2017年12月14日 (木)

お犬様(2)アグラ城(インド)

霧に包まれ、幻想的だった朝のアグラ城。ここが彼らの根城。
Agra_fort
アグラ城の犬たち

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2017年11月 5日 (日)

タワー大全(34)ヴェローナのランベルティの塔

イタリアはヴェネト州の町、ヴェローナ。その中心部にあるシニョーリ広場近くに建つランベルティの塔は高さ84m。
Torre_dei_lamberti_in_verona
ランベルティの塔【ヴェローナ】

塔の上からは、まるごと世界遺産となっている旧市街を見渡せる。訪れたのは夕方で、すでに薄暗く、見晴らし的にはあまり良くなかったが、これはこれで味がある。
Verona_from_torre_dei_lamberti
暮れなずむ旧市街【ヴェローナ】

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2017年10月30日 (月)

ニセモノ・ホンモノ(11)リアルト橋

Ponte_di_rialto_1

Ponte_di_rialto_2

イタリアの水都ベネツィアの大運河(グラン・カナル)にかかるリアルト橋は、この街のシンボルの一つ。

なので、ニセモノ天国ラスベガスのホテル「ベネツィアン」でもしっかり再現されている。ご丁寧に下に運河も流れている。小規模だが。

写真は上が本物、下がラスベガスのニセモノ。

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2017年10月27日 (金)

欧州の世界遺産(19)ブリュッセルのグラン=プラス

ベルギーの首都、ブリュッセルの中心部の広場「グラン・プラス」は、広場として世界遺産に登録されている。ヨーロッパの都市の旧市街は多数、世界遺産に登録されている。しかし広場だけが世界遺産というのは少ないのではないか。
La_grandplace_in_brussels
夜は近い【ブリュッセル】

夜のグラン・プラスも美しかったが、いつか明るい時間に再訪してみたい。

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2017年10月12日 (木)

欧州の世界遺産(18)ウルネスの木造教会

かつてはノルウェー全土に1000以上あったというスターヴ教会という木造の教会。現在は28しか残っていないとされる。そのうちの一つ、ウルネスの木造教会だけが、世界遺産に登録されている。

木造建築の国から来た身としては、木造の教会というだけでは特に珍しくもないし、造形という意味ではボルグン・スターヴ教会のほうが独特で魅力的。それに比べればウルネスの教会は簡素といってもいいぐらい。12世紀に建てられ、今に残るスターヴ教会の中では最古ということは価値のあることなのだろうが、素人目にはよくわからない。

しかし、素人目にもわかる価値がある。フィヨルドを望む丘の中腹に建っているのだ。この景色を見れただけで、ここに行った価値があったというもの。
Urnes_stavkyrkje
フィヨルドと教会【ウルネス】

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2017年9月21日 (木)

ノルウェー旅行(7)ベルゲン、スタヴァンゲル

8月24日
宿に荷物を預けて街歩き。の予定だったが、フロントに誰もいない。鍵は箱に入れてチェックアウトしろとのこと。使えない。やむを得ずベルゲン駅まで行ってコインロッカーに荷物を預ける。9時頃駅を出る。駅前から伸びるMarken通りという歩行者天国には古い町並みが残り、いい雰囲気。まだ店が開いていないが。

9時15分頃、港だという海辺に面した「魚市場」に到着。と言ってもほぼツーリスト向けの様相。缶やビン詰めなどの土産物屋に、その場で調理したという料理を提供する食堂が立ち並ぶ。ここでサーモンとエビのサンドイッチの朝食。サーモンはスモークサーモンであった。市場で獲れたての魚を、ということではなかった。まあうまかったのでよいのだが。食後、ツーリスト・インフォメーションに行って「ベルゲン・カード」を購入。240NOK(約3,300円)と高いが、それでも元が取れるほどこの国の物価は高い。

