2008年12月25日 (木)

空港連絡鉄道(1)レオナルド・エクスプレス(ローマ)

空港から街へ移動するのは面倒なものだが、最近は鉄道で簡単・確実に移動できるところも増えてきた。そんな空港連絡鉄道についてご紹介。

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イタリアの首都、ローマのフィウミチーノ空港からローマ市内のテルミニ駅までは、「レオナルド・エクスプレス」と呼ばれるノン・ストップの列車が走る(同空港の正式名称が「レオナルド・ダ・ビンチ空港」のため、この名が付いていると思われる)。ただし、空港駅からはそれ以外の列車(各駅停車?)も走っているっぽかった。

1997年に乗ったときの料金は13,000リラ(約980円)。所要時間は30分程度ということになっていたが、ドアが閉まってから実際に動き出すまでなぜか3分ほどじっと待っていたり、線路上で突然止まってしばらく動かなることもあり、40分ほどかかったときもあった。

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レオナルド・エクスプレス(右側)【ローマ・テルミニ駅】

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2008年8月 9日 (土)

世界の夕焼け(21)イタリア ヴェネツィア

水の都・ヴェネツィアは、美しい夕焼けスポットが多いまち。トルコ・イタリア旅行(17)ヴェネツィアに載せた、水面に映える夕陽も美しいが、夕陽に照らされた街並みもまた、美しい。

とはいえ、迷路な都・ヴェネツィアの旅歩きは、路頭に迷う旅。散々迷っては、美しい景色に出逢い、また迷い、の繰り返し。喜怒哀楽が激しい街とでも言えようか。
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スキャヴォーニ通りの夕方【ヴェネツィア】

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2008年6月 9日 (月)

旅の飲み物(3')イタリアのエスプレッソ<改>

今までの旅行でもっとも「はまった」のが、イタリアのエスプレッソである。

うまい、早い、安いの三拍子が揃っている。そして何より素晴らしいのが、どこで飲んでも大抵はうまい、ということである。駅や空港の構内で、ローカルなも のや名物を飲み食いすると、大して美味しくなかったり、地元っぽくなかったりしてガッカリすることがままあるのだが、イタリアではたとえ駅や空港でもエス プレッソはうまい。

スペイン旅行(7)アランフェス、マドリッドに も書いたが、スペイン旅行の帰り道、トランジットでローマ空港に行ったときのこと。スペインではあまりいいことがなかったので、スペインの腹いせをイタリ アで解消しようと思い、1ユーロ・コインを握りしめ、空港内のBarに向かった。そこで飲んだエスプレッソは、期待に違わず美味かった。スペインでもエス プレッソは何杯も飲んだが、なぜこんなに味が違うのか。

2度目のイタリア旅行でも、エスプレッソは毎日数回飲んだ。器が熱いことが多く、それがうまいと感じる一因かもしれない。惜しむらくは、量がわずかで、二口か三口で飲み終わってしまうこと。かといってドッピオにしてたくさん飲むと、なんだか違う飲み物のような気がしてくる。イタリアのバールは立ち席と座席とで値段が違うが、それはイタリア人は座るとしゃべりまくって長居するからだけではなく、立ち席だと一瞬のうちに客が立ち去るからなのかもしれない。・・・立ち席でしゃべり続けている客もいるが。

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チェイサーよろしく、冷水を一緒に出してくれる店も多い【カゼルタ】

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2008年5月30日 (金)

マルタ・イタリア旅行(6)実用情報・南イタリア編

今回使ったガイドブックは「南イタリアとマルタ」という、今回の旅行にまさにうってつけのタイトルだったが、痒いところに手が届かない内容であるうえ、脈絡なく掲載されている欄外の読者投稿欄に重要な情報が結構載っている(探すのに苦労する)ので、非常に使い勝手が悪かった。それはさておき、ガイドブック非掲載の情報を中心に、交通関係等の情報を。なお、価格・時間等は今回の旅行で利用の実績。

■プーリア州
○バーリ空港→バーリ市内間
16番のバスで所要20~30分(ただし夜)、1.5ユーロ。このほかにガイドブック掲載の5ユーロのバス(リムジンバス?)が走っている模様。

○バーリ・アルベロベッロ間
私鉄のSud-Est線を利用。詳しい時刻はウェブサイト(www.fseonline.it、ガイドブック掲載のURLは間違い)で調べられる。その通り走っているかどうかは不明だが。往復8ユーロ(バーリ駅で往復購入可能)。所要1時間半~2時間。

