけでなく観光客も猫には優しいのか、人慣れした猫も多い。それでもこちらが近づくと無視するかどこかへ行ってしまう猫が多いのだが、違うのがいた。

写真というのは近くで動かれるとうまく撮れないものだが、その猫は撮ろうとすると近づいてくるのだ。

かくしてカメラを構えると近づいてきて、少し離れてまた構えると、また近づいてきて、の繰り返しで四苦八苦。地元の子供にはにやつかれるし、他の観光客からは「猫、好きなんですね」とでも言いたげな生暖かい視線と微笑を受けてしまった。
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こっちに来たって何にもあげないから【ゴレ島】

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2017年6月19日 (月)

アニマル・プラネット(30)馬(サンルイ)

セネガルでは馬が現役で活躍している。いわゆる田舎だけではなく、都市部でもある。首都ダカールでも中心部を少し離れると個人用?の馬車が普通に走っていた。

世界遺産の街、サンルイにも馬はいた。ゴミだらけの漁港の岸にもいた。なぜか微妙な違和感を覚えた。
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海と白馬【サンルイ】

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2017年6月16日 (金)

上から目線(20)アフリカ・ルネサンスの像の立つ丘(ダカール)

ダカールの観光地といえば海に浮かぶゴレ島と郊外のラック・ローズがメインであり、市街地にはめぼしい観光資源に欠ける。ダカール市内でどこを回ればよいか探していた中で出てきたのが、アフリカ・ルネサンスの像。北朝鮮の協力のもと、多額の費用をかけて作られたこともあって、たいていは賛否両論だがという前置きで紹介されている。
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アフリカ・ルネサンスの像【ダカール】

さらに、像はともかくとして、像の建つ丘(標高約100mのよう)からの眺めが素晴らしいとの評価が多かった。その眺めがこちら。
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市街地、空港、そして海【ダカール】

市街地のど真ん中に空港があること、海が近いことはよくわかり、街を知るという意味では行く価値はあると思われる。眺めとしては特筆すべきものではなかったが。高さ52mの像自体は存在感があり、大きさは重要だと思わされた。地元の観光客もおおむね満足そうであった。中に入る人は少ないようだったが。

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2017年6月13日 (火)

マーケット・ウォッチ(31)ダカールのボー・マレシェ近くの路上市場

セネガルの首都、ダカールでは、道路に文字通り「お店を広げて」ものを売っている光景を特に都心部でよく見かけた。

遠方向けバスターミナル(バスだけでなく、乗り合いタクシー「セット・プラス」も発着)のあるボー・マレシェ(Baux Maraîchers)でもそれは同じ。ターミナル入り口近くの路上には、自然発生的に発生したのか、市場と化していた。
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野菜などを販売【ダカール ボー・マレシェ】

サンルイへ移動するセット・プラスに乗りに来たのだが、見ているといろいろ面白くてつい長居してしまった。

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2017年6月10日 (土)

空港連絡鉄道(24')シャルル・ド・ゴール空港第2TGV駅(パリ)<改>

シャルル・ド・ゴール空港にはターミナル3近くにシャルル・ド・ゴール空港第1駅が、第2ターミナルの2C・2Dと2E・2Fの間にシャルル・ド・ゴール空港第2TGV駅がある。両駅からパリ市内まではRER(地下鉄の急行のようなもの)のB線という路線が結んでいるが、沿線住民も利用する路線であり、荷物を抱えた外国人旅行者はあまり使わないようだ。治安が悪いという表現もガイドブックには散見され、評判が悪い。でも乗ってみると・・・これが快適。
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RER B線【シャルル・ド・ゴール空港第2TGV駅】

各駅停車もあれば、パリ北駅からド・ゴール空港の間はノンストップで走る列車もあるが、都心のシャトレ-レ・アル駅から空港の第2TGV駅までノンストップなら30分強、各駅停車なら40分弱である。渋滞の激しいパリの交通事情を考えると、時間の心配なく移動できるのは大きなメリットだし、空港・都心間は10ユーロとそこそこ。空いていたし、治安の悪さを感じることもなかった。ただし、トランジットの際の利用だったので、大きな荷物を持っての移動であればまた感想は違ったかもしれない。また、乗車自体は快適だったが、切符を買うまで毎回ひと騒動だったので、その意味では慣れない旅行者には不向き。
Rer_b_in_paris
RER B線車内

