2016年12月 9日 (金)

猫だらけ(22)コトル

モンテネグロの城塞都市にして港町、コトルは旧市街が美しく、世界遺産にもなっている。そんな旧市街ではあちこちで猫を見かけた。みな、我が物顔で歩き回ったり、たたずんだりしていた。
Cat_in_kotor
そんなに睨まなくても。【コトル】

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2015年7月24日 (金)

国境を越えろ(11)Karasovići(クロアチア)、Debeli Brijeg(モンテネグロ)

ドゥブロヴニク(クロアチア)からコトル(モンテネグロ)へはバスで移動できるが、途中で国境を越えなければならない。

クロアチア側の国境、Karasovićiでは警官がバスに乗り込んできて、ヨーロッパ以外から客のパスポートを回収し、まとめて出国スタンプを押した後、返却される。この間、10分強。
Karasovici
Karasovići。これは翌日、モンテネグロからクロアチアに向かった際に撮ったもの。

その後、バスは3分ほど山道を走る。この間はどちらの国でもないのか。車窓には「DUTYFREE」との看板を掲げた小さな店をいくつか見かけたが、開いているようには見えなかった。以前はオープンしていたのだろうか。

モンテネグロ側の国境、Debeli Brijegに到着すると、やはり警官が乗ってきて、今度はヨーロッパ人も含めてパスポートを回収。まとめて入国スタンプを押して返却。こちらは15分ほど。その間、トイレに行くこともできた。
Debeli_brijeg
Debeli Brijeg

翌日、コトルからドゥブロヴニクを経由してモスタルに移動した際に、モンテネグロ、クロアチア間を通過した際もほぼ同様であった。

ヨーロッパ、それもかつてはユーゴスラビアという一つの国に属していた両国。バスの乗客はバスを降りることなく、国境審査は済んでしまう。それでも国境は厳然とあるし、通過にそれなりの時間はかかる。EU加盟国のクロアチアから、非加盟国のモンテネグロに移動すると、通貨がユーロになるというのもなかなか面白い。

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2015年7月21日 (火)

花話(24)コトルのアヤメ

コトルの城壁の遊歩道となっている登山道は道端から崖にかけて、たくさんの野花が咲いている。中でも目立っているのがアヤメかカキツバタかのような花。
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コトルの足元のアヤメ

見下ろす町と海の絶景が楽しみな道だが、足元の花々も美しかった。

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2015年6月15日 (月)

クロアチア旅行(11)実用情報

クロアチア及びその周辺諸国はヨーロッパなだけあって、事前の情報収集はしやすい。バスの時刻は以下で調べられる。
http://www.buscroatia.com/routes-search/
http://www.balkanviator.com/en/bus-timetables/
鉄道は全欧州を対象としたサイトがいろいろある。たとえば以下。
http://www.thetrainline-europe.com/
ただし、特にバスの時刻は不安定。ウェブの情報も、インフォメーションで教えられた情報も、バス会社の看板の情報も、目安にしかならない。以下に記す情報も、目安程度に。

■ドゥブロヴニク
○ピレ門→バス・ターミナル 1Aまたは1B番バスで15分弱。9時台は5本あった。

■ドゥブロヴニク→コトル
インフォメーションでは11時発と15時発と言われたが、実際に乗ったバスは10時発だった。145.3クーナ(約2,600円)、所要2時間40分強。

■コトル、ペラスト
○コトルのバス・ターミナル 荷物預けもツーリスト・インフォメーションもない。

○コトルの海洋博物館 入場料4ユーロ(約540円)

○コトル→ペラスト
ブルーライン社のバスで1ユーロ(約130円)。30分弱。コトル発は毎時15分、ペラスト発は毎時30分のよう。狭い道を走るので車体は小さ目。
コトルのバス停は旧市街の西門(正門)を出て南側(左側)へ進み、食品市場のわきを通り過ぎた先にある、ベンチなどが置いてある小さな公園のようなスペースの前。反対車線(港側)には待合所があるが、こちら側は何もないのでわかりにくい。
ペラストのバス停は、時計塔(鐘楼)のある教会に面した広場の前で、コトル行きは海側から乗車。待合所がある。
Bus_from_kotor_in_perast
コトルからのバス。降りるとすぐ海。【ペラスト】