■バーリ→カゼルタ
イタリア鉄道のウェブサイト(www.ferroviedellostato.it)で列車時刻を検索可能。駅設置のタッチパネル式の自動販売機も英語表示可能なので、これで調べてそのまま予約・発券することもできる(クレジットカード利用可能)。今回はエウロスター・イタリア(特急列車)の席予約料込みで32ユーロ、所要3時間強。

■ナポリ及びその近郊
○ナポリ・カゼルタ間
鉄道はイタリア鉄道とメトロ・カンパニアNord-Est社(あるいはメトロ・カンパニア社のNord-Est線か)が運行。ただし、駅は共用だし、切符もカンパニア州内の公共交通は共通して使えるウニコ・カンパニアを使うので同じ(イタリア鉄道の切符売り場では買えないので注意、前述の自動販売機でも列車の時刻は調べられるが、切符は買えない)。ウニコ・カンパニアは時間券(例えば160分間有効の券)でタバッキ(タバコ屋、キオスク)で買える。値段は売ってくれる切符の時間が少しずつ店員によって(?)違うが、160分券なら2.9ユーロ。なおこの切符でナポリ市内のバスや地下鉄、ケーブルカー等も(その時間内なら)乗車可能。
なお、午前7時半から1時間にナポリからカゼルタへは8本も走っているのに、正午前後はカゼルタからナポリに向かう列車は2時間ほどなかったりするので注意。
バスも運行。カゼルタからは駅前広場(駅を出て左に少し歩いたところにあるターミナルとは別)発着の模様。

○ナポリ→カプリ島
カプリ島への高速船が発着するベヴェレッロ港だが、今回利用したSNAV社他数社の乗り場があるのはベヴェレッロ埠頭の南側にあるので注意。所要40分強、17ユーロ。

○アナカプリのバス停
カプリ島の港(マリーナ・グランデ)からアナカプリまでのバスは、「アナカプリまで」というと、ヴィットリア広場近くの路上で降ろされてしまった。アナカプリから青の洞窟までのバスはここは通らないので注意。青の洞窟行きのバスは広場から道なりにさらに進んで左手にある小さなバスターミナルから発着する。ちなみに、カプリ島内のバスには一日券も有るはずだが、バス車内でもタバッキでも売っている所は見つからなかったので、毎回1回券(1.4ユーロ)を購入。
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カプリ島内のバスはちっちゃい【アナカプリ】

○アナカプリ・青の洞窟間
バス車内の時刻表を見ると午前中は30分おき、午後は1時間~30分おきにバスが運行している。ただし、時刻表では午前中はアナカプリ発毎時0分・30分のはずだが、実際にはその丁度中間の8時45分頃に出発したので、適当っぽい。

○カプリ島→ソレント
フェリーで所要20分強、14.5ユーロ。

○ソレント→ポンペイ
ヴェスヴィオ周遊鉄道で所要30分ぐらいだったはず(寝過ごしたので詳細不明)。ウニコ・カンパニアの100分券(1.9ユーロ)利用。

○ナポリ中央駅→サンテルモ城、サン・マルティーノ美術館
地下鉄2線でモンテサント駅に行き、地上に上がってケーブルカー(フニコラーレ)のモンテサント線に乗り換えて終点まで乗り、そこから歩くのが一番簡単だと思われる(バスはバス停を探したり、降りる場所がどこかがわかりにくいので)。乗り換え時間等も含めて30分ぐらいで移動可能。

■ナポリ→パレルモ
イタリア鉄道の夜行急行を利用。ナポリ中央駅22時10分発、パレルモ中央駅翌朝8時10分着。事前のネット予約の「AMICA」(早割みたいなもの)で、26.2ユーロ。予約はイタリア鉄道のウェブサイト(www.ferroviedellostato.it)で。予約の仕方はhttp://www.amoitalia.com/italia/trenitalia.htmlが参考になる。

■シチリア島
○パレルモのホテル。
「ホテル・イタリア」。中央駅からローマ通りを10分弱進んだところにある二つ星のホテル。1泊シングル、シャワー・トイレ有りで45ユーロだったが、値切って朝食不要にして結局40ユーロ。そこそこ快適。
ちなみにパレルモ中央駅にあるとガイドブックにあったツーリスト・インフォメーションはもぬけの殻だった。

○パレルモ→アグリジェント
イタリア鉄道で1時間10分弱、7.6ユーロ。

○アグリジェント中央駅→神殿の谷
1~3番バスで5分、1ユーロ。中央駅では、駅前広場の正面から発着。

○アグリジェント→カターニア
SAIS社バスで2時間半強、11.6ユーロ。

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2008年5月27日 (火)