また、第2TGV駅の方にはその名の通り、フランスの新幹線「TGV」が乗り入れている。パリ市内には行けないが、フランス国内やベルギー等周辺諸国に向かうことができる。TGVには航空会社とコード・シェアしているものもあるとのことで、つまりTGVの乗車券分も含めて航空券として発券される。
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シャルル・ド・ゴール空港第2TGV駅のTGVホーム

残念ながら、ロンドンに向かうユーロスターはここからは乗れない。しかし、TGVでリール・ヨーロッパ駅まで行き(所要50分)、そこでユーロスターに乗り換えてロンドンに向かう(所要80分)ことはできる。
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TGV車内(二等車)

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2017年6月 7日 (水)

旅の飲み物(26')スーダンのカルカディ、セネガルのビサップ(ハイビスカス・ティ)<改>

スーダンはアラブの文化と、サブサハラの文化が交差する地。イスラム教国で酒は飲まない。もっともポピュラーな飲み物は中東諸国と同様に紅茶であろう。街角にはストールのような低い椅子が並べられた露店の茶店が多くあり(大きな木の下にあるのが典型か)、気軽に紅茶を楽しむことができる。

紅茶のほかに、「カルカディ」「ハイビスカス・ティ」と呼ばれる、ハイビスカスの近縁種である「ローゼル」という花の「がく」を乾燥させたものを煮だしたものもよく飲まれる。赤い色で、味は酸っぱい。そのため、砂糖をたっぷり入れて飲むことが多いようだ。
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カルカディをホットで【ナカ遺跡】

砂糖を入れて冷たくして飲むと、ジュースのような感じになる。最初に宿泊したハルツームの高級ホテルではウェルカム・ドリンクとして出てきた。「これは何か」とホテルの従業員に聞いたら、「カルカディ」だというので、「それは何だ?」と畳みかけると、「ローカル・ジュースだ」と面倒くさそうに答えられたので、すっかり果汁だと思ってしまった。

一方、西アフリカのセネガルではハイビスカス・ティを「ビサップ」と呼んでいた。こちらは常に冷たく、甘くして供された。なぜかグラス一杯なみなみと注がれていることが多かった。甘酸っぱい味は、疲れを取る効用があるように感じられた。
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ビサップをアイスで【サンルイ】

セネガルでは瓶入りのビサップも売られており、やはり冷たく甘酸っぱくて、炎天下を歩き疲れた身には心地よかった。

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2017年6月 4日 (日)

セネガル旅行(8)実用情報

■セネガルのガイドブック
残念ながらセネガルに関する日本語のガイドブックはない(「地球の歩き方」もない)。アフリカ37か国を収録した「旅行人ノート②アフリカ」はあるが、セネガルのページは8ページしかないうえ、発行(改訂版)が1999年と古い。
そのため今回は日本語のウェブサイトやブログをいつも以上にいろいろ見て参考にしたほか、「Bradt」というイギリスのガイドブックを購入。amazonなどで検索したところ、フランス語のガイドブックは複数出てきたが、英語のガイドブックでセネガルのみを対象としているのはこれのみだった。なお、「Lonely Planet」はかつてはガンビア&セネガルとして発行されていたが、今は「West Africa」というくくりで出版されている。電子書籍はばら売りされているらしい。

■通貨
セネガルでは西アフリカ8か国共通の通貨である、西アフリカ諸国中央銀行発行のセーファーフラン(Franc CFA)が使われている(セーファーフランには、もう一つ、中部アフリカ諸国中央銀行発行のものがある)。セーファーフランはユーロと固定レートであり、1ユーロ=655.957セーファーフランということになっている。空港内の両替所では1ユーロ=650セーファーフランであった。滞在中のレートでは、1円≒5.4セーファーフランだった。

■ダカール市内のバス
バスは二種類ある。一つはDakar Dem Dikk、略してDDDと呼ばれる、クリーム色の塗装の大型バス。もう一つはAFTUが運行する白地に青い線の入った小型バスで、こちらはインドの自動車メーカーTATAの車両が使われていることが多いため「TATA」と呼称されている模様。どちらも車体中央部に格子に囲まれた車掌室があり、そこで運賃を払い、チケットをもらう。時々検札が来るので、チケットは捨てないように。TATAのバス停は黄色い看板のようなもので、路線番号が表示されている。DDDのバス停には、青地にバスの車体のイラストを描いた道路標識が設置されているようだった。