10時ごろにハンザ博物館へ。建物は火災の跡1704年に再建された木造の建物。14世紀から16世紀ごろにハンザ商人の拠点だったブリッゲン地区の一部として、世界遺産にも登録されている。一階は展示室で、ロフォーテン諸島などで獲られた鱈などの干し魚が、ここブリッゲン地区に集められ、海外に売られたという歴史が説明されている。ブリッゲンはハンザ同盟の支配する治外法権地区で、魚との交換で穀物を得ていたノルウェー側は強く出られなかったようだ。そしてハンザ商人にはドイツ人しかなれなかったという。ドイツに対する微妙な感情がうかがえる。干し魚は15年も持つとのことで、室内にも展示。その匂いが充満。2階より上はオフィスや住居など当時の姿が再現されている。木の床がギシギシなる。

10時45分頃に出て、ブリッゲン地区の木造建築群へ。港に面した表側と違って、裏側というか横側は地味。いずれも商館兼住居だったところ。2階以上には外付けの階段などが張り出す構造になっていて面白い。建物の中は見事にどこもツーリスト向けの店。海側から見て右にはのちの時代の石造りの建築、左には19世紀か20世紀に再建された木造建築(ニセ・ブリッゲンとでも言おうか)が並び、紛らわしい。
Bryggen_at_bergen
ブリッゲン地区【ベルゲン】

11時25分頃、ブリッゲン地区の裏にあるハンザ博物館の別館、Schøtstueneへ。火気厳禁だったブリッゲンの中で、唯一、火を使うことが許された場所で、集会所などになっていた建物。を復元したもの。さらに近くにある聖メアリ教会へ。ハンザ博物館の説明によると、あらゆる点でベルゲンの別の地区から独立していたハンザ商人たちの独自の教会だったところ。しかし教会のパンフレットではそうした記述はほとんどなく、建築及び宗教上の解説のみ。12世紀の建造らしい。太い柱、そして装飾の少ない天井や壁が力強い印象。

続いて12時ごろにブリッゲン地区とは無関係のローセンクランツの塔へ。16世紀の建物。要塞にもなっており、一度だけ実戦で使われた。その、17世紀のイギリスとオランダの海上覇権争いにベルゲン(及びデンマーク=ノルウェー同君連合)が巻き込まれる際の解説が面白い。オランダ船団を一緒に襲おう、分け前はやるから、とイギリス側に持ち掛けられ、コペンハーゲンに決断を仰いでいる間に戦闘が始まってしまった、という感じか。

隣のホーコン王の館へ。13世紀のホーコン王の居城だったところで、建物は復元されたもののよう。「石鹸石」と呼ばれる、緑がかった石で作られた大ホールが見事。

昼食は「歩き方」掲載のレストランで、ベルゲン名物の「バカラオ」のランチ。干し鱈のぶつ切りを水でもどして、ポテトとオリーブと香草とともにトマトソースで煮込んだもの。鱈の噛み応えがよく、美味。オリーブも地味に美味。

食後、ケーブルカーでベルゲンを見下ろすフロイエン山へ。ケーブルカーを降りると駅前が町を見下ろす展望台に。なかなか良い景色。ケーブルカーは12分おきに運行なので、12分間景色を堪能して、再び下へ。

魚市場で「ベリーミックス」(プラスチックのコップに入ったストロベリー、ブルーベリー、ラズベリー、ブラックベリー)を買って、港を眺めながら食べる。それから池沿いを歩き、ベルゲン美術館3号館(KODE3)へ。お目当てはムンク。有名な作品はないが、修業時代から精神を病んでいた時代、そして健康になった時代まで、展示。やはり「叫び」などと同じ、病んでいる時代の作品がムンクらしいと感じてしまう。本人は辛かったのだろうが。そのほか、ノルウェー人作家の作品を展示。田舎暮らしを描く絵が興味深い。

そして駅に向かい、荷物を取って駅前からライトレールに乗車。最初は混んでいたが、ほどなくして座れた。急に眠くなる。45分弱で空港に到着。チェックインも荷物預けもセルフサービス。職員がほとんどいない。合理性の極致。そして18時50分頃発のスカンジナビア航空で25分弱でスタヴァンゲルへ。エアポートバスで30分弱で終点のフェリーターミナル「Fiskepiren」へ。雨の中、石畳の歩行者天国を歩き、今日の宿へ。人が誰もおらず、チェックインは隣のホテルでする仕組み。そして宿の建物の1階は今日もバー。