○ペラスト→ゴスパ・スクルピエラ島 海上タクシーで往復5ユーロ(約670円)。所要片道7、8分。

■コトル→モスタル
14時45分発のバスに乗車。ドゥブロヴニク経由。35ユーロ(約4,700円)、別途荷物預け1ユーロ(約130円)。所要5時間20分。

■モスタル
○カラジョズ・ベゴヴァ・ジャミーヤ 入場料10マルカ(約690円)。
○トルコの家 入場料4マルカ(約280円)。

■モスタル→スプリット
バス・ターミナルの窓口によると、11時10分、13時10分、23時30分発の3本。33マルカ(約2,300円)、別途荷物預け2マルカ(約140円)。所要3時間40分弱。

■スプリット→トゥロギール
バスは頻発。24クーナ(約430円)、別途荷物預け7クーナ(約120円)。50分弱。

■トゥロギール
○バス・ターミナル ターミナル内に荷物預けあり。15クーナ(約270円)。スタッフは(有料)トイレと掛け持ちなので、荷物預けのオフィスにカギがかかっている場合はトイレへ。

■スプリット
○バス・ターミナル ターミナルを出た道沿いに荷物預けが複数あった。

■シベニク→プリトヴィッツェ
直通バスは13時45分発と21時45分発の2本しかない。そのため、ザダルでバスを乗り継いで移動した。シベニク6時半発のバスでザダルまで80~90分ほど、51クーナ(約900円)、別途荷物預け8クーナ(約140円)。ザダル8時半発のバスでプリトヴィッツェ湖畔国立公園入口2まで所要1時間50分、105クーナ(約1,900円)。

■プリトヴィッツェ湖畔国立公園
○荷物預け 入口2に近い駐車場にあるインフォメーションで荷物を預かってくれる。10クーナ(約180円)。
○遊覧船 P2からP3は所要15分弱。

■プリトヴィッツェ→ザグレブ
8人乗りタクシーで総額960クーナ(約17,000円)を人数割り。所要2時間。日曜日のバスの時刻は8時半、10時45分、12時50分発で(その後の時間帯は不明)、ただし、隣村のバス停には来ないこともあるので要注意。

■ザグレブ(中央駅)→リュブリャナ
鉄道でザグレブからは125.62クーナ(約2,200円)、リュブリャナから16.4ユーロ(同)。所要2時間15~20分。

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2015年5月28日 (木)

クロアチア旅行(5)コトル、モスタル

5月6日
朝食はオムレツ、ヨーグルト、それにパンケーキ。ウェイターはサラエボ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)出身とのこと。もともとは一つの国だったのだから、そういうことも普通なのだろう。食後、街へ。まずはフランシスコ会修道院サンタクララ。立派な祭壇で、大理石で布の質感まで表現している。

その後、城壁の遊歩道というか登山道へ。上へ上へと登っていく。アヤメのような花が群生しているほか、様々な野花が咲き誇っている。眼下には、鏡のような海と、旧市街、そしてそれらを見下ろすような山々。基本的には同じ景色を見下ろしながらひたすら登っていくだけなのだが、街も海も山も花々も美しく、絶景。
Kotor
左下の旧市街とコトル湾を見下ろす【コトル】

75分ほどで頂上の聖イヴァン要塞へ。息は上がるし、暑いし、もう大変。でもそれだけの価値のある景色。旧市街側・海側には城壁の道をこうして登っていくことができるわけだが、その反対側は切り立った崖になっていて、山側から攻めるのは難しそう。天然の要塞というわけだ。

帰りは膝ががくがくになりながら、1時間弱で下山。そのまま旧市街散策。聖マリア教会はロマネスク様式のカトリック教会。聖ルカ教会は小さなセルビア正教会で、建物は1195年建造だが、中のイコノスタシスは17世紀のもの18世紀のもの。いい香りがすると思ったら、乳香を焚いている。狭い聖堂内をいろいろと眺めていると、売店コーナーのスタッフが聖画のカードのようなものをくれた。なぜか無料。いい教会。

