2017年6月 7日 (水)

旅の飲み物(26')スーダンのカルカディ、セネガルのビサップ(ハイビスカス・ティ)<改>

スーダンはアラブの文化と、サブサハラの文化が交差する地。イスラム教国で酒は飲まない。もっともポピュラーな飲み物は中東諸国と同様に紅茶であろう。街角にはストールのような低い椅子が並べられた露店の茶店が多くあり(大きな木の下にあるのが典型か)、気軽に紅茶を楽しむことができる。

紅茶のほかに、「カルカディ」「ハイビスカス・ティ」と呼ばれる、ハイビスカスの近縁種である「ローゼル」という花の「がく」を乾燥させたものを煮だしたものもよく飲まれる。赤い色で、味は酸っぱい。そのため、砂糖をたっぷり入れて飲むことが多いようだ。
Karkaday_hibiscus_tea
カルカディをホットで【ナカ遺跡】

砂糖を入れて冷たくして飲むと、ジュースのような感じになる。最初に宿泊したハルツームの高級ホテルではウェルカム・ドリンクとして出てきた。「これは何か」とホテルの従業員に聞いたら、「カルカディ」だというので、「それは何だ?」と畳みかけると、「ローカル・ジュースだ」と面倒くさそうに答えられたので、すっかり果汁だと思ってしまった。

一方、西アフリカのセネガルではハイビスカス・ティを「ビサップ」と呼んでいた。こちらは常に冷たく、甘くして供された。なぜかグラス一杯なみなみと注がれていることが多かった。甘酸っぱい味は、疲れを取る効用があるように感じられた。
Bissap_in_saintlouis
ビサップをアイスで【サンルイ】

セネガルでは瓶入りのビサップも売られており、やはり冷たく甘酸っぱくて、炎天下を歩き疲れた身には心地よかった。

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2017年2月19日 (日)

奏でる人々(1)メロウェ(スーダン)

スーダンのメロウェで宿泊したホテルでは、大晦日(この日はスーダン独立記念日の前夜でもある)に泊まったこともあって、ちょっとしたコンサートが催されていた。宿泊客向けというより、地元の人々向けという風情。

男性ダンサーが躍るパートでは太鼓と、あまり見たことのない、竪琴のような楽器が伴奏に使われていて、興味深かった。
Harp_and_drums_at_merowe
スーダンの竪琴と太鼓【メロウェ】

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2015年2月15日 (日)

マーケット・ウォッチ(10)シェンディのマーケット

シェンディは、メロエ周辺の遺跡を回るため、その拠点として泊まった町。ただ泊まるだけに行ったのに、その泊まったホテルが最悪だったという、どうしようもない町。

とはいえ、ホテル近くのマーケットはそこそこの活気があって面白かった。マーケットを歩くときは、カメラを目立つようにぶら下げて歩いてみた。それをみて「カメラはしまえ」と身振りで指示されるときもあったが、多くの場合は「写真を撮ってくれ」と声をかけてくることと相成った。写真が嫌いな人が多い国だが、頼んでくるなら遠慮は無用。老若男女問わず写真を嫌がる人もまたいるので、そういう人が写らないようにする配慮は必要だが。

マーケットのあちこちにある路上茶屋でお茶を飲むときも、カメラをぶら下げたままで。一人の若者が声をかけてきた。どうやらお前を撮ってやると言っている。で、カメラを渡すと、大はしゃぎ。ハイテンションであちこちところ構わず撮り始めた。

茶屋の女将に「ちょっと撮るんじゃないよ!」と怒鳴られたりしながら(台詞は想像)、人やら通りやらいっぱい撮ってカメラを返して寄こした。さて、どんな写真が撮れているか。外国人がカメラを構えにくい、何気ない町のありようを活写しているか、それともカメラを使い慣れない若者によるひどいものか。

結果は・・・真実は中間にありといったところか。
Market_in_shendi
何気ない市場の一枚。画面の3分の2は地面だが。【シェンディ】

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2015年2月12日 (木)

通りすがりの祭り(9)預言者生誕祭「マウリッド」(スーダン)

イエス・キリストの誕生日はクリスマス、釈迦の誕生日は花祭り。そして、イスラム教の開祖である預言者ムハンマドの誕生日は、「マウリッド」と呼ばれる。

ハルツームでは、オムドゥルマン地区の広場でスーフィ教団が集まり、マウリッドを祝うイベントが開かれていた。広場を区画に区切って、各教団がそのなかで食事を振舞ったり、説教したり、歌や演奏を披露したりする。そして信者らはそのなかで食べたり、鑑賞したり、踊ったりする。
Mawlid_in_khartoum_1
夜に訪れたので、電飾が派手

