2016年8月 5日 (金)

日本の世界遺産(12)ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-

2016年登録の最新の世界遺産である。シリアル・ノミネーション、それもヨーロッパ、アジア、南米の7か国にまたがる17の建物等が対象。といっても半分以上がフランス国内だが。

東京の国立西洋美術館が含まれるので、一応「日本の世界遺産」としてご紹介。
National_museum_of_western_art_in_t
東京にも世界遺産誕生【国立西洋美術館】

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2016年6月18日 (土)

ナショナル・ミュージアム(28)ナショナル・ミュージアム(ポートビラ)

「地球の歩き方」で「カルチュラル・センター」として記載されているところに行くと、「ナショナル・ミュージアム」との表記が。
National_museum_in_port_vila
ナショナル・ミュージアム【ポートビラ】

ここの売りは世界無形遺産に登録されているという砂絵。ユネスコ・アジア文化センターのウェブサイトをみると、「芸術表現であるに留まらず、儀式や瞑想から通信・伝達に至るまで、実に多様な状況において多機能を果たす「文字」でもあります」「砂絵は複数の仕方で「解釈する」ことが可能」「砂絵の熟達者には、模様の熟知だけでなく、模様が担う意味を深く理解していることが要求されます。」といった文言が躍る。ハイ・カルチャーとしての砂絵がそこでは紹介されている。

この博物館にもそうした熟達者がいるはず。だが、訪れた日には誰もいない。仕方ないので展示を眺めていると、若い職員がやってきて砂絵を描き始めた。ウミガメやトカゲの顔には目と口が加えられ、漫画のよう。最後には、一緒にトカゲの砂絵をかかせてくれた。どちらかというと、親しみやすいサブ・カルチャーとしての砂絵。
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こちらはエンゼル・フィッシュの砂絵【ナショナル・ミュージアム(ポートビラ)】

文化や芸術は移りゆくものであり、それが今のバヌアツの砂絵の姿なのかもしれない。それを国立博物館という場で実演するのは異論あるところかもしれない。ただ、若いスタッフが楽し気に教えてくれたことは、一人の旅人にとって忘れえぬ思い出となるものだった。

砂絵のほかには、虫・鳥・獣のはく製や貝殻など自然もの、土器や世界遺産ロイマタの解説などの歴史もの、楽器、木製の仮面や柱などの民俗ものと、雑多に展示。特に民俗ものの展示は、島ごと集落ごとに多様な文化を持つというメラネシアの島国だけあって、この手のものが好きな人なら存分に、そうでない人もそれなりに、楽しめる展示となっている。

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2016年6月12日 (日)

ナショナル・ミュージアム(27)韓国国立中央博物館(ソウル)

2005年に新規オープンした韓国国立中央博物館は、朝鮮半島の歴史と文化、工芸を一望できる博物館。
National_museum_of_korea
池のほとりにたたずむ国立中央博物館【ソウル】

もっとも有名な展示は三国時代の半跏思惟像であろう。ここには二つの像(ともに国宝)が所蔵されており、交互に展示される。訪れたときに展示されていたのは国宝83号のほう(もう一つは国宝78号)。ルーブルのモナリザのごとく、特別扱いの展示で、ガラスケースの中。
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半跏思惟像【韓国国立中央博物館】

往訪の翌月に、同館では78号と日本の中宮寺の半跏思惟像とを並べる特別展が開かれたというが、78号と83号を並べて展示することはできないのか。せっかくだから両方みたかったのだが。

とはいえ訪れたときは疲労のピークで、ろくな感慨もわかない状態だったのであるが。

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2015年10月16日 (金)

ナショナル・ミュージアム(26)イスタンブール考古学博物館

1度目のトルコ旅行でもこの博物館には行ったはずなのだが、何を見たのか記憶も記録もない。そして2度目のトルコ旅行では予想通り時間が足りなかったので、古代オリエント博物館に絞って見学。

名前の通り、古代オリエントをテーマとした博物館。メソポタミア系の展示が多いか。エジプトも少ないが展示されている。トルコに関する展示はなかなか見当たらないが、カデシュ条約が刻まれた粘土板があり、小さいがやはり目を引く。エジプトとヒッタイトの間で結ばれた、世界最古の平和条約である。

しかし、目立っているのは新バビロニア王国のバビロンのイシュタール門のあった通りの壁のレリーフ。釉掛けして焼かれたというタイルの青が鮮やか。ライオンや牛や謎の動物が描かれていて、その横をバビロンや周辺国の人がそぞろ歩いたのだろうかと想像が広がる。
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壁は展示用に描かれたものだと思うが、雰囲気は出ている【イスタンブール考古学博物館】

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2015年9月22日 (火)

トルコ旅行(5)アンカラ、キャフタ

9月2日
クズライからメトロ(地下鉄)1号線に乗車。と思ったら間違えて2号線に乗っていた(と2駅目に気付いた)。クズライ駅では同じホームから左右に1号線と2号線とに乗車できるようになっており、乗り換えは便利だが、初心者にはわかりにくい。国立図書館駅で下車。反対方向に乗り換えようとすると、一度改札を出ないといけない仕組み。