続いてグルグリーナ家の館にある海洋博物館へ。内装も展示も取り立てたものではない。昔のコトルを描いた絵画は興味深い。その後、川の門まで歩き、近くのレストランの広場に出ているテーブルで昼食。スズキのグリルは15ユーロ(約2,000円)もするだけあって、身も脂ののった皮もうまい。ポテトもスイス・チャードも美味。

食後、さらに街歩き。見てないところに行きたいと、知らない道の方へと歩き続けると、グルディッチ門に出た。付属の貯水池も水がきれい。エスプレッソ1ユーロとまともな価格なカフェがあったのでそこで休憩をはさんだりして、旧市街を大体ぐるっと回った後、ホテルに戻って、荷物をとってバスターミナルへ。暑い。これから5時間のバスの旅なので、水分を控えようと思ったが、我慢できない。ネスティを買ってがぶ飲み。

14時50分過ぎのバスに乗車。腰と膝が痛い。なぜか車酔いにも。いろいろ疲れている。クロアチアの国境を越え、17時過ぎにドゥブロヴニクに到着。ターミナルのトイレに駆け込む。その後、再出発。ドゥブロヴニクはクロアチア本土から離れた飛び地。少し北にあるネウムという町はボスニア・ヘルツェゴビナ領である。そのためドゥブロヴニクから北へ向かう道路は必ずボスニア・ヘルツェゴビナに入国し、ちょっと走った後、再びクロアチアに再入国することになる。バスの場合も、両国境でいったん停車し、警官がパスポートをチェックする。

そして今日の目的地はボスニア・ヘルツェゴビナのモスタルという町。ネウムから30分ほどで、再び国境を越え、ボスニア・ヘルツェゴビナへ。早速、モスクが見える。一方でカトリックの教会も。

20時10分過ぎ、モスタルのバス・ターミナルに到着。カフェでかかっている音楽がなんとなくオリエンタル。この旅で初めて登場した宿の客引きが、予約していた宿の場所を親切に教えてくれる。が、なんか違う気がする。迷っていると、道の反対側にいた子供が助けてやると言っている。宿の通りの名を告げると、先導して歩き始めた。ああ、チップ狙いということなのか。悪いが入国したばかりで小銭は持っていないのだ。方向さえ教えてもらえばいいので、丁重にお断り。

しかし案の定、さらに迷う。街灯の少ない通りを多くの若者たちが歩いている。治安が悪いような感じはしなかったが、今までのようなノー天気なヨーロッパのリゾート気分ではまずそうだ。途上国モードに切り替えなければと思う。

30分ほどさまよって何とか宿に到着。門が閉まっているのでブザーを鳴らし続けたら、門のカギはかかっていなかった。その後、宿で食事場所を何件か薦めてくれたので、一番近いところへ。若干ファーストフード気味。チェヴァピというひき肉を焼いたような小さなハンバーグのようなものが何本もナンのようなものに詰められている。そしてアルコールはなし。街を行く女性は、スカーフの人もいれば、金髪をなびかせ闊歩するスラブ美女も。

夜は筋肉痛や肩こりなどで体中痛くて、なかなか寝付けず。

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2015年5月25日 (月)

クロアチア旅行(4)ドゥブロヴニク、ペラスト、コトル

5月5日
朝、ドゥブロヴニク最後の散策。昨日、ハムとチーズを挟んだバケットを朝食用に買っておいたのだが、それだけでは足りず、結局カフェで朝食。キノコ、ハム、チーズ入りのオムレツがなかなかいける。

1A番のバスでピレ門を出て、15分弱でバス・ターミナルへ。10時過ぎ発のブドヴァ(モンテネグロ)行のバスに乗車。右手にアドリア海を望む道を走る。しばらくドゥブロヴニクが見える。さよなら、アドリア海の真珠。

30分かけてクロアチアとモンテネグロ両国の国境審査を終え、モンテネグロに入国。コトル湾沿いを進む。湾内は波穏やかで湖のよう。そして水は澄み、急斜面の山々とオレンジ屋根の家々が絶景を織りなす。絶景を見ながらうとうとするというもったいないほどの贅沢をしながら、ドゥブロヴニクから2時間40分強でコトルの街に到着。山の上へと城壁が伸びている。すごい。

