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2017年9月21日 (木)

ノルウェー旅行(7)ベルゲン、スタヴァンゲル

8月24日
宿に荷物を預けて街歩き。の予定だったが、フロントに誰もいない。鍵は箱に入れてチェックアウトしろとのこと。使えない。やむを得ずベルゲン駅まで行ってコインロッカーに荷物を預ける。9時頃駅を出る。駅前から伸びるMarken通りという歩行者天国には古い町並みが残り、いい雰囲気。まだ店が開いていないが。

9時15分頃、港だという海辺に面した「魚市場」に到着。と言ってもほぼツーリスト向けの様相。缶やビン詰めなどの土産物屋に、その場で調理したという料理を提供する食堂が立ち並ぶ。ここでサーモンとエビのサンドイッチの朝食。サーモンはスモークサーモンであった。市場で獲れたての魚を、ということではなかった。まあうまかったのでよいのだが。食後、ツーリスト・インフォメーションに行って「ベルゲン・カード」を購入。240NOK(約3,300円)と高いが、それでも元が取れるほどこの国の物価は高い。

10時ごろにハンザ博物館へ。建物は火災の跡1704年に再建された木造の建物。14世紀から16世紀ごろにハンザ商人の拠点だったブリッゲン地区の一部として、世界遺産にも登録されている。一階は展示室で、ロフォーテン諸島などで獲られた鱈などの干し魚が、ここブリッゲン地区に集められ、海外に売られたという歴史が説明されている。ブリッゲンはハンザ同盟の支配する治外法権地区で、魚との交換で穀物を得ていたノルウェー側は強く出られなかったようだ。そしてハンザ商人にはドイツ人しかなれなかったという。ドイツに対する微妙な感情がうかがえる。干し魚は15年も持つとのことで、室内にも展示。その匂いが充満。2階より上はオフィスや住居など当時の姿が再現されている。木の床がギシギシなる。

10時45分頃に出て、ブリッゲン地区の木造建築群へ。港に面した表側と違って、裏側というか横側は地味。いずれも商館兼住居だったところ。2階以上には外付けの階段などが張り出す構造になっていて面白い。建物の中は見事にどこもツーリスト向けの店。海側から見て右にはのちの時代の石造りの建築、左には19世紀か20世紀に再建された木造建築(ニセ・ブリッゲンとでも言おうか)が並び、紛らわしい。
Bryggen_at_bergen
ブリッゲン地区【ベルゲン】

11時25分頃、ブリッゲン地区の裏にあるハンザ博物館の別館、Schøtstueneへ。火気厳禁だったブリッゲンの中で、唯一、火を使うことが許された場所で、集会所などになっていた建物。を復元したもの。さらに近くにある聖メアリ教会へ。ハンザ博物館の説明によると、あらゆる点でベルゲンの別の地区から独立していたハンザ商人たちの独自の教会だったところ。しかし教会のパンフレットではそうした記述はほとんどなく、建築及び宗教上の解説のみ。12世紀の建造らしい。太い柱、そして装飾の少ない天井や壁が力強い印象。

続いて12時ごろにブリッゲン地区とは無関係のローセンクランツの塔へ。16世紀の建物。要塞にもなっており、一度だけ実戦で使われた。その、17世紀のイギリスとオランダの海上覇権争いにベルゲン(及びデンマーク=ノルウェー同君連合)が巻き込まれる際の解説が面白い。オランダ船団を一緒に襲おう、分け前はやるから、とイギリス側に持ち掛けられ、コペンハーゲンに決断を仰いでいる間に戦闘が始まってしまった、という感じか。

隣のホーコン王の館へ。13世紀のホーコン王の居城だったところで、建物は復元されたもののよう。「石鹸石」と呼ばれる、緑がかった石で作られた大ホールが見事。

昼食は「歩き方」掲載のレストランで、ベルゲン名物の「バカラオ」のランチ。干し鱈のぶつ切りを水でもどして、ポテトとオリーブと香草とともにトマトソースで煮込んだもの。鱈の噛み応えがよく、美味。オリーブも地味に美味。

食後、ケーブルカーでベルゲンを見下ろすフロイエン山へ。ケーブルカーを降りると駅前が町を見下ろす展望台に。なかなか良い景色。ケーブルカーは12分おきに運行なので、12分間景色を堪能して、再び下へ。

魚市場で「ベリーミックス」(プラスチックのコップに入ったストロベリー、ブルーベリー、ラズベリー、ブラックベリー)を買って、港を眺めながら食べる。それから池沿いを歩き、ベルゲン美術館3号館(KODE3)へ。お目当てはムンク。有名な作品はないが、修業時代から精神を病んでいた時代、そして健康になった時代まで、展示。やはり「叫び」などと同じ、病んでいる時代の作品がムンクらしいと感じてしまう。本人は辛かったのだろうが。そのほか、ノルウェー人作家の作品を展示。田舎暮らしを描く絵が興味深い。

そして駅に向かい、荷物を取って駅前からライトレールに乗車。最初は混んでいたが、ほどなくして座れた。急に眠くなる。45分弱で空港に到着。チェックインも荷物預けもセルフサービス。職員がほとんどいない。合理性の極致。そして18時50分頃発のスカンジナビア航空で25分弱でスタヴァンゲルへ。エアポートバスで30分弱で終点のフェリーターミナル「Fiskepiren」へ。雨の中、石畳の歩行者天国を歩き、今日の宿へ。人が誰もおらず、チェックインは隣のホテルでする仕組み。そして宿の建物の1階は今日もバー。

隣のホテルのスタッフおすすめのシーフード・レストランが満席だったため、通りがかりのレストランへ。割と高級な店だったらしく、カード支払いの場面でチップ入力を求める画面に。バケットに飲み水と至れり尽くせりではあったが。味は塩味が濃くて、ビール購入を促す仕組みのバーベキューソースのチキン。

宿に戻るとシャワーヘッドが壊れている。文句を言おうにもスタッフがいない仕組み。しかも案の定、下のバーの音がうるさい。そして激しさを増す筋肉痛に苦しむ夜であった。

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