隣のホテルのスタッフおすすめのシーフード・レストランが満席だったため、通りがかりのレストランへ。割と高級な店だったらしく、カード支払いの場面でチップ入力を求める画面に。バケットに飲み水と至れり尽くせりではあったが。味は塩味が濃くて、ビール購入を促す仕組みのバーベキューソースのチキン。

宿に戻るとシャワーヘッドが壊れている。文句を言おうにもスタッフがいない仕組み。しかも案の定、下のバーの音がうるさい。そして激しさを増す筋肉痛に苦しむ夜であった。

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2017年9月15日 (金)

ノルウェー旅行(5)ソグネ・フィヨルド(フェリー、ボルグン・スターヴ教会)

8月22日
宿を出て駅前で食事を探すが、適当な店がない。結局、食べずに宿に戻り、荷造りして再び駅前へ。フェリー内の売店でマフィンとワッフルとコーヒーを買って軽い朝食。フェリーは8時発。ソグネ・フィヨルドの支流であるアウルラン・フィヨルド、そしてネーロイ・フィヨルドを進む。まだ日が高く昇っておらず、アウルランの町あたりまではいまいちだったが、時の経過とともに日差しが強くなり、素晴らしいフィヨルドの景観に。もっとも、昨日、車窓から見た方がよかった気もする。それでもほぼデッキでずっとフィヨルド鑑賞。寒いので時折室内に避難しつつ。

2時間10分ほどでグドヴァンゲンに到着。シャトルバスで20分強でフロムへ戻る。その間のほとんどは、2本のトンネルの中。宿に戻って荷物を取って駅前で昼食として雑貨屋でバゲットのサンドイッチを調達。安く済ませる予定だったのだが、駅前の屋台街を通ると、魚のスープやら、バカラオ(鱈のスープ)、ムール貝など、魅力的な食材が。それに惹かれて結局、トナカイのスープを注文。予想外のライス付き。しっかりした昼食になってしまった。そして290NOK(4000円)と、屋台の値段ではない。うまかったけど。

11時50分頃発のNX400番Sogndal行きバスに乗車。世界最長の道路トンネルを再び通り、トンネルを出たところにあるホーバッケンに40分弱で到着。そして12時40分発のNX170番オスロ行きバスで20分弱でボルグン・スターヴ教会へ。北欧デザインな立派なビジターセンターがあり、荷物を預けられる。

まずそこの博物館というか展示スペースを見学。バイキングの木造船づくりで培われた技術を背景に、他のヨーロッパでは石で作られていた教会を模倣して、オリジナルな要素を加えてつくられたのが、スターヴ(木柱式)教会。ペストが流行して人口が減少し、コミュニティで教会を作る余裕がなくなるまで、ノルウェー全土でつくられ続けたという。その多くは今は姿を消してしまったが、残った(保全された)一つがここ。続いてその教会へ。内部も独特だが、目を引かれるのは外部の独特のデザイン。龍などをかたどっているらしいが、よくわからない模様にしか見えない。隣には鐘楼のような建物と、新しい教会が建っている。
Borgund_stavkyrkie
ボルグン・スターヴ教会

ここを出るバスは一日一本。その14時54分発のNX170番Sogndal行バスで、20分弱でホーバッケンへ。ここで30分待ってNX450番バスに乗車。再び24.5㎞のトンネルを通る。約20分間、トンネル内を走り続ける。そこを抜けると再びアウルラン。そしてまたもアウルラン・フィヨルドを眺めながらフロムへ。さらにバスはグドヴァンゲンへ進む。さらに進み、バスは絶壁と渓流の中を走っていき、17時半にヴォスに到着。グドヴァンゲンとヴォスの間はスタルハイム峠という景観ルートがあるのだが、このバスは通らなかったようだ。残念。

