2009年8月 8日 (土)

踊る人(12)ミタイ・マオリ村(ロトルア)

ニュージーランドという国は遊びを見いだすことに天才的な人がたくさんいる国なのではないかと旅行中、何度も思った。美しい山と美しい海があるだけの平凡な島国なのに、行ってみると、何気ないものから楽しさや面白さを見いだして、立派な観光資源に仕立てている。バンジージャンプがこの国で初めて観光化されたのはその象徴と言えるだろう。

そういう国なので、マオリの踊りを見せてくれるショーも凝っている。オープニングは敷地内に流れる小川を踊り手が歌いながらカヌーで登場。別に大したことはないのだが、それだけで盛り上がるというもの。食事もただ出てくるのではない。地面に掘った穴に入れた焼け石でつくる「ハンギ料理」が振る舞われるのだが、ちゃんと調理中の場所に連れて行かれ、その作り方の一部をみせてくれる。この辺の演出が何ともお上手。

ダンスはいろいろ見せてくれるが、クライマックスはもちろん、ラグビーのナショナル・チーム「オール・ブラックス」が試合前に踊ることで有名になった「ハカ」。本来は男の踊りらしいが、ショーでは最後なので女の踊り手も含め全員で演じていた。特に女性のリーダー格の目力は他のどの男の踊り手よりも強烈で、迫力に満ちていたHaka_at_mitai_maori_village_rotorua
男も女もハカ

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2009年7月22日 (水)

踊る人(8)ラパ・ヌイ(イースター島)のポリネシアン・ダンス

ポリネシアとは、ハワイ、ニュージーランド、そしてイースター島を結ぶ三角形の範囲内のことを言うらしい。というわけで、イースター島でのダンス・ショーもポリネシアン・ダンスという位置づけになる。

行ったのはアリキ・ヌイというレストラン。食事をしているとステージ前に用意されている椅子に物を置いて席取りをする人々がぼちぼち現れ始めたので、こちらも食事をとっとと済ませ、最前列の席を確保。

ショーの名前は"MATATO'A"。と思ったら、後で調べるとこれはバンドの名前だったらしい。いずれにしてもエレキギターやらアコギやらドラムセットやらが並び、あまり伝統文化を売りにするタイプではないらしい。

ショーは22時過ぎから1時間強。ダンサー達はポリネシアンな身なりをしているが、踊り自体がポリネシアンなものかどうかはよく分からない。ただ、女性ダンサーの優美な動きも、男性ダンサーの激しい動きも、いずれも身体能力の高さを感じさせるもので、それだけで見応えがある。これだけ動けるのなら、伝統的なダンスだけでは飽き足らなくなるのかもしれないとも思えた。
Polynesian_dance_show_in_easter_isl
露出度も高め

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2009年7月14日 (火)

踊る人(7)アボリジニ・ダンス・ショー(ケアンズ)

ケアンズ近郊の「ジャプカイ・アボリジニ・カルチャー・パーク」では、オーストラリアの先住民、「アボリジニ」のダンスなどを見ることができるディナー・ショー、「ジャプカイ・バイ・ナイト」を開催している。旅行者がアボリジニの伝統文化に触れられる機会はなかなかない。ということで、ホテルで予約。

ショーは、室内→屋外(キャンプファイヤー前)→ディナー会場前の舞台、と会場を移して展開する。木管など楽器は興味深いし、狩りの際の動物に扮した踊り(?)なども面白い。しかし、ここは観光都市、ケアンズ。ショーの内容があまりに商業的すぎる。火起こしを観客にやらせて盛り上げるぐらいはまだいいが、最後にはギター片手になぜかウエスタン調の歌を始めたのには参った。

全体的には、アボリジニの若者達がまちおこしのために奮闘している、という風情。それはそれで否定する気はないし、2時間以上のショーを飽きずに見ることもできたのも事実で、素人の観光客相手にショーアップした演出で楽しませること自体は必要なことなのだろう。が、この物足りなさはなんだろう。アボリジニの文化を、単なる「ネタ」として使っているだけで、なんというかリスペクトに欠けている、という印象を拭えなかったのだった。
Tjapukai_by_night_in_cairns
動物の動きを模した動き(踊り?)【ジャプカイ・バイ・ナイト(ケアンズ)】

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2009年6月21日 (日)