旧市街入口のインフォメーションで宿の手配を頼むが、旅行会社に行ってくれと言われ、旅行会社といくつかのホテルの場所を教えられる。が、教えられた場所に旅行会社はない。その近くにあった土産屋兼旅行会社に入り、「SOBE」(プライベート・ルーム、部屋貸し)の手配を依頼すると、昨日、たくさん客が来たから今日は空き部屋なしと言われる。困った。別の旅行会社を探すのも面倒になって、一番近くのホテルへ。自称4つ星で高いがそこにすることに。部屋に入ると、バルコニー(というか廊下だが)からオルジャ広場を一望できる素晴らしい立地。値段相応か。

バス停を見つけるのに手間取りながら、何とか見つけてブルー・ライン社のミニバスで、30分弱で海沿いの町、ペラストへ。小さな集落だが、それでもリゾートらしく、甲羅干ししている人まで。それも納得の美しいコトル湾に面したレストランは、どこもリゾート価格。海に直接面していない(でもオープンエアの)レストランでイカ墨リゾットを。美味。

レストランを出ると海上タクシーが待ち構えているので乗船。湖のような静かな海には2つの小島が並んでいる。両方とも教会があるのだが、そのうちの一つ、ゴスパ・スクルピエラ島には上陸できるので、そこに向かう。7分ほどで島に上陸。岩窟の聖母教会を見学。小さいが思ったよりもまともな内装。コトル湾や対岸のペラスト、そして隣の聖ジョージ島を眺めた後、ペラストに戻る。
Perast
ゴスパ・スクルピエラ島からみたペラストの町と山と海

ちょっとした広場に面した教会の時計塔(鐘楼か)に上りたかったのだが、閉まっている。博物館に行ってみる。展示室は2つのみで、値段(2.5ユーロ(約340円))相応あるいはそれ以下か。そのブローシャーや、広場にあった看板などによると、この町は元々、造船の拠点として栄え、やがてベネツィア統治下にはいり、オスマン・トルコとの戦いでは活躍した、という感じのよう。

後はひたすら町歩き。と思ったが、急な階段だらけなうえに、海沿いの自動車道を外れると、生々しい生活空間に入ってしまい、ちょっと旅行者が立ち入るのは憚られる感じ。それにドゥブロヴニクを歩いた後では、ちょっとやそっとの路地では、魅力を感じない。ましてや急な登りともなれば、なお。ということで、歩き回ることもなく、かといってバスは行ったばかりで次は1時間後。暑いし疲れたので、時計塔下の広場のベンチで海を眺めてぼーっと過ごす。風が吹いて気持ちいい。

その後30分かけて戻って、今度は城壁に囲まれたコトルの旧市街を散策。まずは聖二コラ教会。1909年創建のセルビア正教の教会で、中のイコノスタシスも新しそう。ぶらぶら歩いて、北の門(川の門)からちょっと城壁外に出る。きれいな水の川が流れ、そして山の上へと城壁が伸びているのが見える。

旧市街に再び入り、聖トリプン大聖堂へ。1160年創建のカトリック教会。地震で何度か建て直され、中は割とシンプルだが、アーチの上にフレスコ画が残っている。2階は展示室になっているが、解説が一切ないという潔さ。さらにバルコニーからは聖トリプン広場を見下ろせる。

その後、旧市街をうろうろし、ちょっと港を見たりした後、ホテルへ。フロントで「モンテネグロのローカル・フードを食べたいが、おすすめの店はどこか」と尋ねたところ、「どこで食べても同じだよ。僕としてはホテル付属のレストランを勧めないといけないところだけどね。」とのご回答。正直で好感は持ったが、使えない。

歩き疲れたので、1時間ほど部屋でぐったりした後(窓を開けて、街の喧騒は少しだけ味わう)、夕食のため、外へ。いろいろうろうろした後、ライトアップされた聖トリプン教会を望む、広場にテーブルを出したレストランへ。ローカル・フードのおすすめを頼んだら、チーズを詰めたイカと、生ハムを詰めたイカのグリルが。イカもチーズも生ハムもうまいが、一緒にすることでさらにうまくなるわけではない模様。付け合わせのポテトとブリトヴァ(別名スイス・チャード、ホウレンソウのようなもの)がおいしい。

ドゥブロヴニクもそうだったが、この街も猫がたくさんいて、レストランのテーブルの下でもお構いなしに寛いでいた。

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