17時45分発の990番オッダ行きバス(方向字幕にはそれとともに991番Eidfjordとも表示)に乗車。この旅唯一のクレジットカードの端末を備えていなかったバス。フィヨルドの海峡を渡る白い橋を渡ってBuという町に行くのだが、その橋の前後(海峡の両側)はトンネル。そしてそのどちらもトンネル内で道が分岐している珍しいつくり。

その後はひたすらフィヨルドの海峡沿いを走る。19時50分頃に、細長い海峡の南端の突き当たりにあるオッダに到着。ホテルにチェックイン後、明日の食事を調達。スーパー「SPAR」は平日は6時半~22時に開いているので、遅い到着でも安心(土曜日は8時~20時)。夕食はホテルの親父おすすめのバスターミナル近くの食堂へ。「Fried Mountain Traut」を。サワークリームをかけておいしくいただく。ビールは日本のに似て薄い感じ。グラスはゲルマン仕様で目盛り付きだが。町中の横断歩道ではたいてい、歩行者が渡るまで車が停まってくれる。こんなところも北欧らしさ。

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2017年9月12日 (火)

ノルウェー旅行(4)ソグネ・フィヨルド(ウルネス、ステーガスタイン、フロム鉄道)

8月21日
Sogndalのバス・ターミナルへ。今まですべての支払いがクレジットカード使用可能だったが、ここのロッカーはこの国に来て初めての現金(コイン)のみ仕様。そしてしゃがみ込んで立ち上がった際に、開け放した重厚なロッカー扉にしたたかに頭をぶつける。うっすらこぶができた。幸先悪い。

7時50分頃発のGaupne行きバスに乗車。今日は晴れた。鏡のような水面に山々や小屋などが映り込む。美しい。25分ほどでGaldenで下車。何もない道路沿いのバス停。事前のルート検索に従い、ここでSogndal行きのバスに乗り換えて、ソルヴォーンに行く。Sogndalから来たのに、Sogndal行きのバスに乗り換える。

しばらくしてSogndal行きのバスが来た。しかしソルヴォーンには行かないという。それは困る。同じくバスを待っていた地元風の老爺も何やらそのバス運転手と相談している。――と、Sogndalと表示されたミニバス、というか大型バンが来た。が、通り過ぎようとする。先に来ていたバスがクラクションを鳴らす。駆け寄ると止まった。やれやれ。そしてこのバスでもクレジットカードが使えず。機械はついているのだが、故障らしく、何度もやり直しているので、現金で払った。

そのバスで山道を降り、7分ほどでソルヴォーンに到着。ここからウルネス行きフェリーに乗る予定だが、出発まで100分ほどある。フェリー乗り場近くのクラシカルなホテルでお茶とも思ったが、フィヨルドを望む景色が美しいので、水辺のベンチに腰掛けてぼーっと待つことに。せり上がる崖、対岸もやはり崖、穏やかな水面、そして青空。雲か霧が崖の一部を覆う。暖かい日差しに冷たい風。日光がまぶしくて帽子をかぶり、目を閉じる。フェリー待ちの車からカーラジオの音楽が漏れてくる。それ以外はちゃぷちゃぷという水の音、遠くのヤギか羊、それに近くの鳥の鳴き声だけの静かな世界。足首から股関節まで、ほうぼうが痛むのだが、気持ちよくて少し眠ってしまった。

だんだんと人と車が集まってきた。そして10時に小さなフェリーが出発。20分でフィヨルドの海を渡り、対岸のウルネスに到着。プラムやベリーの畑を横目に20分強、丘の上へと登っていくと、ウルネスのスターヴ教会に到着。スターヴとは木の太い支柱のこと。ここはノルウェー最古の木造教会で、12世紀に建てられたという(もちろん、その後何度も修繕や改築がなされている)。基礎が石で、その上に木が載っているので腐らなかったという。

中もすべて木製。現在も教会として使われているが、火気厳禁のため、寒くて冬は使われていないという。周りは墓地になっている。墓前に花が植えられていて(生けられ、ではなく)、美しい。そして眼下に広がるはフィヨルド。教会より少し高台に上って、教会とフィヨルドの写真を撮る。「歩き方」に掲載されていたその構図の写真が魅力的だったことが、ここに来たい理由だったのだ。

