2月3日
朝起きると雪が降っていた。イスタンブールが雪景色になるとは思わなかった。ビジュアル的には綺麗だが、外へ出て歩くと寒い。特に頭が寒いのに耐えきれず、通りすがりのスポーツ用品店らしきところでニットの帽子を購入。あまりの寒さに値切ることなどすっかり忘れる。
雪が降ったりやんだりする中、ガラタ橋を渡り新市街側へ。レトロなトラム(観光用?)が走る市街を歩き、ケーブルカーの短い地下鉄に乗る。治安の悪い地区だったと後で知る。
その後安ホテルを探して、チェックイン。いきなり停電に見舞われる。昼食をとったレストランでも「雪のせいだ」という(本当かどうか疑わしい)停電が。昼から「スペシャル・ケバーブ」を食べ、満腹に。
廃墟に水がたまっているだけの地下宮殿を見学後、スルタン・アフメット・モスク、通称ブルー・モスクへ。うっすらと雪に覆われた姿も美しいし、シャンデリアや青を基調としたタイルで彩られた内部も美しい。
ブルー・モスク内部【イスタンブール】
近くのベヤズィット・モスクも規模は小さいし地味だが、なかなかのもの。どこかのモスクに入ったときは、丁度祈りの時間だったようだが、不躾に入場した異教徒にパンを振る舞ってくれた。なんか嬉しい。
今日も何度もトルコ人に声をかけられる。なぜかイタリア人に間違われ、面倒くさいのでそういうことにしていると、声かけ役はどこかに消え、イタリア人担当のトルコ人が登場。日本人とばれると、日本人担当のトルコ人にスイッチした。どうやら、外国人観光客に声をかける専門がいて、国が判明するとその担当者につなぐ、というネットワークというか役割分担ができているらしい。
そんななか、日本にも滞在していたという日本語達者なトルコ人が登場。何となく気を許してしまい、夕食も一緒にとる(もちろん割り勘)。実家(?)は絨毯屋ということで連れて行かれるが、絨毯なんか買っても家には置くところがないから、当然購入せず。店で出てきたチャイ(紅茶)だけ頂いて退散。
しかしそれで諦める男ではなかった。今度は明日以降、どこに行くのかと問われ、あれよあれよという間に旅行会社に連れて行かれる。当初はイスタンブールのみ観光し、4日後にはトルコを去る予定だったのだが、ここで「トルコに来てカッパドキアに行かないとはもったいない」、という方向で激しい勧誘が。こっちは一人、相手は複数のトルコ人。みんなでカッパドキアへ行くべきだの大合唱。
断る理由として「4日後にトルコを去るので、カッパドキアに行くと、イスタンブールを見る時間がなくなる」ということも申し述べた。これに対し、旅行会社
の親父は「だったら、航空券の日程を変更すればいい」という。格安航空券なのだから日程の変更など当然不可。しかし、雰囲気に飲まれるとはこういうことを
言うのだ。だったらそれもいいかなとも思い始めた。何より本当はカッパドキアにも行きたかった。
結局、カッパドキアへのツアーを手配することになっていた。こうして人は不要な布団や着物を買うのだ。
トルコ・リラがないのを理由に断ろうともしたのだが、日本円でもいいという。そして、結局100,000トルコリラ(約104円)と現金で日本円21,000円、さらにトラベラーズ・チェック10,000円という、後でとんでもないボッタクリとわかった価格で契約。
激しい怒りが湧き上がるのは、まだ先のことである。
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