マルタ・イタリア旅行(5)アグリジェント、カターニア

5月10日
パレルモ中央駅のバールで朝食。金はまだ払っていないのに、店員が既にもらったと言って聞かないので(英語ができる駅員が通訳してくれたがダメだった)、不本意ながら無銭飲食。そしてイタリア鉄道の列車に乗車。草原の丘陵地帯を走り、車窓を堪能したいところだが、全面ラッピング広告のようなものが施され、窓はすべて虫の目のような穴がたくさん開いているようなもので、景色は満足に見れない。残念。

1時間10分弱でアグリジェント中央駅に到着。荷物を駅ロッカーに預けた後、インフォメーションへ。電話に熱心で仕事には不熱心。駅前からは遠くにターコイズ・ブルーの海がかいま見える。3番バスに乗車。博物館前で降りる予定だったが、予想通り降り過ごす。次の神殿の谷まで行き、降車。入口のトイレは便座も紙もあって素晴らしい。

アグリジェントの遺跡巡り、まずはジュピター神殿へ。己の想像力が試される。ディオスクロイ神殿では転がる石柱の中に復元された神殿が立ち、雰囲気がある。エルコレ神殿は石柱の存在感が素晴らしい。そして保存状態の良いコンコルディア神殿はまさにギリシャ神殿。遠足の子ども達がうざいがでも素晴らしい。一番奥にあるジェノーネ・ラチニア神殿からは、青い地中海とシチリアの荒涼とした丘陵、そして斜面にへばりつくように立つ現代の街を臨むことができ、咲き乱れるミモザの黄色い花を含め、あたり全てが美しい。
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コンコルディア神殿【アグリジェント】

続いて排ガスまみれになりながら20分強歩いて州立考古学博物館へ。ここのトイレも便座も紙もある。中身はずらっと出土品などが展示されているが、それだけ。売りの人像柱は確かにでかい。隣のサン・ニコラ教会には入れず。教会前の小円形劇場の遺跡は見れた。

1番バスで駅に戻り、荷物をピックアップしてバスターミナルへ。しかし目当てのバスが見つからない。違う会社の職員が人が良さそうだったので聞いてみたが、「モメント」と言うばかり。と、二階建てのバスがやってきた。それが待っていたバスだった。せっかくなので二階の最前列に着席。窓は汚いが、眺めはいい。うつらうつらしながらも時々車窓を撮る。

そして2時間半強でカターニアへ。中央駅にあるインフォメーションに行くが閉まっている。仕方なく情報不足のまま429番バスに乗車。しかし最初(?)のバス停で乗り降りがあった後、なぜか折り返し、駅へと戻り(ただし停車はしない)、別の道を進んで行く。意味不明。目的地の大聖堂からどんどん離れていっている感じがしてきたので、よく分からない場所でとりあえず下車。自分どこにいるかを把握するのに時間がかかる。

たまたま円形闘技場の近くだったのでせっかくなので見学。それから歩行者天国になっているエトネア通りをそぞろ歩き。石畳に石造りの建物が並び、ほどよく賑やかで間違ってここに来て良かった。ドゥオーモ広場の像の噴水を見た後、当初の目的地の大聖堂へ。最初はでかいが簡素な内装だと思ったが、よくよく見ると、火山岩(?)を使った柱などが趣深い。ベッリーニの墓は閉鎖中の模様。

その後マルタ行きのフェリー乗り場に向かう。しかしガイドブック掲載の地図が適当なため、港の中の、どうみても貨物エリアの中を迷いまくる。インフォメーションは見つかったが閉まっている。さらに右往左往し、ようやくフェリー会社「ヴィルトゥ・フェリー」の小さな小屋を発見。

一人だけいたおやじに予約メールを印刷したものを見せると、「今日はキャンセルだ。明日夜9時、ポッツァーロから出る」と。ふざけてる。しかし仕方ないので、金を返せと言うと、ここではできない、ポッツァーロへは駅からバスで行け、金が欲しけりゃ月曜日にマルタのオフィスに行けときた。人を馬鹿にするにもほどがある。しばらく声を大にして押し問答したが全く埒が明かない。諦めてとりあえず駅に向かう。