躍る人(1)ファイヤー・ダンス(ホノルル)

旅行先ではその土地の伝統の民俗舞踊などがショーとして開催されていることが多い。安直ではあるが、それなりに面白いのも事実。そこでこれまで見聞きした民俗舞踊等について。

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ハワイの踊りと言えばフラ(フラダンス)。優雅でたゆたうようなその踊りは魅力的だが、素人からすれば、それだけ1~2時間見続けるほど面白いものではないのも事実。

しかし、ハワイはエンターテイメント大国・アメリカ。ダンス・ショーは伝統的な踊りを見せるだけでは終わらない(そういうまじめなショーもあるのかもしれないが)。見に行ったショーでは、ちゃんと飽きさせないよう、エルビス・プレスリーの物まねが登場したりして、いろいろ盛り上げる。

そして、(たしか)クライマックスは、火の着いた棒を振り回す、アクロバティックなファイヤーダンス。伝統的なものとはあまり思えなかったが、これが一番迫力があって、見応えがあった。
Fire_dance_in_honolulu
迫力のファイヤー・ダンス

後で調べてみると、このショーは「ハワイアン・ショー」ではなく、「ポリネシアン・ショー」という位置づけで、ファイヤー・ダンスはサモアのものらしい。一応、テーマを決めているが何でもありでとにかく盛り上げるという意味では、大変アメリカンなショーと言えるのかもしれない。

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2009年6月13日 (土)

空からの眺め(8)セスナ機からタスマン氷河(ニュージーランド)

ニュージーランドのアオラキ(マウント・クック)では、セスナ機による遊覧飛行が行われている。出発地となるアオラキ・マウント・クック空港は、アオラキのビレッジから車で5~10分ほどの道沿いにある小さな空港。

アオラキの村自体が氷河が削ってできた巨大なU字谷の中にあるが、セスナはその谷を上流に向かって飛んでいく。最初は茶色い地面を川が流れているが、やがて景色は雪景色となり、谷には氷河が。
Tasman_glacier
タスマン氷河

そしてセスナは氷河の上に着陸する。車輪の前にスキー状の板が張り出すようになって、これで離着陸する。氷河から見える景色は、空と岩と氷(雪)だけ。静寂な世界が広がる。
Mount_cook_ski_planes
セスナの車輪とスキー(マウント・クック・スキープレーンズ)

ここからどうやって帰るのかと心配になるが、斜面を降りるようにして氷河を滑走路代わりに無事、離陸。帰りも眼下の氷河と谷、そして鋭角にそびえ立つ雪山の連なりを堪能した。

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2009年6月 8日 (月)

空からの眺め(7)熱気球からマリーバ(オーストラリア)

ケアンズを未明に出発し、近郊のまち「マリーバ」へ。熱気球に搭乗するためである。熱気球はそれ自体、アトラクションとして面白い。最初、地面に横たわっていた巨大な布きれが、バーナーで火をつけて、暖めた空気を入れるとどんどん膨らんでいき、そしてそれがゆっくりと浮かんでいく。不思議なもの。
Baloon_in_mareeba_2
そろそろ飛び立てる

気球は夜明け直前に飛び立つ。そのため、景色は朝焼けと朝霧。どうということもない草原だが、それが朝霧というか朝もやに包まれているだけで、幻想的に美しかった。
Mareeba_from_baloon
朝もやのメリーバ

降りる直前には地上を跳ねるカンガルーがみれたし、降りた後に客も一緒になって気球を片付ける(=折りたたむ)のも面白かった。もっとも165豪ドル(約14,000円)もかかり、リーズナブルかどうかは疑問が残るところ。

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2009年5月 5日 (火)

空からの眺め(6)ヘリコプターからグレート・バリア・リーフ(オーストラリア)

午前中にダーウィンからケアンズに移動して、午後はグレート・バリア・リーフという慌ただしい旅程にしてしまったので、大珊瑚礁は行きはヘリコプター、帰りは船というツアーに参加することにした。移動時間を短縮できるだけではなく、空からも海からも眺められると思ったためである。
Helicopter_for_great_barrier_reef
このヘリコプターで行く

ヘリポートは海岸沿いにある。飛び立ってしばらくはケアンズの森と乳白色の海の眺め。ほどなく、海の色が乳白色から濃い青にはっきりと変わる。明確に境界線が見える。不思議。ブラジルのソリモンエスの奇観のようだ。Cairns
青と青がつくり出す線