改めてクズライに戻り、メトロ1号線でウルスへ。駅員に道を聞くが、ものすごい大雑把な方向しか教えない。道を教えるのは彼の仕事ではないのだろう。大都会だが、信号を守らない歩行者が多く、見ていてヒヤヒヤする。駅を離れるに従い、庶民的な街になっていく。そして道に迷い、地図(歩き方の)を見て唸っていると、この国では珍しく向こうから声をかけてきて(しかも英語)、道を教えてくれた。助かった。

駅から30分ほどかかってようやくアナトリア文明博物館に到着。日本語オーディオ・ガイドがあるので借りる。アッシリア時代の粘土板には楔形文字。解説によるとアナトリアの人々はそれは読めないので、通訳というか翻訳を介していたという。その時代からそういった職業というか役割があったというのは興味深い。
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アラジャホユック出土の青銅の牡牛像【アナトリア文明博物館(アンカラ)】

ヒッタイト新王国時代のカルカムシュ遺跡のレリーフなどは大量に展示されている。楔形文字と象形文字とが両方使われているというのは興味深い。オーディオ・ガイドのおかげもあってじっくり2時間以上見学。駅に戻る途中でバゲットにはさんだドネル・ケバブとアイランで昼食。

メトロ1号線でクズライに戻り、ホテルで荷物をピックアップしてクズライ駅前の交差点から442番バスで45分ほどで空港へ。カフェに入るとコンセントもWifiもある。ここで今日の宿を予約。睡魔がやってくる。

16時20分過ぎにアナドル・ジェット(便名はターキッシュ・エアラインズ、運航はBORA JET)で1時間弱でアドゥヤマンへ。1日3往復しか路線がない(たぶん)というのに、国際線ホールにVIP用出発ホールまであるバブリー仕様。空港では出迎えに来ている人が多く、おでことおでこ、ほっぺとほっぺを左右くっつけあう挨拶をしている。

ここからセルビスで15分弱でキャフタの町に到着。集合住宅の団地もある、意外に大きな町。泊まるのはこの町でおそらく一番安い宿。みるからにバックパッカー向け。セルビスを降りるとホテルのスタッフがお出迎え。最初に通された部屋のトイレの水は流せず(案内したスタッフが「ノープロブレム」といって水を流そうとすると、ボタンがなくて押せないというコントのような展開)。次の部屋はあちこち傷んでいるし、まさに最低限という感じ。明日の日の出ツアーの手配を依頼すると、すべてやっておくから大丈夫とのご機嫌な回答。値段を聞いても大丈夫だからというだけで回答なし。手配しておくから食事でもして来い的なことを言われたので、外へ。

早速ガキ二人組が駆け寄ってきて「マネーマネー」と連呼。なんなんだこの町は。去り際に液体まで吹きかけられた(ほとんどかからなかったが)。車の掃除屋をやっていたようなので、その洗剤だろうか。悪質極まりない。子は大人の鏡、と今にして思う。街全体がなんとなく荒んでいるというと言い過ぎだが、あまり歩いていて楽しい雰囲気ではない。

通りすがりの食堂で肉や野菜を刻んでユフカ(薄いパンのようなもの)で巻いたものを食す。うまい。すぐホテルに戻っても手配が終わってなさそうなので、時間つぶしに歩道に低いテーブルと椅子を出している店でチャイを。ホテル近くの土産屋で、絵葉書を物色。12枚セットのものを売り込まれたが、1枚でいいと言ったら無料になった。

ホテルに戻ると先ほどのスタッフはいない。別のスタッフに聞くと、ツアーは午前3時出発という。「マネージャー」が手配するので大丈夫と強調。値段を聞いてもやはり大丈夫というだけ。まあ彼が知らないのは事実だろう。が、大丈夫なのか。

部屋のエアコンは送風機能のみのようで、生ぬるい風をやさしく届けるのみ。シャワーは切り替えの栓を引っ張り続けていないとカランに戻る仕組み。しかもしばらくすると熱湯しか出なくなる(日焼けの体にこたえる)。照明は暗め、テレビには電源が入らない、Wifiは不安定。壁が薄いばかりか、天井も薄いようで、上の階を誰かが歩くとミシミシとしなり音がする。地震が起きたら床が抜けて落ちてきそうだ。安宿とはこういうものさ、と。そう自分に言い聞かせ、明日は早いので21時には就寝。

が、22時半にドアを叩く音。「マネージャー」氏が登場。夜なのに茶色いサングラスをかけ、チョイ悪な感じ。明日は3時半起床、4時出発という。そして「お前は値段を知りたいようだから教えてやる」と意味不明な恩を着せられた後、なんと、250リラ(約10,300円)と。こんな時間にそんなことを言われてもほかのホテルに行くなどの対応策を打ちようがない。卑劣極まりない。

結局、ガイドは不要、空港への送迎も不要として200となり、去り際に190になり、実際の支払い時は「日本人だから」とまたも意味不明な理由で175リラ(約7,200円)になったが、それでも高い。何より不愉快。

そして・・・腹が立って眠れないパターン。

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2015年2月 6日 (金)