足早に歩きながら代替案を考える。旅行会社がどこにあるかなんて分からないから、とりあえず空港に行ってマルタ行きを探すことにする。その間、腕に刺青を入れた男に腕を掴まれたり(煙草が欲しかったらしいが、持っていないし、例え持っていてもお前にくれてやるたばこは持っていない)、タクシーの客引きに引っかかってみたら白タクだったり(白タクなら乗らないと言うと、俺は正しい運転手だ、嘘だと思うなら駅員に聞いてみろと言って、駅の切符売り場まで連れて行かれて、駅員に「そうだ」と言わせていたが、グルに決まってる)と散々。

駅に着いても今度は空港行きのバス乗り場が見つからない。チケット売り場の係員は早口のイタリア語でまくし立て、「プリモ」(一番)しか聞き取れない。そして一番のバス停は二ヶ所あり、片方には違うバスの番号が、もう片方は表示の紙がくしゃくしゃになっていてよく見えないが、違うもよう。近くのオバチャンに聞くとこれまた早回しなイタリア語(しかも「ノン・イタリアーノ?オー?」などといって確認しながら、さらにべらべらしゃべる)。空港を経由して別の街に行くバスらしきものを見つけたので、その運転手に聞くと、運転台から顔を出して、ご親切に身振りで場所を示してくれたが、そっちに行ってもバス停らしき所はない。

少し離れたバスターミナルに戻ってみたが、長距離用らしく、空港行きの表示がないし、そもそも職員が一人もいない。駅に戻り、外で煙草を吹かしている運転手に尋ねたところ、折よく空港行きバスが登場。ようやくバス(457番)に乗れた。乗ったはいいが渋滞でなかなか進まない。そして30分ほど走ったらなぜか駅前に戻って行く(停車はしない)。訳が分からない。その後15分ほどでようやく空港に到着。ただいま19時50分。港を出てから2時間近くもかかってしまった。

出発案内の画面を見る。アムステルダムやケルンなど欧州諸都市行きばかりで都合良くマルタ行きがあるわけがない。明日に飛んでいる便があればラッキーか。アリタリア航空のカウンターがあったので明日マルタ行きがあるかと聞くと、それなら後ろのカウンターのエアーマルタがあるとのこと。とりあえず助かったと思い、後ろにまわるがエアーマルタなんてない。さらに二つのカウンターに聞いてようやくSACのカウンターに行けと言われる。しかしそこは無人。と、職員が出てきた。帰ってしまいそうな雰囲気だったので、急ぎ呼び止めマルタ行きはあるかと問うと、「(今晩)11時のフライトがある」と。奇跡が起こった。・・・と言うほどのことでもないが、当時の自分にとっては紛れもなくそれは奇跡だった。

フライトは予定より1時間遅れるし、マルタのホテルに電話した際に勧められるがままに依頼した送迎車(ただのタクシーだったが)のドライバーには会うなり「フライトが遅れていて俺は疲れた」と嫌みを言われるし、不愉快なこともあったが文句は言うまい。部屋にたどり着いたのは深夜1時半前と遅くなったが、予定通りマルタに到着。疲れた。

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2008年5月25日 (日)

マルタ・イタリア旅行(4)パレルモ、モンレアーレ

5月9日
寝苦しいながらも睡魔が勝り、多少は眠る。列車が行ったり来たりして、夢うつつの中でもしかしたら…と思って気付けば、もうフェリーの中。列車を降りて甲板に上がってみると夜の海をゆっくり進んでいる。こうして列車ごとフェリーに乗り込んで、シチリア島へ。日が昇ると割と風光明媚な車窓。が、いかんせん窓が汚い。8時40分前にパレルモ中央駅に到着。駅前のローマ通りを歩いて通りすがりのホテルにチェックイン。

早速街へ。早速道を間違え散々苦労してたどり着いたジェズ教会は工事中。近くのバッラロの市場もつまらない。迷宮のような街をさまよい何とかノルマン王宮へ。有名なパラティーナ礼拝堂は工事中で入れないとは知っていたが、他の部屋も入場制限があるらしく、行列ができている。20分強並んでようやく入場。つまらん王宮だが、ルッジェーロ王の間(?)の金のモザイクの天井や壁は良かった。建物の古い部分も面白かった。

バスがなかなか来ないので、諦めて歩き始めたら後ろからバスがやってきて、次のバス停まで走るという馬鹿をやり、104番のバスで移動。プレトーリア広場、マルトラーナ教会、サン・カタルト教会と巡る。昼食後、歩いてカテドラーレへ。外観は素晴らしいが、中はつまらない。有料の部分が昼休み(ガイドブックにはそのような記述は一切なかったが・・・今回はそういうのが多い)なので仕方なく中で待つ。と、パイプオルガンの演奏(というか練習)が。それをBGMにうつらうつらと。贅沢な昼寝。

