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2018年5月19日 (土)

オーストリア旅行(4)ヴァッハウ渓谷(ザンクト・ペルテン、メルク、デュルンシュタイン)

5月2日
6時半過ぎにチェックアウト。眠い。空気がひんやりしている。まずはザンクト・ペルテンの街歩き。英国婦人教会はピンクの宮殿風ファサードが美しい。その裏手の市庁舎広場へ。何かの記念柱がある。さらにうろうろし、大聖堂へ。入口を見つけるのに苦労し(大聖堂前広場から入れたのだが、広場が工事中で入口を見つけられなかった)、裏手に回って中庭からようやく入ると、ミサの最中。お呼びでない雰囲気で足を踏み入れることなく扉をそっと閉める。が、ちらっと見えた内装はとてもよさそう。かなり躊躇したが恐る恐る中へ。そしてもう一回出て、広場から改めて入り直したところでミサが終了。重厚感もあり美しい。

駅前から伸びる商店街、クレムサー・ガッセには、ユーゲントシュティール(世紀末様式)の絵が壁に描かれた建物が。その近くによさげなペイストリー屋があったので、ここで朝食を調達。駅のロッカーに荷を預けて、8時5分過ぎ発のREX(快速)ウィーン西行きに乗車。
車窓にはいい感じの丘陵や畑が広がり、パンもおいしくいただく。いい朝だ。検察が来た。最初の行き先であるメルク行きの切符を見せる。――方向が逆だと言われる。ということで、15分ほどでKirchstettenという駅で下車。乗り間違えたことは車掌から駅員に引き継がれ、駅員がメルクまでの乗り換え案内を印刷して持ってきてくれた。親切。今日のスケジュールを組み立てなおす。やれやれ。

8時40分過ぎ発のREXでザンクト・ペルテンへ。そして9時5分過ぎ発のREX、Amstten行きに乗車。15分程でメルクに到着。いい感じのハウプト通り、ラートハウス広場を通って、世界遺産にもなっているメルクの修道院へ。10時からドイツ語ツアー、10時55分から英語ツアーとのこと。10時のツアーにすると言うと、怪訝そうに「ドイツ語が分からないのに?」と念を押される。ご親切に。どうせ英語もろくにわからないので、どちらでもよい。
修道院の建物はほとんどが18世紀にバロック様式に改築されたもの。テラスからはドナウ(の支流)と旧市街を望む美しい眺め。「大理石の間」は、本物の大理石と、漆喰で描いたニセ大理石を併用しているという(触って確かめさせられた)。図書館は木に漆喰で金の装飾をしていて、落ち着いていてかつ豪華。そして付属協会は金、大理石(こちらもホンモノ及びニセモノ)の茶色、そして天井を埋め尽くす絵は白が基調で、採光もよいこともあって非常に明るくかつ重厚。イタリアやマルタ、そしてメキシコを除けば今までみた教会のなかで最高かもしれない。巨大すぎず、ちょうどよいサイズ感なのかもしれない。美しく、荘厳で、天使でも降ってきそうだ。釣り込まれて神を信じるようになるのもわからなくもない。

12時のミサが始まる前に退散し、つまらないフランス式庭園を見た後、修道院付属のレストランへ。地元の白ワイン(ここヴァッハウ渓谷はワインの産地)とオーブンで焼いたローストポークのようなものをいただく。まあ、まあまあ。ちょっと街を歩いた後、ハウプト広場にたどり着いたところで、観光客が上に向かってカメラを構えている。何だろうと見てみると、修道院の全景が見える。そこでその近くのホテル兼レストランで、修道院を仰ぎ見ながらメランジェ(泡立てたミルクを入れたコーヒー)を。

その後、13時50分過ぎ発の遊覧船でドナウ河下り。はしけのような船が時折通る。シェーンビュール城、アックシュタイン城、シュピッツの街、そして街の周りに広がるブドウ畑などを眺める。15時ごろ、デュルンシュタインにて下船。まずは川に面した修道院教会へ。メルクの修道院付属協会を小ぶりにして簡素にした感じ。これも良い。大理石は使わず、木を多用しているよう。

その後は十字軍の時代にイングランドのリチャード獅子心王が幽閉されていたというケーンリンガー城跡を目指す。息を切らしながら登る。途中の展望テラスからは緩やかに曲線を描いて流れるドナウ河の絵葉書のような眺め。ただの河と街とブドウ畑と森なのに、なぜにこれほど美しいのか。
Durnstein
青くはないが美しきドナウ【デュルンシュタイン】

休み休みしながら、35分ほどで城跡の一番上へ。天然の岩山を利用した砦のような感じ。その後、30分弱かけて下へ。膝が笑う。そして暑い。レストランのようなところに入って、地元の白ワインをいただく。チェイサー(水)もついてくるが、これまた冷たくて美味。

街をしばらくうろついた後、17時半過ぎ発の遊覧船へ。20分でクレムスに到着。朝、電車を間違えた影響で、この街を観光する余裕がなくなった。スマホの地図アプリに従って、よく整備された歩道・自転車道を早歩きして駅へ。18時25分発のザンクト・ペルテン行き列車に何とか間に合った。眠いし足首が痛い。

列車は7分遅れでザンクト・ペルテンに到着。走る。19時2分発のレイルジェットに乗りたかった。が、間に合わず。今日も到着が夜遅くになりそうなので、エキナカのスーパーでサンドイッチ、ドーナツなどを調達。19時半過ぎのウィーン中央駅行きレイルジェットに乗車。車内のレストランカーでコーヒーを注文。わびしい夕食と思いきや、割と美味。

ウィーン中央駅に20時5分過ぎに到着。そして20時15分過ぎ発のREXで21時25分ちょっと前にスロバキアの首都、ブラチスラバの中央駅に到着。オーストリアと比べると駅前はややすさんだ印象。トラム乗り場が見つからないが、駅前でたむろしている人々に尋ねる気がしない。うろうろして、何とか乗り場がエスカレータで降りた下にあるのを見つける。

そしてトラムで街中の宿へ移動。やれやれ。

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