2017年11月 2日 (木)

ニセモノ・ホンモノ(12)プノンペン王宮

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カンボジアの首都プノンペンにある王宮は19世紀に建造が始まり、20世紀に入ってフランス人建築家により改築を受けた建物。クメール様式と呼ばれる尖塔が目立つが、植民地時代の東西接合の建物。併設する寺院「シルバー・パゴダ」とともに、観光地の少ないプノンペン随一の観光スポットとなっている。

一方、アンコール・ワットを要するシェムリアップには「カンボジア民俗文化村」なる観光施設があり、そこにはカンボジアの名所のミニチュアも。その中には王宮とシルバー・パゴダもあった。民俗文化村では民族舞踊ショーが行われるほか、蝋人形でカンボジアの歴史の名場面などを再現した展示などもある。アンコール・ワット関係の空き時間にどうぞ。

写真は上が本物、下が民俗文化村のミニチュア。

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2017年10月30日 (月)

ニセモノ・ホンモノ(11)リアルト橋

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イタリアの水都ベネツィアの大運河(グラン・カナル)にかかるリアルト橋は、この街のシンボルの一つ。

なので、ニセモノ天国ラスベガスのホテル「ベネツィアン」でもしっかり再現されている。ご丁寧に下に運河も流れている。小規模だが。

写真は上が本物、下がラスベガスのニセモノ。

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2017年10月18日 (水)

ニセモノ・ホンモノ(10)ボルグン・スターヴ教会


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東武ワールドスクエアには国内外の有名建築物のミニチュアが集う。本物を知らなければそのニセモノを見たって面白くない。しかし、中にはなぜこの建物を選んだのかと思うようなマイナーな建築物のミニチュアも含まれている。ノルウェーの木造教会であるボルグン・スターヴ教会もその一つ。ノルウェーに木造の教会があるということ自体、知らなかった。それぐらいマイナーな存在である。

しかも万里の長城、エッフェル塔など巨大建築物が並ぶ中、この教会はサイズも小さく、制作も大変だったろう。ワールドスクエアの作り手の誰かの趣味で入れたとしか思えない。

しかしそうやってニセモノを通じてその存在を知ったことによって、この地味な歴史的建造物に対する関心が少し芽生えた。そしてその10年後、本物のスターヴ教会を訪れることができた。そう考えてみると、マイナーなニセモノも悪くない。

写真は1枚目が東武ワールドスクエアのニセモノ、2枚目が本物。

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2010年9月 4日 (土)

ニセモノ・ホンモノ(9)自由の女神

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自由の女神は米国の象徴ということになっている。女神の立つリバティ島に行くフェリーは、移民博物館のあるエリー島にも寄る。ここはかつての入国管理局が博物館に仕立てられ、展示物を通して米国に上陸しようとしてやってきた移民達の物語が語られる。両島を巡れば、米国という国が象徴しようとしている(いた)ものが何となく感じられる。

そうした象徴性が強いからだろうか。ニセモノが世界中で最も多い彫像の一つが、この自由の女神ではなかろうか。もっとも有名なニセモノはパリのセーヌ河岸にあるものだろうが、それ以外にも精度を問わなければニセモノはあちこちにある。

なかでもラスベガスのホテル「ニューヨーク・ニューヨーク」の女神像は実物の2分の1サイズであり、精度は不明だが大きさで言えば一番のニセモノではあるまいか。もっともここの女神の役割は、米国の象徴ではなく、ニューヨークの象徴に過ぎないが。

写真は上が本物、下がラスベガスのニセモノ。

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2010年9月 1日 (水)

ニセモノ・ホンモノ(8)ナポレオンの戴冠式

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ルーブル美術館所蔵のダヴィッド作「ナポレオンの戴冠式」。正式には「ナポレオン一世の戴冠式と皇妃ジョゼフィーヌの戴冠」というこの絵は、大きさも知名度も最大級で、ルーブルの見所の一つ。その前は大勢の人で賑わう。

一方、そのニセモノがヴェルサイユ宮殿にある。ニセモノと言っても、ダヴィッド自身が作成したもの。いわば本物のニセモノ。元々はダヴィッドが自分で所有していたらしい。

両者の違いでもっとも有名なものは、左側に並ぶ女性の一人(ナポレオンの妹らしい)の服が、ヴェルサイユ版ではピンクであること。

それにしても、一応作者自身の作成とはいえ、所詮ニセモノであるヴェルサイユ版の前にも多くの人だかり。ある意味、この絵の偉大さを物語っている。

写真は上がルーブル、下がヴェルサイユ。

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2010年8月29日 (日)

ニセモノ・ホンモノ(7)エッフェル塔

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パリのエッフェル塔は、19世紀末に登場した当初はかなり悪評高かったようだが、今ではパリを象徴する建築物の一つとなっている。凱旋門、ルーブル、ノートルダム寺院、パリを代表する建物は数多くあれど、ぱっと見て分かるわかりやすさでエッフェル塔をしのぐものはない。