高台から戻ると教会のカギを締められてしまった。次のガイドが来たらまた開けると言われたが、残念。近くの無人販売所でグースベリー(セイヨウスグリ)入りレモネード(地元産っぽい)を飲んで休んでいると、次のガイドが来た。せっかくなので、もう一度中へ。

その後桟橋に戻り、12時半発フェリーでソルヴォーンに戻る。フェリー乗り場近くのホテルへ行くも、食事はない(コーヒーのみ)と言われ、代わりに食堂(兼雑貨屋)を教えてもらい、そこで昼食。ここでも北欧風オープンサンドイッチ「スモーブロー」。スモークサーモンが美味しい。なぜかブドウがついていて、これまたおいしい。コーヒーもおいしい。そして足のあちこちが痛い。

12時50分頃発のミニバスでGaldenへ。そして14時頃発のSogndal行きのバスで20分弱でSogndalに戻る。荷物を取って、14時35分発のNX450番ベルゲン行きバスに乗車。15時頃にManuhellerからバスごとフェリーへ。またもフィヨルドを渡る。もうフィヨルドというだけでは驚かない。10分弱でFodnesに上陸。「24.5㎞」と表示のある世界最長の道路トンネル、ラルダール・トンネルを抜ける。途中、ところどころで青白く明るく照明された空間が。長すぎるのでドライバーの疲労軽減(一度トンネルを抜けたと錯覚させる、止まって休憩も可能)のための施設らしい。

トンネルを抜けるとソグネ・フィヨルドの支流、アウルラン・フィヨルド沿いのアウルランの街。この辺りのフィヨルドの眺めは素晴らしく、明日、ここをフェリーで通過予定なので期待が高まる。バスはフィヨルド沿いを進み、絶景を堪能。

16時20分頃、フロムに到着。駅前の荷物預けは19時でクローズとのことで使えない。いったん宿に行って荷物を置いてから、17時発のステーガスタイン行きミニバスに乗車。客はほかにもう一人だけ。ミニバスはアウルランまで再びフィヨルド沿いを走った後、山道を登っていく。山道の途中で写真ストップ。ダイナミックなフィヨルドを見下ろし、絶景。さらに道を上り、17時35分のステーガスタインの展望ポイントに到着。崖から張り出すような展望台から、アウルラン・フィヨルドを見下ろす。光の加減で青みがかかって見え、時が停まったかのよう。雄大で美しく、さっきよりさらに絶景。ずっと見ていても飽きない。
Aurland_fjord_from_stegastein_view_
これぞフィヨルド【ステーガスタイン展望ポイントよりアウルラン・フィヨルド】

18時には帰りのミニバスが出発。余韻に浸りながら25分ほどでフロムに戻る。続いては18時40分頃発のフロム鉄道に乗車。絶壁が続くU字谷の中を列車はゆっくりと上ってゆく。素晴らしい景色なのだが、客が多いので自席からなかなか動けず、片側の窓からだけでは景色の全貌がよくつかめない。19時10分頃にはトンネルとトンネルの間に一時停車。ショースの滝が目の前に。水量がすごい。そして19時35分に終着のミュルダールに到着。

そのまま、フロム行きの列車で折り返す。時間が遅く、空いているので、右に左に動き回って車窓を眺め、撮る。走っている谷の様子をつかみやすい。残念ながらもう薄暗くなってきて、しかも雨が降り、写真はうまく撮れないが。20時40分頃にフロム駅に到着。駅前で夕食。ベルゲン風干し鱈スープ。量は少なかったが、鱈はうまかった。

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2017年9月 9日 (土)

ノルウェー旅行(3)ガイランゲル・フィヨルド(バス、ガイランゲル、フェリー)