Mawlid_in_khartoum_2
この区画はダンス・パーティ状態に

その周りには屋台が並び、砂糖菓子の飾りのようなものなどを売っている。そして老若男女が大挙集合し、大賑わい。

今回のツアーは、スーフィ教団による旋回舞を見る予定だったのだが、スケジュール上の不手際があり見れなかった。その代わりとして、たまたまやっていたこのイベント(一週間以上開催)に、二度も往訪したのであった。ツアー会社としては、旋回舞をやっている教団が参加しているので、もしかしたらここで旋回舞を見れるのかもしれない、という思惑があったようだ。

結局、旋回舞は見れなかったのだが、そんなこととは関係なく、地元の人が大勢集まり、楽しげに過ごしていたこのイベントを見れたのはよかった。マウリッドはイスラム歴によるので、毎年、(西暦での)日が移動する。(西暦の)年末年始に重なったのは大変な偶然だったのだ。ラッキーだった。

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2015年2月 9日 (月)

アニマル・プラネット(22)ロバ、ヤギ、ラクダ(スーダン)

スーダン旅行中、よく見た動物は、ロバ、ヤギ、そしてラクダである。

その三種がそろった写真があった。ナカ遺跡近くの井戸で、遊牧民がヤギとラクダの群れを率いてやってきていた。ヤギやラクダが休むなか、ロバだけは井戸の水を引き上げるロープを引っ張っていたようだった。働き者。
Donkey_camels_and_goats_in_naqa
ナカ遺跡近くの井戸にて

ロバにまたがっている人も良く見かけたが、荷車のようなものを引っ張っている姿もよく見かけた。
Donkey_in_karima
カリマの市場にて

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2015年2月 6日 (金)

ナショナル・ミュージアム(25)スーダン国立博物館(ハルツーム)

ハルツームにあるスーダン国立博物館は、基本的には歴史と考古学の博物館。この国の歴史にかかわる貴重な資料が、時代順に展示されている。
National_museum_of_sudan
建物に向かう道には、アモン神殿を模して羊(アモン神)の像が並ぶ【スーダン国立博物館】

1階は先史時代からクシュ王国まで。やはり、エジプトを占領した(第25王朝)時代前後の展示物が派手なこともあってどうしても関心が惹かれる。
Statue_of_king_taharqa
第25王朝最盛期の王にして、アッシリアに敗れてヌビアに撤退した王、タハルカ王の像【スーダン国立博物館】

2階はキリスト教時代からイスラム教時代まで。キリスト教時代の宗教画が多数展示。コプト文字とギリシャ文字が並ぶロゼッタ・ストーンのような石碑も。

屋外にはアスワンハイダムにより水没した遺跡が移設されている。水路が流れ、それがナイル河を表しているとの説明だったが・・・シャビーすぎるナイルであった。

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2015年2月 3日 (火)

世界の夕焼け(32)スーダン ジュベル・バルカル

聖なる岩山ジュベル・バルカルは、気軽に上ることができる山。上からは、麓にある神殿や、少し離れたピラミッド群などが一望できる。

そして砂漠に落ちていく夕陽を眺めるのにも絶好の地。かくして観光客自体が少ないこの国で、最も多くの外国人を見ることになるのであった。
Sunset_from_jeber_barkal
2014年最後の日の入り【ジュベル・バルカル】

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2015年1月31日 (土)

世界の夕焼け(31)スーダン メロエ

ピラミッドが立ち並ぶメロエで、ピラミッドの後ろに落ちていく夕陽を鑑賞。午前中に訪問したロイヤル・セメタリー地区東部の北ピラミッド群に、夕暮れ時に再訪したのだ。このあたりのスケジュール設定の絶妙さは、ツアーならでは。
Sunset_in_meroe
メロエに沈む夕日

しかし、夕陽の前には一本の線が。これは高圧線。砂漠の中に静かに佇むピラミッド群だが、砂漠の中には舗装道とともに電線もひかれているのだ。少々、味気ないが、人が暮し、観光客が訪れる砂漠なのだからやむをえまい。

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2015年1月28日 (水)

旅の飲み物(27)スーダンのコーヒー

スーダンでは紅茶とともにコーヒーも日常的に飲まれている。たいてい、砂糖とともにジンジャーなど香辛料がたっぷり入れるようである。

特にダムール村近くの、遊牧民「ラシャイダ人」の男たちが集まる食堂というか休憩所で飲んだコーヒーは、ジンジャーやその他の香辛料がたっぷりと入っているようで、コーヒーの味はほとんど残っておらず、漢方薬を飲んでいるよう。
Coffee_near_ed_damer
遊牧民好みのコーヒーなのか

写真ではヤカンからコーヒーを注いでいるが、この後、そのまま食卓に運ばれた。すなわち、香辛料は初めから入っているのである。また、右下に写っている銀色の容器はコーヒーをいれるためのものらしいが、今回は団体でまとめてコーヒーを注文したため、まとめてヤカンでいれられてしまった。ちょっと残念。

