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2018年9月22日 (土)

トルクメニスタン旅行(3)ダルヴァザ、アシガバード、ニサ

9月10日

3時半ごろ寒さで目が覚める。上着を着こむ。しかしまだ寒い。そして風でテントが揺れて、テントの壁が頭にぶつかってくる。そのため、その後ろくに眠れず。5時半ごろ、テントを出る。漆黒の闇の中に地獄の門の赤い明りだけが煌々と照らされている、と言いたいところだが、大統領ないしラリー用に設置されたテント群も照明で煌々と照らされていて、興をそがれる。

穴の近くに行った後、丘の上へ。朝日を待つ。空が黒から白へと変わり、だんだん明るくなってくる。ラクダの親子なのか、3頭、さらにもう1頭がやってくるのが見える。地獄の近くのテントに近づいている。餌を期待しているのだろうか。そして、6時45分ごろ、太陽が地平線から顔をのぞかせる。地獄の門の中の炎は、相変わらず赤く燃え続けている。地獄の夜明け。
Door_to_hell
地獄に夜明けが迫る【地獄の門(ダルヴァザ)】

7時5分ごろ、テントに戻り、朝食、そして30分後にはあわただしく出発。手際のいいツアーである。というか客がプロすぎる。10分ほど走り、舗装道路に出たところでバスに乗り換え。さらに5分ほど走り、「泥のクレーター」へ。こちらも円筒状の穴で、ガスの試掘のために掘られたもの。やはり辺りが臭う。そして底は泥だが、一部は火がついている。続いて、バスで15分弱走り、「水のクレーター」へ。こちらは水が溜まっている穴。水面まで30m、そして底までさらに10mとのこと。こちらもガスが出ていて、水面に泡が見える。地元の人々が投げ込むというペットボトルが大量に水面に浮かび、汚い。

8時50分ごろ出発。その後は砂漠をひた走る。うつらうつらしていたが、だんだん緑が増えていくのがわかる。そして景色は町、そして都市になっていく。首都アシガバードである。中心部はほとんどの建物が白い大理石製(1000棟以上あるという)。官庁だけでなく、アパートなども大理石である。高架道路の橋脚も大理石風。この街並みもまた奇観。12時20分、昼食のため下車。チキンとインディカ米のライス。高級店っぽい。

13時15分過ぎに出発。車窓から大理石の街並みを撮りまくった後、郊外の小高い丘の上に立つ豪華ホテルに20分ほどで到着。ロビーに入ると高い吹き抜け、そして香水の香りが充満。部屋も無駄に広く豪華。Wifiも高速。しかし、FacebookやYouTube、LINEなどにはアクセスできない。そういう国。と思えば、BBCワールドニュースやCNN、はてはNHKワールドまで見ることができる。街中でもパラボラアンテナをよく見かける。

シャワーを浴びて、14時45分ごろ再び出発。15分ほどでトルクメニスタン国立博物館へ。こちらも豪奢な建物。まずは現大統領に関する展示。そして、石器時代からの歴史。注目は、マルグーシュ(今回は訪れない)、ニサ(この後往訪)、メルヴ(明日往訪)に関する展示。ニサから出土した多くの象牙製のリュトン(儀式用の盃)や「ニサのビーナス」などが興味深い。メルヴのものでは、坪の一面に人生の様々な出来事を漫画のような絵で描いたものが興味深い。さらには、この国の伝統的な産物である絨毯も展示。20m×30mの巨大な絨毯や、大統領の肖像を描いた絨毯など。多彩な展示を高速で駆け巡る。ツアーなのでやむを得ない。

16時10分ごろ、バスに乗り込み、5分強で永世中立の塔へ。1995年に国連に永世中立国として認められたことを記念して1998年に建てられた、3本脚の塔。高さは95m。エレベーターで上がれるようになっているが、今回は外側のみ見学。日差しが強烈。

10分強見学した後、バスで20分ほど走り、ニサへ。紀元前3世紀に成立したパルティア王国の初期の首都だったところ。城壁跡に囲まれた旧ニサを見学。保存のため、遺構は発掘作業後に泥で塗り固められているので、オリジナルがほとんど見られない。それでも玉座の間にはオリジナルの柱が残っている。ゾロアスター教寺院だったところは、当時はドーム状の天井だったようで、壁の形状がそれを物語る。

30分強見学し、バスで20分弱走り、アシガバードに戻ってトルクメンバシ・ルーフ・モスクへ。まずは付属の霊廟へ。初代大統領ニヤゾフと、その両親・兄弟の廟。白と緑の大理石に、金色の模様が躍る。続いて隣のモスクへ。4本あるミナレットは高さ95m。15000人を収容できるという、中央アジア最大のモスク。巨大かつ豪華。霊廟ともどもドームは金色に輝く。中も広い空間で豪勢。

25分ほど見学して出発。15分強で夕食会場へ。バーといった趣。ウェイトレスはロシア系。多民族国家の一面。その後、19時半ごろに出て、ライトアップされたアシガバードの大理石群を車窓で眺めた後、15分ほどでホテル近くの結婚式場の立つ丘の上へ。ここから街を一望。派手にライトアップされた夜景を楽しむ。さらに、現・大統領の唯一の像(前大統領時代は大統領の像だらけだったが、現大統領は像はいらないと言っていたとのこと)を見学した後、ホテルへ。

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