このほか、「カー(ル)ラピ(ッド)(Car Rapide)」ないし「(ン)ジャガンジャイ」と呼ばれる、派手にペイントされた小型バスも走っているが、こちらは路線がよくわからず、また見た目もローカル色が強く、数日の滞在では乗りこなせる自信がなく、乗らなかった。

バスは失敗ばかりしたのであまり情報として役立たないが、参考までに。

・3番TATA:ヨフ(Yoff)~ンゴール(Ngor)~ワッカム(Ouakam)~プラトー(Plateau)のサンダガ市場(Marché Sandaga)~Terminus Petersenと走る。ワッカム~Terminus Petersenまで20分強、200セーファーフラン。

・7番DDD:独立広場(Place de l’Indépendance)からワッカムまで乗車。30分弱、150セーファーフラン。

・35番TATA:ンゴール~ピキン(Pikine)地区まで利用、30分強、200セーファーフラン。

・61番TATA:Mamelles(アフリカ・ルネサンス像のある地区)~ンゴール~ヨフ(空港ターミナル前も通る)~クール・マッサー(Keur Massar)と走る。ンゴールからクール・マッサーまでは1時間ほど。2000フラン札で払ったら1100フランしか戻ってこなかった。本当はもっと安いと思われる。

・73番TATA:ポスト・チャーロイ(Thiaroye Poste)~クール・マッサー~ラック・ローズ(Lac Rose)と走る。ラック・ローズに行く唯一のバス。クール・マッサーからラック・ローズまでは30分強、200セーファーフラン。ラック・ローズからポスト・チャーロイまでは100分強、400セーファーフラン。

・218番DDD:ポスト・チャーロイからワッカムまで利用(70分強、200セーファーフラン)。

■ダカール市内のタクシー
タクシーの車体は黄色と黒のツートンカラー(黄色だけの車体もあったかもしれない)。メーターはなく、事前交渉制。実際に払った金額は以下の通り。英語が通じない場合はあるが、フランス語は必ず通じた。

・ワッカム~アルマディ(Almadies):15分弱、1000セーファーフラン。
・アルマディ~ンゴール:15分強、1000セーファーフラン。
・ピキン~プラトー:高速道路(有料)を利用して20分、3000セーファーフラン。
・プラトー~空港:高速道路(有料)を利用して20分強、3000セーファーフラン。

なお、空港からのタクシー利用は定額。ンゴールまでは5000フランだったが、ホテルの送迎も5000フランだったので、ホテルに頼んだ。

■ダカール・サンルイ間の移動
セット・プラス(sept-place、7人乗りという意味)と呼ばれる、乗り合いタクシーで移動。プジョーの3列シートのおんぼろのステーション・ワゴンに1人の運転士と7人の乗客が乗る。満席になったら出発する仕組み。ダカール・サンルイ間は5000セーファーフラン、ただし荷物代が別途かかり、往路は1000フラン、復路は500フランだった。基本的には乗客には途中休憩がない(運転手は用を足したり買い物をしたりと降りるときがあるが、その間は路上の物売りの商売の時間になるので、乗客は乗っていなければならない(?)。乗客は車が故障しないと降りられない(?)。往路は途中、修理時間が計1時間ほどあり、それを含めて所要5時間20分ほど。復路は4時間40分ほどで、故障しなかったので一度も車から降りられず。
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セット・プラス修理中【Meckhe】

ダカール、サンルイとも、セット・プラスは「gare routiére」(バス・ターミナル)から発着する。ダカールのそれはピキン地区のボー・マレシェ(Baux Maraîchers)にある。サンルイのターミナルは島の外側(大陸側)にあり、ターミナルから旧市街まではタクシーで15~20分ほど。ターミナルから旧市街に行くときは1500フランより値下げに応じなかったが(しかも相乗り)、旧市街からターミナルに行く際は、ホテルのスタッフから500フランと聞いたので、500フランで押し通した。