さらに進むと美しいグレート・バリア・リーフがみえてくる。25分弱の短い旅だったが、楽しめた。

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2009年5月 2日 (土)

空からの眺め(5)セスナ機からバングルバングル(オーストラリア)

黒とオレンジの縞々模様の岩山群が特徴的な「バングルバングル」(パヌルル国立公園)。陸路で移動するとえらく時間がかかるので、往復共にカナナラからセスナ機で移動。必然的に行きも帰りも空からの眺めを楽しめる。
Cessna_in_purnululu_national_park
国立公園内の飛行場(舗装もされていないが)

おそらく往路と復路は別のルートを飛ぶ。そしてバングルバングルはじめ、湖、河、河岸段丘、岩山、それに畑や鉱山までバラエティに富んだ景色が展開されて、飽きない。

なかでもバングルバングルの不思議な造形はやはり忘れがたい。地上から間近に見る姿もよいが、こうして大空から俯瞰できるというのは格別のものがある。
Bungle_bungle
バングルバングル(パヌルル国立公園)

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2009年4月27日 (月)

空からの眺め(4)ヘリコプターからウルル(オーストラリア)

巨大な一枚岩、ウルル(エアーズ・ロック)。朝焼けに照らされる姿をみて、登山して、山裾を歩き、さらに夕焼けに照らされる姿も見て、と様々な時間と場所から見たが、その間にヘリコプターで空からもその姿を眺めた。
Helicopter_for_uluru
ウルル上空を行くヘリコプター

ウルル、そしてカタジュタ(マウント・オルガス)は上空から見ると地上から見るのとは異なる姿を見せてくれる。ウルルはなるほど一枚岩かと思える。そしてこうした岩山だけでなく、地平線まで延々と広がる赤土の大地とそこにポツポツと群生している植物も、また得難い眺めであった。
Uluru_from_helicopter
空から見るウルル

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2008年10月11日 (土)

ニュージーランド旅行(8)実用情報

先進国のニュージーランドは、ガイドブックとインターネットがあれば大抵の情報は事前に得られる(URLも社名等で検索すれば難なく分かる)。ということで、下記はご参考まで。なお、実際は予定時刻よりも早めに出発してしまうことがほとんど。

■ロトルア
○空港→市内
タクシーで15分弱。約30ドル(約2200円)。
タクシーは一台しか待っていなかった(多分)。早めの確保が無難。

○ロトルア市内→ワイオタプ・サーマル・ワンダーランド
13時発のDave's Shuttle Busを利用。20分強で「泥の池」に到着。5分ほど見学して、ワイオタプ・サーマル・ワンダーランドのビジターセンターに着くのは13時半頃。帰りは15時発。本来はそれからロトルア市内に戻るだけのバスだが、途中で降ろしてもらったテ・プイアまでは所要35分だった。
料金は、ロトルア市内からの往復と、ワイオタプ・サーマル・ワンダーランドの入場料がセットで50ドル(約3600円)。案内所で購入。

○テ・プイア→ロトルア市内
徒歩(最初はちんたら、途中から早歩き)で50分ほど。

■ワイトモ
○ロトルア→「Black Water Rafting Cafe」(ワイトモ・ケーブ近く)
ロトルア8時50分発のバス(Great Sight社)で移動。所要2時間。ネット予約で59ドル(約4300円)。

○Black Water Rafting社の「ブラック・ラビリンス・ツアー」
今回の旅行でもっとも楽しかったのがこれ。タイヤチューブ片手に洞窟を探検する。出発地はワイトモ・ケーブ近くの「Black Water Rafting Cafe」。
12時発のツアーに参加し、ツアー終了時刻は14時半ぐらい。料金は同社ウェブサイトで事前予約すると85.5ドル(約6200円)。
ツアー終了後、上記のカフェでトマトスープとベーグルを食べられる(追加料金なし)。なお、ここからワイトモ・ケーブ入口までは車で3分ほどで、同社の車に送ってもらった。

○ワイトモ→オークランド
ワイトモ・ケーブから車で8分の「The Big Apple」(カフェ兼土産屋みたいなところ)から乗車。所要約3時間。ネット予約で22ドル(約1600円)
17時発のバス(InterCity Coachlines社)だったが、30分以上遅れてきた。今回の旅行で、バス等が遅れてきたのはこの時のみ。