ナショナル・ミュージアム(25)スーダン国立博物館(ハルツーム)

ハルツームにあるスーダン国立博物館は、基本的には歴史と考古学の博物館。この国の歴史にかかわる貴重な資料が、時代順に展示されている。
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建物に向かう道には、アモン神殿を模して羊(アモン神)の像が並ぶ【スーダン国立博物館】

1階は先史時代からクシュ王国まで。やはり、エジプトを占領した(第25王朝)時代前後の展示物が派手なこともあってどうしても関心が惹かれる。
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第25王朝最盛期の王にして、アッシリアに敗れてヌビアに撤退した王、タハルカ王の像【スーダン国立博物館】

2階はキリスト教時代からイスラム教時代まで。キリスト教時代の宗教画が多数展示。コプト文字とギリシャ文字が並ぶロゼッタ・ストーンのような石碑も。

屋外にはアスワンハイダムにより水没した遺跡が移設されている。水路が流れ、それがナイル河を表しているとの説明だったが・・・シャビーすぎるナイルであった。

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2014年7月 5日 (土)

ナショナル・ミュージアム(24)国立航空宇宙博物館(ワシントンD.C.)

ワシントンD.C.にはスミソニアン協会が運営する博物館・美術館がずらりと並んでいる。その中でも航空宇宙博物館は必見とも言えるところ。
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国立航空宇宙博物館【ワシントンD.C.】

初めて大西洋単独無着陸横断に成功したリンドバーグの「スピリット・オブ・セントルイス」や、初めて月面に着陸したアポロ11号の司令船など、歴史的に重要な実機がこれでもかと展示されている。

そのなかでも専用の展示室が設けられ、特別扱いされているのが、人類初の有人動力飛行に成功したライト兄弟の「ライトフライヤー号」である。
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本物のライトフライヤー号【国立航空宇宙博物館(ワシントンD.C.)】

実際にみてみると意外に大きいことに驚く。後ろにはプロペラが二つ付いているのだが、これまた大きい。これが空を飛ぶというのだから、すごい。そう思わせる。

今やこの博物館の最大の売りともいえるこの飛行機だが、ここで展示が始まったのは1948年。初飛行は1903年。その間、何をしていたのか。

後で調べて分かったのだが、実はスミソニアン協会はライトフライヤー号の偉業を長らく認めていなかったのだ。当時のスミソニアン協会の会長だった学者が同時期に有人動力飛行に挑んでおり、実際には失敗していたのだが、特許争い他諸々が絡まって、協会としてはその学者がつくった飛行機が初飛行に成功したという偽りの展示をしていた。ライト兄弟側は何度も抗議したが無視され、結局、ライトフライヤー号はロンドンで展示されるようになる。

協会は1942年になって過ちを認めてライト兄弟側に謝罪し、イギリスからライトフライヤー号を取り戻し、「正しい」歴史を展示することになったという。

・・・そんな話を知ってしまうと、展示しているものすべてが疑わしくなってくる。ライトフライヤー号も100年以上前のものとは思えないきれいな状態であった。もちろん修復されているからで、翼に使われている布などは当時のものではないからなのだが・・・本当にあれは本物だったのか。

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2013年11月15日 (金)

ナショナル・ミュージアム(23)ナポリ国立考古学博物館

ナポリにある国立考古学博物館は、古代ギリシャや古代ローマの彫刻やモザイクが豊富。ナポリ近郊のポンペイ遺跡で見つかったモザイク画も多数展示されている。
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ナポリ国立考古学博物館

特に有名なものは、ポンペイのファウヌスの家の床にあったアレクサンドロス大王の戦いのモザイク。ペルシャ帝国のダレイオス3世との戦いを描いたもの。欠けている部分もあるが、復元予想図も一緒に展示されているので、わかりやすい。
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アレクサンドロス大王の戦い【ナポリ国立考古学博物館】

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2013年11月12日 (火)

ナショナル・ミュージアム(22)イエメン国立博物館(サナア)

イエメンの国立博物館は、首都サナアの近くにある。イマーム(宗教共同体の指導者)の宮殿だった建物を利用している。
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イエメン国立博物館。左の写真は当時のサーレハ大統領。大きな写真は独裁政治の証。【サナア】

サナアは、現在まで人が住んでいる街では世界最古、とも言われるほど歴史のある街。現在のイエメンはイスラム教国だが、この博物館ではイスラム化以前の歴史についても展示されていて、興味深い。
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館内のブロンズ像【イエメン国立博物館】

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2013年11月 9日 (土)

ナショナル・ミュージアム(21)国立歴史博物館(ハノイ)

アジアの国立博物館は植民地時代の建物が使われていることがよくあるが、ベトナムの国立歴史博物館もその一つ。設計はフランス人建築家エブラールで、ベトナムとヨーロッパの建築様式がミックスされた「インドシナ様式」と呼ばれるものという。ハノイの多くの植民地建築と同様、黄色い外装。
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国立歴史博物館【ハノイ】

展示は石器時代から20世紀までのベトナム史にまつわるものがいろいろと。
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19世紀の陶器が美しいライティングで展示されていた【国立敵視博物館(ハノイ)】

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