■ゴレ島(Île de Gorée)
・ダカールからゴレ島へのフェリーは、ダカールのプラトーの独立広場(Place de l’Indépendance)や鉄道駅の近くに乗り場がある。往復5200セーファーフラン。片道所要約20分。フェリーの出港時刻は下記ブログに写真が載っていたので参考にした。時刻以外にも詳しく解説されている。
http://kouhei50.hatenablog.com/entry/2016/11/21/120000
・ゴレ島では入島料500セーファーフランを払う必要がある。
・奴隷の家(Maison des Esclaves):500セーファーフラン。10時半~12時および14時半~18時。月曜は休み。
・IFAN歴史博物館(IFAN Musée historique de Gorée):500セーファーフラン。10時~17時。月曜は休み。
ちなみに金額はすべて外国人の場合。

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2017年6月 1日 (木)

セネガル旅行(7)フォンテーヌブロー

5月8日
またも深夜食。機内のテーブルがどこかで何かが外れているのか、傾いたままでまっすぐにならない。片手で押さえながらとにかく早く片付けようと必死に食べる。何かの罰ゲームのようだ。エールフランスはシャンパンが出るぐらいしかメリットがないと思い、頼んでみたが、液体は邪魔なだけだった。そして着陸直前にはよく冷えたクロワッサンが。

5時間のフライトで6時40分頃、パリ・シャルルドゴール空港に着陸。トランジット時間に余裕がないのに30分ぐらい遅れている。前回よりは入国審査の行列などは短く、1時間ほどでパリ市内に向かうRERの駅に到着。券売機はまたも紙幣が使えない。前回はそれでひどい目にあったが、今日は大丈夫、ちゃんと硬貨を用意してきた。

硬貨を入れる。が、途中で迷っているうちに初期画面に戻ってしまった。やり直すが、再び迷う。そして入れた硬貨の金額がどこにも表示されない。これではいくら入れたかわからないではないか。困っていると、再び初期画面に。そして入れた硬貨は戻ってこないことに気づく。嫌な予感がする文字が光っているのに気づく。初期画面を英語にすると、小さなコインのイラストにNoみたいな表示が。硬貨は使えないらしい。でも投入はできるらしい。でも戻らないらしい。これは詐欺である。あるいは横領か窃盗か。4ユーロほど騙し取られた。そしてさらに券売機の画面がフリーズ。金を奪い取った後は、だんまりを決め込むとは、最新のAIでもまねできない技。

ともかく時間に余裕がないのでさっさと切符を買って列車に乗って移動したい。券売機を告発するのは諦め(こうしてSNCFは外国人旅行者から金を巻き上げているのだ)、有人カウンターへ走る。意外に空いていた。そして、フォンテーヌブローと告げると18.5ユーロ、往復と言い足すと36ユーロちょっと、しかしだったら「PARIS VISITE」という1日券のほうが24.5ユーロと安いと教えられる。ということでそれを購入。初めからこうすればよかった。

7時45分発のRER B線に乗車。各駅に停車。40分ほどでシャトレ・レアル駅に到着。乗り換えようと駅構内を歩いていたら切符を見せろと言われる。腹立ちついでに乗り換える路線のホームを聞いたら、元のホームの反対の番線だった。そしてRER A線に乗って、リヨン駅へ。今日は迷わないぞと思い、構内のディスプレーを見ると、フォンテーヌブローに行く列車は事前に調べた「R線」(近郊列車の線名のよう)ではないらしい。ともかく書いてあるホームへ。客車の列車であった。長距離用なのだろうか。旅情があってよい。

駅構内でパンとカフェオレ(薄い)を買い込んで列車へ。ダイヤより10分ほど遅れ9時40分頃にフォンテーヌブロー・アヴォン駅に到着。駅前に1番バスが止まっているので乗車。前面に「CHÂTEAU」と表示していた気がして安心して乗っていたが、宮殿につく雰囲気もないし、乗客は地元客ばかりになってきた。不安になって運転士に聞くとフランス語で何かがなられる。「パス」と聞こえた気がする。もう通り過ぎたのだろうか。結局、ここで降りろと言われた住宅街で降り、乗客の老爺が指し示す方向に5分ほど歩くと宮殿が見えてきた。正面には有名な馬蹄型の階段が。