8月20日
物音ひとつしない静かな町の朝。民泊で朝食券をもらい、近くのホテルへ。スモークサーモンとコーヒーが美味しい。

8時20分頃初の220番ガイランゲル行きバスに。今日も雨。暖房が入っている。バスはU字谷の中を進んでいく。急峻な崖に霧が立ち上がっていく姿は少し神々しい。崖の上のほうは垂直に近いが、下のほうは緩やかな斜面になっている。斜面の上のほうは草が、下のほうには木が生えている。そして谷底には川が流れる。崖の上には雪も。

バスは崖をつづら折りに上っていく。時折、滝も見かける。つづら折りなので、何度も同じ滝を渡る。

8時55分、トロールスティンゲン(トロールの梯子段という意味)に到着。ここで25分間の休憩。滝が落ちるあたりに遊歩道が整備され、滝と周囲の山々の景色が楽しめる。というはずなのだが、ガスがかかっていてよく見えない。それに雨。切り立った岩山に合わせて直線的な造形の北欧デザインのビジターセンターがかっこいい。

休憩が終わり、バスはさらに上る。森林限界を超えたのか、樹木が一切なくなった。地面には岩がごろごろ転がっている。氷河がU字谷を形成した際の落とし物だろうか。川、滝、池と水の景色が多彩に展開。キャンピングカーをよく見かけるが、この景色はアウトドア趣味を刺激するのだろう。うつらうつらしている間に山を下りたらしく、10時ごろフィヨルドに面したValidarというところに到着。同時に小さなフェリーも到着。ここからバスごとフェリーに乗り込む。

フィヨルドの海峡を渡って、10時半過ぎにEidsdalに到着し、再び山道を行く。正面から羊の群れがやってきたが、羊のほうから崖のほうへとよけていく。慣れているのだろうか。10時55分頃イーグル・ロードと呼ばれる地点で5分間休憩。崖からガイランゲル・フィヨルドと、正面奥にガイランゲルの街を見下ろす。息をのむ絶景。でも5分だけ。予定では10分休憩のはずだったのだが。
Geiranger_fjord_from_eagle_road
5分の絶景【イーグル・ロード(ガイランゲル・フィヨルド)】

11時15分頃、ガイランゲルに到着。店の前の雨に濡れた歩道の斜面で足をゆっくり滑らせ、スローモーションで尻餅をつく。我ながら漫画のようだ。ツーリスト・インフォメーションで荷物を預け、レインコートを上下着込み、ハイキングへ。といっても、車道をひたすら上るだけ。といっても、雨の中、坂道を上り続けるのは結構きつく、汗びっしょりに。途中、何度も滝を見かけ、またフィヨルドも時折見える。1時間15分上り続け、フリーダールスユーベットという展望台へ。疲れたが、そして霧がかかっていたが、ガイランゲル・フィヨルドを見下ろすいい景色。霧も晴れてきた。展望台は上下二つに分かれており、まずは上側、続いて下側へ。崖に囲まれた海の景色に加えて、そこに落ち込んでいく絶壁も見事。

25分ほど滞在した後に出発。5分ほど歩いたところにあるホテルで昼食。サンドイッチを頼んだら、スモークサーモンやら野菜やらが載った皿が出てきた。パンに自分で挟むのかと待っているが一向に出てこない。スタッフも消えた。どうしたものかととりあえずサーモンを食べてみると――下にパンがあった。パンが見えないほど具が載っていたのだ。これが「スモーブロー」(オープンサンドイッチ)というやつか。

14時ごろ出発。往きは雨の中上るだけで必死だったが、帰りは景色を楽しむ余裕が。基本的には同じガイランゲル・フィヨルドの眺めを、少しずつ高度を下げながら見るだけだが、やはり何度見ても良い。つづら折りの坂道を車が走るさまも、模型を見ているようで楽しい。

40分ほどでノルウェー・フィヨルド・センターに到着。しかし見学している余裕がないので、ちょっとだけのぞいてすぐ外へ。そこから滝というか急流沿いに整備された遊歩道「ウォーターフォール・ウォーク」を歩く。すさまじい水量。そして15時10分、ガイランゲル中心部に戻る。

