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2018年8月 5日 (日)

欧州の世界遺産(20)ゼメリング鉄道

ゼメリング鉄道は、ウィーンとグラーツを結ぶルートの途中にあるゼメリング峠のある区間、グログニット駅からミュルツツーシェラーク駅までの山岳鉄道の名称。山岳鉄道とはいえ、単独の路線ではなく、幹線の一部区間をそう呼んでいる。グラーツから先のベネツィア、リュブリャナ(スロベニア)、ザグレブ(クロアチア)とウィーンとを結ぶ列車の通り道でもあり、国際列車も含む多くの列車が通る区間でもある。高速列車「レイルジェット」で通ったが、ここが世界遺産であるという案内は(たぶん)往復ともなかった。なので、危うく気づかずに通り過ぎるところだった。
 
とはいえ、何の特色もなかったわけではない。景色は風光明媚。そして、速度が落ちる。最高60km/h程度しか出していないようだった。逆に言うと、ゼメリング鉄道の区間が過ぎると、ぐんとスピードが上がる。区間内はカーブが多く、トンネルや橋梁も多い。難所を通っているということなのだろう。石積みのアーチなどは見た目にも美しく、自然との調和に配慮したことが世界遺産登録に際しても重視したというのも納得。
Semmering_railway
アーチ橋が見えてきた【ゼメリング鉄道】
とはいえ、何気なすぎて、見過ごしがちな世界遺産であることは間違いない。しかし、難所を難所と気づかせずに乗客を運ぶことこそが、この鉄道の価値なのかもしれない。
 
(文献によっては「ゼメリング」だったり「セメリンク」だったりする。どちらが正確なのかは不明)

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