こうして10時過ぎにようやくフォンテーヌブロー宮殿に入場。時間がないので「ナポレオン1世博物館」の部分は通り過ぎて、教皇のアパルトマンとグラン・アパルトマンという部分だけ見学。ここは16世紀にフランソワ1世により建築された宮殿で、その後、ナポレオン3世にいたるまで、歴代の王が暮らしたところ。フランソワ1世の回廊、舞踏会の広間は豪華だが、床や壁、天井に木が使われ、落ち着いた豪華さ。さらに皇后の寝室、玉座の間、会議の間など、次から次へと豪奢な部屋が続く。この辺りは調度品も派手派手しく、だんだん辟易としてくる。最後は三位一体の礼拝堂。木をデコレーションして大理石や金属のようにみせているようで面白い。
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フランソワ1世の回廊【フォンテーヌブロー宮殿】

建物を出て、広い庭園の一部も見学。残念ながら雨。大花壇には花が一つもない。11時15分頃、外へ。タクシーが停まっていないかと淡く期待したが、当てが外れる。バス停があるが、次のバスは12時。歩くしかない。40分ぐらい歩けば駅のようだ。しかし5分程歩き、クラシカルなメリーゴーランドなどがあるまちの中心部のあたりで、タクシー発見。助かった。

7分ほどで駅へ。ちょうど列車が入ってくる。走ってホームへ。しかし、これはパリから来た列車。と、反対側ホームにも列車が。走る。そして、11時半過ぎの列車に飛び乗る。フォンテーヌブローの街は白人だらけだったが、車内はむしろ黒人のほうが多い。これもフランス。そして40分ほどでパリ・リヨン駅へ。そしてRERのA線、B線と乗り継いで、40分弱でシャルルドゴール空港へ。

制限エリア内で昼食をと思ったが、ろくな店がない。ブランドショップに場所を割きすぎである。乗客の利便性よりも高額な買い物をさせて金を落とさせることしか考えていない。カフェらしきものもあるが行列。列が短い小さな店は、これだけ空腹なのに食欲が全くわかないサンドイッチ(しかも不要にでかい)ぐらいしか置いていない。困ったが結局、チョコケーキみたいな代物を買って食べる。

ダカールでは次の上海までしか発券できなかったので、上海・成田間のチケットはどうなるのかカウンターで聞いたら、上海についたらトランスファー・カウンターに聞けとのこと。なんとなく問題先送りな感じもしたがやむを得ない。そして15時頃離陸のエール・フランスで上海へ。

5月9日
9時間半のフライトで上海・浦東国際空港に到着。トランスファー・カウンターなどなく、まず入国審査。そう、たとえトランジットだけでも入国しないといけないのだ。こんな無駄で馬鹿々々しいことを強制するのは米国と中国ぐらいなものだ。入国後、預けた荷物を引き取る。その先に、トランスファー・カウンターの矢印が。そして順番が来て、eチケットを見せると――外へ出てデルタ航空のカウンターに行けと。ここは中国東方航空のカウンターなので、と。そして、「急いで」、と。トランスファー・カウンターに行けと言ったではないか。デルタもエールフランスもこっちだと複数の看板に書いてあったではないか。Skyteamとして提携しているのではないのか。空港は虚偽表示と嘘つきだらけだ。

ともかく、急いで出口へ。しかし出口の荷物検査で行列。やっと出て、デルタ航空のチェックイン・カウンターへ。自動チェックイン機があるので自分で操作しようとしたら、職員が代わりにやってくれるという。そして、パスポートの読み取りに失敗し、ほかの職員が応援に呼ばれ、画面上にクレジットカードをスワイプしろと表示されたのでカードを出したら、なぜか止められ、eチケットの番号を入力すると言われ、しかしそれも失敗し――結局、有人カウンターに行けと言われる。そして有人カウンターに行ったら、やはりクレジットカードを出せと言われる。が、出したら、見ただけで返された。突っ込みどころが多すぎる。さらに荷物を預けると、荷物検査に回される。カメラのバッテリーは手荷物に入れろと言われる。

そして出国検査の行列、手荷物検査の行列を経てようやく中へ。軽く小籠包でも、と思っていたがそんな余裕なし。沖止めなので、バスに乗り込んだら、スマホのデルタ航空のアプリに「出発時刻が変更された」との表示が。しかも予定より15分早まると。もっと早く知らせてくれなければ何の意味もない。

そして10時40分頃離陸のデルタ航空で2時間10分ほどで成田へ。

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