■クイーンズタウン
○空港→市内
路線バスがあるはずだが、見つからなかった。利用したのはKiwi Shuttlesというミニバスで、目的地(ホテル等)まで連れて行ってくれる。料金は10ドル(約700円)、所要15分弱。

○ジェットボート
Shotover Jet社のツアーに参加。現地の観光案内所手配で109ドル(約8000円)。14時半にクイーンズタウンを出て、戻ってくるのは15時40分。ボートに乗っているのはそのうち30分ぐらいか。

○ミルフォード・サウンドへのツアー
クイーンズタウンの観光案内所手配で175ドル(約13000円)。7時20分にクイーンズタウンの宿を出発し、戻ったのは19時10分。うち、クルーズしているのは13時半~15時20分。
バスはGreat Sights社、船はRed Boat Cruises社だった。

○クイーンズタウン→アオラキ(マウント・クック)
Great Sights社のバス。クイーンズタウンの観光案内所手配で56ドル(約4100円)。ただし、これはキャンセルできないチケット。
8時に宿を出発し、14時頃に到着。出発も帰着も、ともに宿まで直接送迎してくれる。また、日本人添乗員付きで、途中、プカキ湖で写真ストップする。

■アオラキ(マウント・クック)
○スキープレーンのツアー
Mount Cook Ski Planes社。前述のクイーンズタウン・アオラキ間のバスで手配。といっても、同乗の日本人添乗員が携帯電話でツアー会社に空きがあるかを確認するだけだが。空港で支払いで340ドル(約25000円)。13時10分発で、ツアー時間は45分ほど。氷河上空を飛び、氷河に着陸する。

○アオラキ→クライストチャーチ
Great Sights社のバス。アオラキのハーミテージ・ホテル内のカウンターで手配して111ドル(約8000円)。日本人添乗員つき。通常はヘッドホンを渡され、日本語の説明を聞くのだが(車内のスピーカーからはドライバーによる英語の解説が流れる)、ヘッドホンの調子が悪かったのと、他に日本人観光客はいなかったので(日本人の乗客はいたが、現地在住の人だった?)、隣に座っていろいろ説明してくれた。クライストチャーチでは宿まで送ってくれる。途中、プカキ湖とテカポで写真ストップする。
Lake_pukaki_peters_lookout
何とも言えないプカキ湖の湖面の色【アオラキ近くのピーターズ・ルックアウト】

■クライストチャーチ
○クライストチャーチ→カイコウラ
7時発の列車「Tranz Coastal号」をネット予約、60ドル(約4200円)。駅は市内から離れており、タクシーで15分弱、14.4ドル(約1000円)。カイコウラには9:54着の予定だが、実際にはその7分ぐらい前に到着。

○ホエール・ウォッチング・ツアー
Whale Watch Kaikoura社。ネット予約で130ドル(約9200円)。カイコウラ駅から出発。10時半発のツアーだが、それはあくまで受付へのチェックインの時間。実際のツアースタートは11時で戻りは13時40分。洋上にいるのは2時間ほど。

○カイコウラ→クライストチャーチ
カイコウラの観光案内所で予約したサザンリンクKバスのミニバスが25ドル(1800円)。観光案内所にはクライストチャーチまでの各社のバス・鉄道の時刻表(全部あわせて10本もないが)が一覧できるように掲載されていて、わかりやすい。15時10分発で、途中休憩なしでクライストチャーチの大聖堂近くに17時半に到着。

○ホテル「Hotel So」
市内中心部のManchester St.とCashel St.の交差点にあるホテル。一階はバー兼カフェで、無料のインターネットPCも設置。部屋は窓がなく狭いが、シンプルだが凝ったデザインで機能的で清潔。入ると青いライトが点いているので雰囲気は怪しいが。宿のサイトから予約して一泊69ドル(4900円)。

なお、バックパッカー向けのミニバスを除く長距離バスについては、Newmans Coach Lines社またはInterCity Coachlines社のサイトから予約できるが、どちらもシステムは同じなようで、どちらのサイトからでも両社及びGreat Sights社のバスを予約できた。ちなみに、バスの料金はいろいろ種類がある模様なので、上記はあくまでご参考程度に。

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