予想通り待ってまで見るほどのこともなかった有料部分(王墓、宝庫、クリプタ)を見た後、インディペンデンツァ広場前から389番バスに乗車。山を登り、がけの下に街が広がっている、と思ったら、モンレアーレに到着。癒しの空間を形成していた回廊付き中庭を満喫した後、ドゥオモへ。金色のモザイクが天井を覆い、まるでモザイクの洪水。素晴らしい。小さな「十字架の礼拝堂」はウルトラバロック風な大理石装飾の渦。と、パイプオルガンの演奏が始まる。花嫁衣装が見えると思ったら、結婚行進曲が。結婚式が始まったのだった。
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モザイクが素晴らしいモンレアーレのドゥオーモ

その後見晴らし台、聖堂参事会付属教会等を巡り、シチリア特産の菓子「カンノーロ」を食べ、エスプレッソのドッピオを飲み、支払いで若干もめた後(払っていないのにもうもらったと言われた、別にいいのだが)、389番バスでパレルモへ。車内は眠くなる。というか寝た。

パレルモのインディペンデンツァ広場で104番バスに乗りかえ、サンフランシスコダッシジ教会へ。しかし入って2分で「閉館だ」と追い出される。やはりつまらないヴッチリアの市場を通り、夕食は目当ての店が潰れていたので(多分)、ホテル近くの通りすがりの店へ。Swordfishが柔らかくて弾力もあって美味。今回の旅行で(エスプレッソを除いて)初めて心から美味いと思う。白ワインもシチリア産の"Corvo"でよろしい。調子に乗って食後にエスプレッソ。ワインの後のエスプレッソは胃に響く。それもまた、幸せな経験。

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2008年5月23日 (金)

マルタ・イタリア旅行(3)カゼルタ、ナポリ

5月8日
ナポリ中央駅で荷物を預け、カゼルタ行きの列車を探す。イタリア鉄道とメトロ・カンパニア・ノルド・エスト社の列車が混在しているが、どうやら時刻表には両方掲載されている模様。次の発車はメトロ…社の列車でホームは隅っこ。急いでホームへ向かうが、切符に刻印するのを忘れていたことに気付く。しかし刻印の機械が近くにない。探す。見つける。しかし壊れてる!

時間がないので諦めて列車へ向かう。近くにいた職員に行き先を確認したら、切符にパンチをあけてくれた。そして7時半発の列車でカゼルタ駅に8時15分頃到着。そして王宮へ。敷地にたどり着くも入口がどこかわからない。「あっちの階段だ」と素っ気なく教えられ、でかくて豪華で素晴らしい大階段を発見し、テンションも上がって入ろうとすると、まずは切符を買ってこいと追い返される。

階段を下りて売り場に行って、ようやく入場。王宮の敷地内に入ってから宮殿内に入場するまで15分もかかった。王宮内はゴージャスな部屋が多く、なかなかよろしい。といっても25分で終わった。続いて庭園へ。電気バスで移動。だだっ広くて大したことないので、バスの車窓で十分。大滝は水がほとんど枯れている。

王宮を出て駅近くのバールでエスプレッソを一飲み。いまいち。そのせいか、代金を払い忘れる。途中で気付き、慌てて戻る。駅でナポリ行きを調べると、昼は極端に本数が減り、次は1時間40分後。あり得ない。バスで行こうと駅を出て左手のバス乗り場へ。何の表示もないので右往左往。係員らしき人に聞くと、駅前のロータリーを指差してあの青いバスだ、急げと言う(多分)。慌てて走り、何とか間に合う。…切符を買いそびれた。

40分ほどでナポリに到着。スパッカ・ナポリ地区のトリブナーリ通りへ。洗濯物はためく狭い路地を大勢の人とバイクと車が行き交い、素晴らしい。地区内のドゥオモはこれぞイタリアの大教会、内部が素晴らしい。中の洗礼堂も天井のモザイクが素晴らしい。地下にはギリシャ・ローマ・ビザンツ時代の遺跡もある。
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スパッカ・ナポリのトリブナーリ通り

続いてサン・ロレンツォ・マッジョーレ教会へ。お釣りをごまかされる。博物館部分は軽く流して、地下の遺跡へ。街がそのまま残っているような感じ。教会は内装がない。トイレには便座も紙もない。