だから、パリのニセモノをつくるとなれば、これは欠かせない。20世紀末に「テーマ・ホテル」がはやったラスベガスでは、ニセモノがずらりと並ぶさまが壮観だが、そのものずばり「Paris」というホテルは、やはりエッフェル塔がシンボルとなっている。流石に高さは本物の半分ほどのようだが。

写真は1枚目は、本物の25分の1のエッフェル塔(東武ワールドスクエア)、2枚目が2分の1のエッフェル塔(ラスベガスのパリス・ホテル)、そして3枚目が本物のエッフェル塔。

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2010年8月26日 (木)

ニセモノ・ホンモノ(6)ポンペイ

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イタリアのナポリ近郊にあるポンペイ遺跡は、生きている街まるごとが火山灰に覆われたことで、街が丸ごと遺跡になってしまったところ。商店街の街並みなど大きな遺構が素晴らしいとともに、邸宅内の壁画や床のモザイクなど細かいものも残っており、それらも見応えがある。

なかでも有名なのが、「秘儀荘」と呼ばれる邸宅に残された壁画。約2000年前の美しい赤い色彩が見事に残り、「ポンペイの赤」と呼ばれている。

そのニセモノが日本の四国にある。鳴門公園内にある大塚国際美術館だ。ここには西洋の著名な絵画等の原寸大の写真を陶板に焼き付けたものが延々と展示されている。最初はニセモノだらけと馬鹿にしてみていたが、よくできているので次第にニセモノでも本物でもどちらでもよくなり、長居してしまう不思議なところ。ここの売りはバチカンの「システィーナ礼拝堂」などの建物内部の壁画や天井画をまるごと再現した「環境展示」なるものがあること。ポンペイの秘儀荘内部も環境展示されており、鳴門の渦潮を見た後にポンペイの赤を鑑賞することができる。

写真は上がその「環境展示」、下が本物。

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2010年8月23日 (月)

ニセモノ・ホンモノ(5)タージ・マハル

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インドのムガール王朝の建築物は、水路がある庭園を前にして、直線と曲線が優美に組み合わさった建物がシンメトリックに対峙し、素人でも何となくその共通性を感じる。そしてその頂点に立つとも言える傑作が、ムガール帝国第五代皇帝、シャー・ジャハーンの妃の霊廟、タージ・マハールである。

一方、オーランガバードにあるビービー・カ・マクバラーは、シャー・ジャハーンの息子で第六代皇帝アウラングゼーブの妃の霊廟。タージ・マハルをまねてつくったらしいが、真ん中の建物が本物と比べると華奢なせいか、あるいは一部にしか大理石を使っていないせいか、あるいは全体的に規模が小さいせいか、貧相な雰囲気が漂う。そのため「貧乏人のタージ・マハル」という、何ともひどい愛称がつけられている。アウラングゼーブは兄弟を殺し、父を幽閉して皇帝の座に着いた男。シャー・ジャハーンののろいが、現代でも残っているのかもしれない。

写真1枚目はそのビービー・カ・マクバラー。2枚目は本物のタージ・マハル。3枚目はニセモノ天国、東武ワールドスクエアのタージ・マハル。

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2010年8月20日 (金)

ニセモノ・ホンモノ(4)雲崗石窟

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雲崗石窟は山西省・大同の近郊にある、中国三大石窟の一つ(残り二つは敦煌の莫高窟と洛陽近郊の龍門)。複数の巨大な仏像と、カラフルで細かい浮き彫りとがともに素晴らしい石窟群である。

とはいえ、日本ではそれほど有名でもないと思うのだが、国内にそのニセモノがある。ニセモノの宝庫、東武ワールドスクエアである。25分の1のスケールで、国内外の有名建築物を再現。しかし、その選定基準はよく分からない。莫高窟と雲崗はあるが、龍門はない。龍門は前面に川が流れているから、再現が難しかったのだろうか。

写真は上がワールドスクエア、下が本物。

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2010年8月17日 (火)

ニセモノ・ホンモノ(3)ボートン・オン・ザ・ウォーター

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英国・コッツウォルズにある、ボートン・オン・ザ・ウォーターは、その名の通り、川沿いに開けた小さな村。ここには「モデル・ビレッジ」なる、村を9分の1サイズに再現したミニチュア・パークがある。モデル・ビレッジ内にはモデル・ビレッジそのもののミニチュアもあり、さらにミニチュアのモデル・ビレッジ内にもさらに小さなモデル・ビレッジがある。

・・・と遊び心も満載の楽しいところなのだが、全般的につくりが雑。村人が趣味でつくりましたという趣。もっと気合いを入れてつくればいいのにと、つい思ってしまう。もっとも、本物の建物と同じ石でつくられているようで、雰囲気は出ている。

写真は上が本物の村、下がモデル・ビレッジ。

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