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2015年1月22日 (木)

スーダン旅行(7)ハルツーム

1月2日
9時15分頃、ホテルを出発。バンで10分ほどでオムドゥルマン地区にあるカリファ・ハウスに到着。ここは19世紀末に英・エジプト、それにオスマントルコの影響下(というか支配下というべきか)にあったこの地で、独立を目指して蜂起し、わずか14年ではあったが独立国家を樹立したスーフィズム教団が拠点を置いたところ。その創始者であるマフディの墓は、英・エジプト軍に破壊され、現在あるのは第二次大戦後の再建だが、そのオリジナルの塔の一部がここに置かれている。他にも多くの部屋があり、当時の武器や生活用品などが展示されている。ガイドが丁寧に説明していく。

続いて隣のマフディの墓へ。ここは今も聖地。現在は教団は政党としても力を持っているとのこと。通常は外から眺めるだけのようだが、今日は廟の中に入れてくれた。祈りをしている人、そしてコーランを勉強している人たちが。
Mahdis_tomb_in_khartoum
マフディの墓【ハルツーム】。今回の旅行記の写真はほとんど墓場になってしまった。

10時40分頃出発し、10分ほどでオムドゥルマンのスークへ。この国では東洋人は「ニイハオ」と呼びかけられることが多いのだが、珍しく「こんにちは」と声をかけられる。民芸品などの店も集まり、日本人観光客がよくくるということなのだろうか。「キスラ」というちょっと酸っぱい薄いパンのようなものを売っている。エチオピアの主食「インジェラ」に似て、穀物を発酵させてから焼いてつくるものだが、インジェラの原料として知られる「テフ」という穀物は使わない模様。

1時間ほどぶらぶらした後、オムドゥルマン地区内のレストランへ。トイレ(男女兼用)の入口には乳香がたかれている。石鹸備え付けの手洗い所もある。食事はだしがよく出ている魚のスープと、薄味で美味な白身魚のフライ。地元で人気というのも納得。珍しく女性の従業員が働いている。大都市ならではか。

続いてハルツーム地区に戻って、ナイル河のミニ・クルーズへ。この町は青ナイルと白ナイルが合流したところに築かれた。その合流地点を船で見に行く。夏は色の違う川の水が合流している様がみられるらしいが、今は同じような色で、ただの合流である。近くの川岸には大勢のローカルが集まっていた。

40分弱のクルーズ後は、近代的なショッピング・モール「ワルアハ・モール」へ。モール内のスーパーで少し買い物。その後、ホテルに戻って荷物をピックアップして空港へ。

チェックイン時に出国カードをくれと言ったら、入国カードを渡された。どちらでもいいらしい。記入する内容が違うのだが。セキュリティ・チェックの後には、制服を着た係官が「いくら持ってる?」「マネー」などと言いながら、ポケットを探ってきたが、財布は金属探知機を通るのでカバンの中に入れていた。残念でした。

そしてエチオピア航空のプロペラ機に搭乗。機内は臭く、汚い。機内のトイレでハエが飛び交っているのを見たのは初めて。2時間ほどのフライトでアディスアベバに到着。なんとなく頭が痛い気がする。ここで再びエボラ対策で体温チェック。出発ゲート前のセキュリティ・チェックは長蛇の列。

そして23時50分過ぎのエチオピア航空で上海へ。客室乗務員は普通に歩いているだけのはずなのに、座っている乗客にぶつかりまくるなど、全体的にがさつ。

1月3日
14時40分頃、上海・浦東空港に着陸。9時間50分弱のフライトで、予定より30分以上早く到着。しかしここからが長い。沖止めをくらい、バスの2台目を待って(その間、寒風吹き込む搭乗口近くで立って待つ羽目に)、ターミナルに入ったのが15時45分。さらにエチオピア線の乗客はエボラ出血熱対策の紙に記入しなければならない。

いったん、中国に入国して(米国並みにナンセンス)、すぐに出国審査を受けてゲートへ。そして18時10分発のANAで2時間強のフライトで成田へ。

往きに預けたコートや荷物を取りに行こうと、預かり証に書かれた4階の出発ロビーにあるカウンターへ。段ボールに入れて預けたので、それは1階では受け取れないといわれたのだ。しかし4階に行くとそこはすでにクローズ。そういえば、時間が遅くなるので、1階に行けと言われたような気がする。そうなら預かり証には1階と書いてほしい。ともかく1階の到着ロビーに駆け下り、荷物を受け取って、地下のスカイライナー窓口に駆け込むが、「もう(21時)50分ですので(同時刻発のスカイライナーのチケットは販売しません)」とにべもない。おかげで、次のスカイライナーまで、まったく意味のない40分間を成田で過ごす羽目に。

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