インフォメーションで荷物をピックアップして、15時半発のヘレシルト行きのフェリーに乗船。寒いし、冷たいし、足が疲れるし、荷物が重いし、疲れたので室内で座りたかったが、ここで景色を見ないわけにはいかない。小雨降る中、デッキに立って、ガイランゲル・フィヨルドを進む景色を。

有名な七姉妹の滝は繊細に、その対岸の崖にある名も知れぬ滝は豪快に。デッキに建っていると滝の音が聞こえてくるのでよい。船が進むにつれて、フィヨルドの入り組んだ崖が見え隠れするのもよい。しかし雨が降り続けているので、写真を撮り、レンズに着いた水滴を拭き、また撮って拭いて、の繰り返し。

16時半、ヘレシルトに到着。湖畔のようだがここは海。バス停はフェリー乗り場から離れているよう。乗り場の係員に尋ねたが「あっちの方、よく知らないけど」と頼りない返事。が、それでわかるくらい、小さな町、というか集落。港(というかフェリー乗り場)と集落の中心部の間には河口があるが、海に落ちる部分が滝になって轟音を轟かせている。

橋を渡って集落へ向かうとほどなくバス停が見つかる。それを確認後、唯一開いている食堂兼雑貨屋みたいなところへ。アップルパイのアイスクリーム添え(メニューにデザート系は3つあったが、すべてアイスクリーム付き)とセルフサービスのコーヒー。そしてトレッキングとフェリーで立ちっぱなしで足が疲れている。これから路線バスを乗り継いで5時間の旅というのに。

17時半頃、250番ストリーン行きバスに乗車。この後もそうだが、村々をめぐるローカルバスには必ず荷物入れを車体下に装備し、支払いはクレジットカードの使用が可能(一度だけ例外あり)。次のバス停名が車内に表示され、わかりやすい。車窓には川がよく見える。この国は水力発電大国でもあったことを思い出す。割とテスラや日産リーフを見かけるが、関係あるのかもしれない。車窓では牛や羊もよくみる。

18時20分頃、ストリーンに到着。バスターミナルおよびその周りに店など一切なし。18時半過ぎのByrkjelo Sundane行きバスに乗車。薄暗くまたガスがかかり、よくわからないが、美しいフィヨルド沿いを走っている模様。そして乗客が他に誰もいない。始発なのにドライバーが遅れてやってきたのはそのせいか。

19時45分頃、Byrkjeloに到着。バス停がぽつんと。降りるとき、ドライバーに「Sogndal(ソグンダール、ドライバーの発音は「ゾーンダル」に聞こえた)に行くのか?」と聞かれる。そうだと言うと「じゃあ、1時間後にはここに戻ってこい」という。この辺に食堂かスーパーはないかと聞くと、ガソリンスタンドがあるとのこと。耳寄りな情報。

5分ほど歩くと、ガソリンスタンドが。というか他に開いている店がない。助かった。そこにファーストフードと雑貨屋が併設されている。フィッシュ&チップスを注文。フィッシュとチップスとサラダで必要十分な量と旨さ。しかしこれで109NOK(約1500円)なのだから参ってしまう。

20時55分頃、Sogndal・Føldeと表示されたバスに乗車。20分でSkeiに到着。Sogndalに直通はしないようで、ここでバスを乗り換えろと言われる。そして21時半発のNX170番オスロ行き長距離バスに乗車。トイレも付く豪華仕様。そして50分でSogndalに到着。道に迷い、地図アプリを使って何とか宿へ。やれやれ、長い一日だった。

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2017年8月21日 (月)

重要伝統的建造物群保存地区(6)南砺市相倉

岐阜県白川村荻町、富山県五箇山菅沼とともに「白川郷・五箇山の合掌造り集落」として世界遺産に登録されている五箇山の相倉集落。なお、3か所とも伝建地区。
Ainokura_in_gokayama
相倉集落【五箇山】

あまり大きな家屋はなく、「合掌造り」という特殊な建物が並ぶというよりも、昔ながらの里山の雰囲気がそのまま残っている、といった風情。集落内には小さな田畑もそこかしこに。

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