次に行ったサン・パオロ・マッジョーレ教会は見所であるクリプタがシエスタなのか閉まっていて残念。さらにサンセヴェーロ礼拝堂へ。小さいが豪華。「ベールに包まれた謙譲」像のベールが、石とは思えないリアルな繊細さ。

パンを食べながらスパッカナポリを歩く。途中、立ち飲みバールでエスプレッソを。美味い。これを待っていた。

続いては国立考古学博物館へ。お目当てのアレクサンドロ大王のモザイクは、繊細な技法とダイナミックな描写で素晴らしい。しかし他は閉まっている部屋ばかりのよう。それに足が死ぬほど疲れてきた。

地下鉄2線、ケーブルカー・モンテサント線を乗り継いでヴォメロの丘へ。シエスタの時間なのか、街は静まりかえっている。まずはサンマルティーノ美術館へ。教会も素晴らしいが、目当てはテラスからの眺め。確かに街並みと海とを見下ろせるが、木や工事用の足場が邪魔でいまいち。これを見ても死ねない。美術館はシャビー。続いてサンテルモ城へ。エレベーターで城壁の上に上がると、遮るもののない眺めが。来て良かった。

ケーブルカー・チェントラーレ線で丘を降りる。ウンベルト1世のガッレリア内でスフォリアッテッラ(貝殻型のパイ)を食べる。甘くて美味。そして王宮へ。宮殿内を一通り見学した後、さらに中にある国立図書館へ。パピルスが展示されているとのことだったが、実際に使われている図書館で、かなりお呼びでない雰囲気だったので早々に退散。すると出口が見つからない。結局敷地内を無意味に一周してようやく出口にたどり着く。

もう足が死にそう。プレシビート広場前の重厚なカフェ「カンブリヌス」へ。中で座りたかったが、これまたお呼びでない雰囲気なので、ジェラートを買って広場で一休み。さらにエスプレッソも。これはいまいち。写真を撮ったりしてすぐ飲まないのがいけないのかもしれないと反省。その後は海岸沿いのサンタルチアを歩く。大した景色ではない。

夕食は卵城近くのレストランで。スパゲティはアルデンテといえば聞こえはいいが、かなり硬めで、歯にへばりついてしょうがない。食後、132番のバスで中央駅へ。そして夜行急行列車に乗車。寝台車両も連結されているが、予約した席は6人個室を6人で利用。向かい合わせの椅子で足を十分伸ばせない。背もたれは直角で首も痛くなる。これでパレルモまで10時間の旅。

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2008年5月20日 (火)

マルタ・イタリア旅行(2)カプリ島、ポンペイ、ナポリ

5月7日
R2番のバスで中央駅前のガリバルディ広場からベヴェレッロ港へ向かう。ガイドブックの地図に「SNAV社フェリー発着」とある辺りを目指すが、船は見えるがチケット売り場がない(建物はあるが閉まっている)。どうやらここは遠距離用らしい。他のページの地図をみるとカプリ島行きのフェリーは場所が別のよう。早足で急ぎ、なんとか正しい乗り場とチケット売り場を見つけ、7時10分過ぎ発の高速船に乗船。

40分ほどでカプリ島に到着。満員のミニバスでアナカプリへ。狭い坂道を登っていく。なるほどこれは小さなバスでなければ走れない。時折、眼下に美しい海と島が見える。崖っぷちを走るので、まるで空を飛んでいるかのような気分になる。

20分ほどでアナカプリの広場で降ろされる。少し歩いたところにあるちょっとしたターミナルから別のミニバスに乗り、青の洞窟に9時に到着。崖を降りると、ボートが待ち構えている。崖の下に小さな穴があり、そこが入口。早速中へ。最初は大したことないと思ったが、奥まで進んで入口の方を見ると、確かに青の水面が広がる。美しい。それだけだが。

朝一番で他に誰もいなかったので(そしてチップを約束したので)10分以上中に滞在。その間聞きたくもない若い船頭のカンツォーネなどにつきあう。その後、バスでアナカプリに戻り、さらにバスを乗り継ぎカプリへ。いい感じの路地が続くのでフラフラしてたら道に迷う。

散々右往左往した後、アウグスト公園らしきところへ。白い崖の下にはエメラルドグリーンの海。ファラリオーニの岩島群もフォトジェニック。撮りまくりもいいとこ。
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アウグスト公園から【カプリ】

再び道に迷いまくって何とかケーブルカーの駅へ。港(マリーナ・グランデ)に戻って次は高速船で20分ほどでソレントへ。崖の上の街に上がり、駅へ。そしてヴェスヴィオ周遊鉄道でポンペイへ向かう。テープの車内放送に車内の電光掲示、そして駅名標も見やすく、何となく安心。そしてとても眠い。はっと気付けば降りる予定のポンペイ遺跡駅の次の駅でドアが閉まったところ。寝過ごした。

しかも路線が二股に分かれるところで、折り返しに乗った電車はポンペイ遺跡駅には行かず、遺跡から離れたポンペイ駅しか通らない。最悪。ポンペイ駅到着後、歩いて遺跡を目指すが、遺跡の位置を示す看板の類は一切なし。30分ほどかかって(同駅にもっとも近い入口は閉鎖されていた模様)ようやく遺跡に到着。

ポンペイ遺跡は個々の建物はもちろんだが道、中でも商店街らしき通りがそのまま残っているのが凄い。というか街そのものの遺跡なのでやたら広い。歩き廻っているうちに疲れ過ぎて一歩も動けなくなった。しばらく座って一休み、というのを繰り返しながら何とか遺跡見学を続ける。特にフォロ及びその周辺は建物などがよく残っており、圧巻。フォロの浴場は内部の美しい装飾が素晴らしい。
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今にも古代ローマ人が出てきそうな裏通り【ポンペイ】

結局3時間半ほど遺跡を見学してから、ヴェスヴィオ周遊鉄道でナポリ中央駅に18時50分過ぎに到着。地下鉄2線(地下鉄のはずがイタリア鉄道の車両が登場し、本当にこれが地下鉄かと上へ下への大騒ぎを一人で演じた後、やはりこれが地下鉄との結論に至るまで10分ほど要した)、そしてケーブルカー・モンテサント線を乗り継いでサンマルティーノ美術館前の広場へ。夕暮れのナポリの街並みを見下ろせるが、微妙に海が隠れて見えず、残念。また来て館内に入らなくては。

バスV1番でフーガ広場へ、そして道に迷って(というか目の前に駅の建物にあるのにしばらく気付かなかった)ケーブルカー・チェントラーレ線へ。下りのケーブルカーに乗り、次の駅に停まってしばらく動かないので待っていると、ドアが閉まり、なぜか今度は登り始めた。途中駅を通過する快速(?)に乗っていたらしく、どうやら終点に着いていた模様。馬鹿。終点駅に改めて戻って外に出ると、既に暗い。

夕食はピッツァ・マルゲリータ発祥のピザ屋で。もちろんマルゲリータを注文。一口目は旨いが、その後ずっとチーズとトマトまみれのピザを食べ続けるのは修行に近い。ピザ修行。

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2008年5月18日 (日)

マルタ・イタリア旅行(1)アルベロベッロ

今回のマルタ・イタリア旅行は現地から速報を送りましたが、改めて。

2008年5月5日
成田空港内でマッサージを受けた後、アリタリア航空でローマへ。空港内で水を買い、早速釣りをごまかされそうになる。バールがあるので、エスプレッソを注文。期待通りの美味しさ。そしてアリタリア航空でバーリへ。空港から16番のバスで30分強で中央駅へ。駅の自動販売機で明日の特急の切符を買った後、ホテルへ。

5月6日
6時前にホテルを出て私鉄Sud-Est線のバーリ中央駅へ。切符を買うが、時刻表に載っていない(と思われる)列車が次々と出発してゆく。戸惑っていると、出札の駅員があれに乗れと目で合図してくれた。6時半過ぎの列車に乗車。発車ベルも案内放送もないし、駅名標も見にくい。しかも途中で大量の中高生が乗車して満員状態のため、車内を動き回れない。とてつもなく眠いが、目的地の駅に着いたのかどうかが確認しづらくて不安で眠れやしない。結局、手前の駅で降りそうになったのを見とがめた車掌に正しい駅を教えてもらい、8時半前にアルベロベッロに到着。あいにくの雨。

駅から歩いてまずはリオーネ・モンティ地区へ。着いた頃には雨が上がり、若干日も差してきた。ここは円錐形の屋根を載せた小さな白い家、「トゥルッリ」だらけの地区。特に(中心の広場から見て)一番左側のVia Monte Neroは白い石で舗装され、テーマパークのようでやりすぎと感じるほどだが、フォトジェニックな街並みであるのは間違いない。観光客目当ての土産物屋だらけで、日本語で「こんにちは」と呼び込みがかかる。ある店からは日本人の店員に「絶景ですよ」と声をかけられ、屋上に上らせてもらったが、「絶景」とは言えず。下から見る方がいい。

サンタントニオ教会に行った後、アイア・ピッコラ地区へ。やはりトゥルッリが集積する地区だが、こちらは住宅地で静か。玉すだれのようなものが玄関にかかっている家をよくみかける。同地区入口に近い公園からはさきのリオーネ・モンティ地区を臨むことが出来、良い眺め。地区内のアルベロベッロ管区博物館は大した展示なし。館内にトイレはあったが便座がなかった(そしてこのトイレ事情はイタリア国内にいる間、ずっと続くことになる)。
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アイア・ピッコラ地区のトゥルッリ【アルベロベッロ】

ポポロ広場、カーサ・ダ・アモーレを抜けて、サンティ・メディチ・コズマ・エ・ダーミアーノの聖所記念堂へ行き、その裏手にあるトゥルッロ・ソヴラーノへ。唯一二階建てのトゥルッリという触れ込みだが、金を払って中を見る価値があったかどうかは微妙。

早歩きして10分弱で駅へ。そして12時前発の列車でバーリに13時20分過ぎに到着。急いでホテルへ行って荷物をピックアップし、駅へ戻る。13時40分過ぎ発のイタリア鉄道のエウロスターイタリア(特急)に乗車。ほぼ満席で、昨晩指定券を買っておいて良かった。車内はプロペラ機のような変な回転音がするのが気になる。列車は丘陵地帯をひた走るが、やや遅れて16時50分過ぎにカゼルタに到着。

ガイドブックによるとカゼルタの王宮庭園は18時、王宮内部は19時までで、その1時間前には閉まってしまう可能性がある。しかし駅で荷物預けがなかなか見つからないので、やむを得ず重荷を引きずって早歩きで王宮へ向かう。王宮は駅の目の前にあるのに工事のフェンスに囲まれなかなか近づけない。散々遠回りしてやっと門までたどり着いたと思ったら、入口近くの小屋にいた中年女性にイタリア語で今日はクローズだ、明日また来いと(多分)言われる。

とぼとぼと駅へ戻る。行きと反対側の道を通ったらさらに遠回り。駅でここカンパニア州内の公共交通が3日間利用できる「カンパニア・アルテ・カード」(の州全域版)を購入しようとするが、「ナポリで買え」と言われる。それでは意味がないが仕方ないので、普通の乗車券を構内のたばこ屋で購入(駅の窓口では買えない…不便)。ついでにアリタリアの機内でもおいしかった赤オレンジのジュースを買う。

そしてメトロ・カンパニア・Nord-Est社(?…イタリアの鉄道は上下分離なので、同じ線路の上をいろいろな会社が運行している…ような気がする)の列車でナポリへ。予約していたホテルでチェックイン時に「カンパニア・アルテ・カード」があるかと聞いたら、なぜかただでくれた。もっとも州内全域で使えるものではなく、ナポリとその近郊のみのものだったが。

疲れきっていたので、その後は観光せずに駅前の別のホテルのレストランで夕食。面倒なので定食を頼んだら、メインはチーズのフライ。微妙。眠すぎるのか、空きっ腹のワインが利いたのか、どうも気持ち悪い。うまい料理だったらもったいないところだった(あるいは料理のせいで気持ち悪くなったのか)。デザートはリンゴ丸ごと三個とさらに微妙だった。

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2008年5月 7日 (水)

マルタ・イタリア速報(1)成田→ローマ→バーリ

2008年5月5日
出発前、自宅で下痢。先行き思いやられる。珍しく予定より早く目が覚めた(二度寝しそうになって慌てて起きる夢…というか本当に起きた)ので、予定より1本早い成田エクスプレスで空港へ。

チェックインカウンターでマイレージに関するやや複雑な問い合わせをしたところ、現地で交渉しろとの答弁。典型的なその場しのぎの対応だったので、搭乗口で改めて尋ねると微妙に違う回答。どっちも当てにならない。

空港内でマッサージを受けた後、アリタリア航空でローマへ。到着後、マイルの件を2つの問い合わせ先で尋ねるも、両者ともここでは対応できないとの回答。成田の二人はともに嘘をついていたわけだ。(空港の)日本人は信用ならない。
水を買う。空港なら大丈夫だと思ったが、さにあらず。釣りをごまかされそうになる。更に電器屋では使えないアダプターを買わされそうになる。(空港の)イタリア人は信用ならない。

バールがあるので、エスプレッソを注文。期待通りの美味しさ。ついでにマフィンも。結果としてこれが夕食になる。

アリタリア航空でバーリへ。そして16番のバスで中央駅へ。明日の切符を予約した後、ホテルへ。

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